佐々木広行
ささき ひろゆき 佐々木 広行 | |
---|---|
生誕 |
1968年1月3日[1] 神奈川県藤沢市 |
国籍 | 日本 |
民族 | 日本人 |
職業 | 実業家 |
活動期間 | 1998年 - |
影響を受けたもの | 田中角栄[2] |
活動拠点 | 東京都港区 |
肩書き |
一般財団法人 内面美容医学財団(IBMF)主幹 兼 副理事長 一般財団法人 未来医学財団 理事 一般財団法人 日中発展協会 理事 一般社団法人 アジアアンチエイジング美容協会(4A)理事 一般財団法人 日中女性企業家協会(JCWEA)理事 一般社団法人 全国ヘルスケアサービス産業協会 理事兼事務局長[3] |
受賞 |
東久邇宮国際文化褒賞 NEXT ERA LEADER’ S AWARDS |
公式サイト | https://sasaki-hiroyuki.com/ |
佐々木 広行(ささき ひろゆき、1968年1月3日-)は、日本の実業家。株式会社プロラボホールディングス代表取締役・CEO。広告事業、エステティックサロン事業を経てインナービューティ事業を展開。マーケティング、ブランディングプロデュース力が国内外から高く評価されており、2017年には三大宮賞の一つである「東久邇宮国際文化褒賞」を受賞。2018年には、「人類の健康寿命の延伸サポート」を掲げ、学術団体である財団法人内面美容医学財団を設立。内面美容、予防医学、ファスティング等の研究を行っている。船井総合研究所や毎日新聞社での講師実績もある[4][5][6][7]。2022年からは日本薬科大学にて美容経営学の講義を開講し、2023年4月には母校である早稲田大学大学院にて、起業特論Aの授業で「ブランディング経営」というテーマで講義も担当する[8]。
人物・経歴
[編集]1968年、神奈川県藤沢市生まれ。3歳より川崎市宮前区で育つ。部屋が何千冊もの本にあふれていた父の影響で、人物伝などに多く触れ、その影響で幼少期より起業を目指す[5][2]。1991年、早稲田大学教育学部卒業後、セコムに入社。30歳にして起業することを心に決めていた[9]。1998年に起業。川崎市創業支援制度を活用し、フリーペーパー発行を行うウィズダム教育通信社を設立。ダイレクトレスポンス広告事業を経てエステティックサロン事業を立ち上げるが、毎日訪れる場所ではないエステティックサロンにおける『外面美容』だけの施術に限界を感じ、また、34歳にして糖尿病と診断されたことで自身の生活習慣を見直す[9]。毎日の食事なども重視した『内面美容』に着目[10]。当時は科学的根拠が希薄で、賦形剤を大量に使用する一方、有効成分は少量という低品質な商品が多いと感じ、自ら高品質な製品を目指して開発に着手[10]。この間、予防医学や東洋医学を始め多方面の専門家らによる人脈を形成。科学的根拠のある原材料の選定や処方を試行錯誤しながら研究開発を重ね、クリエイティブ、最終製品化に至るまで、一切の妥協を排除し企画生産[5]。
2006年に自社サロンでハーブティーの販売を始めたのを皮切りに、2007年にはインナービューティー製品『Esthe Pro Labo(エステプロラボ)』ブランドを立ち上げ、メーカー事業を開始。プラセンタ製品や酵素ドリンク、サプリメントと商品の幅を広げる[5]。中国、香港、マカオ、ベトナム、シンガポール、韓国、アメリカなどの海外15の国・地域にも進出。パリコレクションでは、4年連続でオフィシャルパートナーとなる。製品を日本国内で20,000店以上のエステティックサロン、ヘアサロン、クリニック等の美容・健康業界にプロユース商品として提供するほか[11][10]、都内を始め日本国内で6か所の有資格者によるファスティングと食生活分析を行うインナービューティーに特化したカウンセリングサロンを開設。製品利用者には世界的に活躍するモデルやタレント、スポーツ選手も多い。[12][4][1][13][5][14]
海外向けブランド『プロラボコンセプト』は、中国の通販サイト「アリババ」が認めたブランドしか出店できない直営のTモールに選出され、注目を集めた[12]。2011年には5億円だった売上げを2023年8月期には88億円(国内グループ売上)にまで増大させた[10][15]。佐々木は企業活動と製品開発を通じ、「病気になってから治すのではなく、病気になりにくい体を作ろう」というセルフメディケーションの考えに思い至る[16][17]。
2012年5月発売の酵素飲料「ハーブザイム® 113 グランプロ シリーズ」は、2023年7月現在、累計200万本を突破する商品となった[18]。2015年7月 インナービューティサロン第1号店「Esthe Pro Labo AOYAMA」をオープン[19]。
