伊達政保
表示
伊達 政保(だて まさやす 、1950年(昭和25年) - )は、日本の社会運動・市民運動家。音楽・文化評論家。コラムニスト。
現在は社会運動、市民運動にたずさわりながら、音楽評論、文化評論を中心に、本格的に文筆活動を展開している。
水滸伝研究会会員。日本犯罪社会学会員。首都圏河内音頭推進協議会会員。
経歴
[編集]1973年(昭和48年)に中央大学文学部社会学を卒業。中央大学犯罪科学研究会に所属。在学中、全共闘運動に関わるほか、日本犯罪社会学会に結成より参加。その後、朝倉喬司、平岡正明 、船戸与一、布川徹郎、浴田由紀子らと、楊明雄・戦後補償闘争、ミクロネシア独立闘争などに参画[1]。
ジャズ現場との繋がりで、山下洋輔を会長とする「全日本冷し中華愛好会(全冷中)」に参加。
1980年代に入り、東京都区職員労働組合での活動の傍ら、「ミュージック・マガジン」などに音楽評論を発表し始めるほか、全関東河内音頭振興隊 (隊長・朝倉喬司) を結成し隊員となる。その間、パレスチナ連帯運動でレバノン、シリアなどを訪問。
1984年(昭和59年)に新宿区役所で不当配転に抗議して新宿区長室で切腹、建造物侵入・職務強要・銃刀法違反で10万円の罰金刑を受け、懲戒免職となる[2]。
1998年にBSハイビジョン放送のシリーズ「東京ジャズ・シーン」で、コーディネーターを1年間務める。
「図書新聞」に文化コラム「カルチャー・ オン・ザ・ウェッジ」を24年にわたり連載。
作品
[編集]- 『ドゥ・ザ・レフト・シング』(批評社)1991年
- 『混民族芸術論‐バスタード・オン・ザ・ボーダー』 (ビレッジセンター出版局)1996年
- 『現在につづく昭和40年代激動文化(ラジカルチャ―)』(汎世書房、星雲社) 2012年
共著
[編集]- 『空飛ぶ冷し中華』(住宅新報社)1977年
- 『中東の革命と戦争』(秀英書房) 1981年
- 『日本一あぶない音楽~河内音頭の世界』(JICC出版局) 1991年
- 『同時代批評17 平岡正明という思想』(星雲社) 2011年
- 『燃ゆる海峡 NDUと布川徹郎の映画/運動に向けて』(インパクト出版会) 2013年
ムック
[編集]- 『ウチナーのうた』
- 『ラヴ・ジェネレーション1966-1979、新版日本ロック&フォーク・アルバム大全』(音楽之友社)
脚注
[編集]- ^ 稀代のノンフィクション作家が逝く――朝倉喬司とその時代をふりかえる
- ^ 伊達政保 [@datemasayasu] (2013年6月28日). "30年前、オイラの建造物侵入、職務強要、銃刀法違反と同じ額か。新宿区長室で切腹しただけなんだけどね。". X(旧Twitter)より2024年1月23日閲覧。