北海道旅客鉄道伊達自動車営業所
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(伊達線から転送)
北海道旅客鉄道伊達自動車営業所(ほっかいどうりょかくてつどうだてじどうしゃえいぎょうしょ)は、かつて存在した国鉄バス・北海道旅客鉄道バス(JR北海道バス[注 1])のバス営業所である。
所在地
[編集]概説
[編集]本営業所は、戦後の復興物資を輸送するための機動運営自動車区[注 2]として1947年(昭和22年)に開設された喜茂別自動車区が前身である。翌1948年(昭和23年)には豊浦と京極を結ぶ羊蹄線が、鉄道線の培養という使命の下に開業した。その後1955年(昭和30年)には、同様の使命により伊達と豊浦を結ぶ伊達線が開業した。貨物輸送は1953年(昭和28年)までに廃止されている。 1970年(昭和45年)以降はモータリゼションの進行に伴い路線網は徐々に縮小され、1984年(昭和59年)には羊蹄線は伊達線に統合された。国鉄分割民営化後もJR北海道のバス路線として運行が続けられたが、1996年(平成8年)3月限りで伊達線は全廃となり、道南バスに移管された[1]。
沿革
[編集]- 1947年12月27日 - 機動運営担当自動車区として喜茂別自動車区が開設。生活物資や原材料など復興物資の輸送を担当する。
- 1948年11月3日 - 旅客路線として羊蹄線が開業。
- 1952年 - 喜茂別自動車営業所の貸切事業が免許。
- 1955年7月1日 - 豊浦支所が営業所に昇格、豊浦自動車営業所となる。喜茂別自動車営業所は喜茂別支所に降格。
- 1956年 - 伊達紋別派出所開設。
- 1957年 - 喜茂別支所を喜茂別駐在に変更、同年に廃止。
- 1960年7月1日 - 伊達紋別派出所が営業所に昇格、伊達自動車営業所となる。豊浦自動車営業所は豊浦派出所に降格。
- 1983年 - 羊蹄線のワンマン化完了。北海道の国鉄バスでは最後のワンマン化。
- 1996年4月1日 - 伊達線全線廃止[1]。伊達自動車営業所は閉鎖[1]。
主な路線一覧
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伊達線
[編集]- 伊達本線・黄金線・壮瞥線・喜門別線
羊蹄線
[編集]1984年(昭和59年)までに大部分が廃止され、残存路線は伊達線に編入されている。
所属車両
[編集]主に日野車が配置されていた。
-
路線車 527-9012
-
貸切車 647-2972
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ バス事業をジェイ・アール北海道バスへ分社する前のJR北海道直営
- ^ 特に貨物営業路線としての設定がされていたわけではなかった。米軍払い下げのトラックを使用し、マンガンや原木などの輸送の他、トラックに排雪板を装備して道路の除雪も行なった。
出典
[編集]参考文献
[編集]- バスジャパン・ハンドブックシリーズ8「北海道旅客鉄道」(1996年・BJエディターズ)
- 国鉄北海道自動車五十年史編集委員会「国鉄自動車五十年史」(1984年)