2017年には「東久邇宮国際文化褒賞」を受賞。ニューヨークタイムズ紙が選ぶ「女性活躍支援企業」として同社の取材を受けている。2018年よりは、医師、学識者、美容家らに呼びかけ、「人類の健康寿命の延伸サポート」を掲げ、内面美容、予防医学、ファスティング等を研究する学術団体である財団法人内面美容医学財団を設立。「妊活マイスター」、「ファスティングカウンセラー」等、日本国内に10,000名以上のインナービューティ専門資格者を輩出した[4][1][12][10]。2019年には、ニューヨークタイムズ主催のアジアで活躍する次世代リーダーを表彰するNEXT ERA LEADER’S AWARDSに選ばれている[20][21]。
2021年7月1日に飲食事業を開始。東京・麻布十番に世界初の"美腸"と"インナービューティ"をコンセプトに会員制鮨店『麻布 黒しゃり』をオープン。その後、『麻布 肉しゃり』『プロラボカフェ』『新宿 菌しゃり』を展開。2021年9月には『インシー』を買収。「温活×腸活 マグマスタジオ INSEA」として、新しいファスティングのスタイルを提案する温活事業を開始。2022年9月には、温活事業の一環で、富士山溶岩による特許技術を活用した完全個室の高級プライベートサウナ「THE PROLABO SAUNA(ザ プロラボサウナ)」をオープン。2021年10月には『すべての女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決する』ことを目的とするフェムテック事業を開始[19]。2023年12月、会員制ビジネスの新店舗『リバースエイジングスパR』、『シークレットラウンジL』を麻布十番でオープンさせる[22]。
2024年5月には、中国発行の雑誌「人民日報」にて、表紙と巻頭インタビューに掲載される[23]。
現在、以下国内18法人及び海外2社を経営する。[1][17]
日本国内
- 株式会社プロラボホールディングス(代表取締役会長 兼 CEO)
- 株式会社プロラボソリューション (代表取締役社長)
- 株式会社プロラボ・コンセプト (代表取締役社長)
- 株式会社プロラボダイニング(代表取締役)
- 株式会社 Rad PROJECT[1](取締役)
- 株式会社プロラボサウナ(代表取締役)
- 株式会社 プロラボエピジェネティクス(代表取締役)
- 株式会社 プロラボ琉球(代表取締役社長)
- 株式会社 Rad PROJECT(取締役)
- 株式会社 サンナレッジ(取締役)
- 株式会社 Ray Lani
- 一般財団法人 内面美容医学財団(主幹 兼 副理事長)
- 一般社団法人 日中医療美容研究協会(理事長)
- 一般社団法人 日中女性起業家協(理事・事務局長)
- 一般社団法人 日本インナービューティ研究機構(代表理事)
- 一般社団法人 日本ウェルエイジング検定協会(副理事長)
- 医療法人社団 山栄会 グランプロクリニック銀座
- 医療法人社団 優志会 グランプロデンタルクリニック銀座
- EPLホールディングス 株式会社(代表取締役)
海外
- 璞洛兰博(上海)进出口有限公司(Pro Labo(Shanghai)Import & Export Co., Ltd.)(中国)
- CÔNG TY CỔ PHẦN PRO LABO VIỆT NAM(ベトナム)
年譜
[編集]- 1968年 - 1月3日神奈川県藤沢市に生まれる[4][1]。
- 1991年 - 早稲田大学教育学部卒業。セコムに入社[4][24]。
- 1998年 - ウィズダム教育通信社を設立。フリーペーパー発行事業を行う。その後、ダイレクトレスポンス広告事業に進出。通信販売企業の広告制作や商品企画を行い、うち数社が年商100億円以上に成長[4]。
- 2002年 - エステティックサロン事業を創業[4][24]。
- 2007年 - 同上事業を転換し、発酵飲料・ハーブティー等のインナービューティ製品『Esthe Pro Labo』ブランドを開発。メーカー事業を開始。後に約12000店に納品するサロン専売ブランドに成長させる。『ハーブザイム113グランプロシリーズ』、『ファストプロウォーター』などは人気商品となる[4][12]。
- 2008年 - メーカー機能に徹するため2008年にサロン事業を終了。現社名に改める[1]。
- 2012年 - ファスティング用の酵素ドリンクを開発・発売。人気商品となる[10]。
- 2015年 - 株式会社プロラボソリューションを設立し代表取締役に就任。管理栄養士やインナービューティの専門資格者が常駐し、食事、ファスティング、サプリメント指導を行う会員制カウンセリングサロン「エステプロ・ラボ AOYAMA」をオープン[25]。
- 2017年 - LEADERS’AWARD(KENJA GLOBAL主催)に選ばれる[26]。会社の売上げが26億円となる[10]。
- 2018年 - 8月期の売上げが40.1億円となる[15]。
- 2019年 - ニューヨークタイムズ主催のアジアで活躍する次世代リーダーを表彰するNEXT ERA LEADER’S AWARDSに選ばれる[20][21]。
その他の役職
[編集]- 一般財団法人 内面美容医学財団(IBMF)主幹 兼 副理事長
- 一般財団法人 未来医学財団 理事
- 一般社団法人 アジアアンチエイジング美容協会(4A)理事
- 一般社団法人 日中女性企業家協会 理事
- 一般財団法人 日中発展協会 理事
- ビューティ・ビジネス・コンプライアンス・アソシエーション(BBCA)主宰
- 一般社団法人 全国ヘルスケアサービス産業協会 理事兼事務局長[3]
著書
[編集]- 『100億円市場をつくるブランディング経営術』(アチーブメント出版、2021年3月4日発行)ISBN 9784866430904[27]
- 『神は腸に宿る』(幻冬舎、2022年3月30日)ISBN 4344039181、ISBN 9784344039186
メディア出演
[編集]テレビ
[編集]ラジオ
[編集]- インナービューティーラウンジ(2018年11月6日~2019年4月16日 FMヨコハマ) [31]
- JUNGLE CAFE(2019年5月12日、5月19日、9月22日、12月1日、2020年1月5日、3月29日 FM FUJI) [32]
- TOP3%美容起業家列伝!(2021年5月24日 渋谷クロスFM)
YouTube
[編集]公演実績
[編集]- 2020年 - 10月、日本化粧療法医学会「インナービューティと化粧療法」。
- 2021年
- 9月8日、日本政経プロジェクト(中田宏)「ブランディング経営」。
- 10月16日、自費研医療フェスタ「ブランディング経営」。
- 2023年
- 4月21日、早稲田大学「ブランディング経営」。
- 5月17日、WAOJE東京支部「苦労話・成功までの道のり・今後の展開について」。
- 8月9日、アチーブメント株式会社「コロナ禍で新規事業を高速で黒字化させたブランディング戦略とは<ブランディング・マーケティング編>」。
- 9月25日、DIET&BEAUTY 「インナービューティでサロンの価値を創る」。
- 12月18日、日本薬科大学「美容経営学」。
- 12月22日、日本薬科大学「<インナービューティ概論>腸活・温活について」。
- 2024年
- 5月10日、早稲田大学「ブランディング経営」。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g “佐々木 広行公式サイト - プロフィール”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b “KENJA GLOBAL - 株式会社プロラボホールディングス 佐々木 広行”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b “一般社団法人 全国ヘルスケアサービス産業協会役員紹介”. 2022年8月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “エステプロ・ラボ公式サイト - 代表プロフィール”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b c d e “Manage Story - アジアNo.1のインナービューティブランドを目指す。内面美容を根本から追求 2018-03-29”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b “一般財団法人 内面美容医学財団 - 理事・役員紹介”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ “PROLABO HOLDINGS RECRUTING SITE - 佐々木広行 プロフィール=”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b “講演依頼について プロラボホールディングス”. 2024年3月27日閲覧。
- ^ a b 『人民日報 海外版』日本月刊 2024年5月号 特別インタビュー
- ^ a b c d e f g 『ベンチャー通信』2017JANUARY66 P39
- ^ “プロラボホールディングス公式サイト - ごあいさつ”. 2022年9月16日閲覧。
- ^ a b c d 『Newsweek』日本版2019年7月9日号 P41
- ^ “SUPER CEO「美容・医療・スポーツ」の3本柱でアジアNO.1に株式会社プロラボ ホールディングス代表取締役会長 兼 CEO 佐々木 広行 2017.12.29”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ “日刊すごい人 - インナービューティーでアジアNo.1企業になる!株式会社エステプロ・ラボ代表取締役会長佐々木広行”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b “Pro Labo Holdings 公式サイト - 会社概要”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ 『Leader's Award 2017』(2017年2月発行)
- ^ a b “会社概要”. 株式会社プロラボホールディングス公式サイト. 2023年12月14日閲覧。
- ^ “[https://www.esthepro-labo.com/press/20220729.pdf <コロナ禍で前年⽐200%超え>シリーズ累計販売本数が220万本※1を突破︕ ファスティング時の栄養補給に“エステプロ・ラボ”のハイクラス酵素飲料「ハーブザイム113グランプロ」]”. 2023年12月14日閲覧。
- ^ a b “沿革”. 株式会社プロラボホールディングス公式サイト. 2023年12月14日閲覧。
- ^ a b “佐々木広行公式サイト - 最近の活動 NEXT ERA LEADER’ S AWARDS セレモニー”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ a b “NEXT ERA LEADER’S - Serving as a company that contributes to the extension of the healthy lifespan of human”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ “【麻布十番】闘うカラダにリセット。会員制「リバースエイジングスパR」が2023年12月1日(金)グランドオープン!”. prtimes (2023年12月1日). 2023年12月14日閲覧。
- ^ “中国発行の雑誌「人民日報」にて代表・佐々木 広行が、表紙と巻頭インタビューに掲載されました。”. プロラボホールディングス. 2024年7月1日閲覧。
- ^ a b “HOT PEPPER BEAUTY ACADEMY - プロラボホールディングス 佐々木 広行さん/夢はアジア ナンバーワンブランド。”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ “エレ通セレクト - 新時代を切り開く敏腕経営者図鑑2016 佐々木 広行 株式会社エステプロ・ラボ 代表取締役会長兼CEO”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ “エステプロラボ公式サイト”. 2019年10月11日閲覧。
- ^ “近刊検索デルタ「100億円市場をつくるブランディング経営術」”. 2021年3月12日閲覧。
- ^ “TOKYO MX公式サイト - 「健康寿命」に重要なセルフメディケーションとは? カギは食事にあり 2019.10.02(水)21:50”. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “プロラボホールディングス公式サイト - 関西テレビ「ウラマヨ!」に登場!「ホンマもんの地獄から生還した男」”. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “仕事手帳公式サイト - 株式会社プロラボホールディングス 代表取締役会長佐々木 広行”. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “今日のFヨコ”. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “レコール・デュ・ヴァン(渋谷校・新宿校)Facebook”. 2021年7月8日閲覧。
- ^ “テンカイズアルファ #35 「株式会社プロラボホールディングス 佐々木広行 会長」登場! TBSラジオテンカイズ”. 2021年7月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 佐々木 広行(SASAKI Hiroyuki)公式サイト
- 第97回『私の哲学』佐々木 広行
- 佐々木 広行 - Facebook
- エステプロラボCEO佐々木広行(@sasakisasakihiroyuki) - Instagram
- Esthe Pro Labo 公式サイト
- プロラボホールディングス RECRUTING SITE