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佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ(ささきたけみカップ ジョッキーズグランプリ)は、川崎競馬場2003年から行われている騎手招待競走である。

正賞は佐々木竹見カップ、神奈川県知事賞、川崎市長賞、日本中央競馬会理事長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、神奈川県馬主会会長賞。

概要

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川崎競馬に所属し日本人騎手最多勝(当時)である7153勝(中央競馬含む)を達成した佐々木竹見元騎手の偉業を称えて創設された。日本では極めて少ない騎手名が冠となっている競走である。

2023年までは川崎記念の前日に施行されていた。

前年の年間勝利数上位の中央競馬地方競馬を代表する騎手を招待して「マイスターチャレンジ」(第1戦)、「ヴィクトリーチャレンジ」(第2戦)の2競走の合計ポイントにより優勝を争う(各騎手の騎乗馬は抽選によって決定される)。優勝賞金は200万円[1]

出場騎手数は2003年は12名、2004年以降は14名。選定枠はそれぞれ中央競馬枠2名(東西各1名[注釈 1])、地方競馬枠8名(南関東地区を含む各エリアの上位騎手各1名[注釈 2])、南関東地区枠4名(大井浦和、川崎、船橋より各1名)となっている。

2021年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、南関東地区所属騎手に限定して行われた[2]

2022年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、開催中止となった。

2024年、JRAの横山武史が初出場ながら2連勝で史上初の完全優勝を果たした[3]

歴代上位入賞騎手

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※所属は当時。

回数 施行日 優勝 準優勝 第3位
第1回 2003年1月28日 見澤譲治浦和 岩田康誠兵庫 的場文男大井
第2回 2004年2月3日 鮫島克也佐賀 菅原勲岩手 内田博幸(大井)
第3回 2005年1月25日 石崎隆之船橋 岡部誠愛知 今野忠成(川崎)
第4回 2006年1月24日 酒井忍(川崎) 内田博幸(大井) 的場文男(大井)
第5回 2007年1月30日 武豊JRA栗東 横山典弘(JRA美浦 五十嵐冬樹北海道
第6回[4] 2008年1月29日 菅原勲(岩手) 岡部誠(愛知) 戸崎圭太(大井)
第7回[5] 2009年1月27日 内田博幸(JRA美浦) 岡部誠(愛知) 吉原寛人金沢
第8回[6] 2010年1月26日 町田直希(川崎) 木村健(兵庫) 菅原勲(岩手)
第9回[7] 2011年1月25日 戸崎圭太(大井) 今野忠成(川崎) 内田博幸(JRA美浦)
第10回[8] 2012年1月24日 繁田健一(浦和) 戸崎圭太(大井) 森泰斗(船橋)
第11回[9] 2013年1月29日 山崎誠士(川崎) 岡部誠(愛知) 坂井英光(大井)
第12回[10] 2014年1月28日 繁田健一(浦和) 的場文男(大井) 赤岡修次高知
第13回[11] 2015年1月27日 山崎誠士(川崎) 御神本訓史(大井) 山口勲(佐賀)
第14回[12] 2016年1月26日 M.デムーロ(JRA栗東) 真島大輔(大井) 戸崎圭太(JRA美浦)
第15回[13] 2017年1月31日 繁田健一(浦和) 下原理(兵庫) 山崎誠士(川崎)
第16回[14] 2018年1月30日 矢野貴之(大井) 桑村真明(北海道) 戸崎圭太(JRA美浦)
第17回[15] 2019年1月29日 戸崎圭太(JRA美浦) 森泰斗(船橋) 山本聡哉(岩手)
第18回[16] 2020年1月28日 山本聡哉(岩手) 石川倭(北海道) 吉村智洋(兵庫)
第19回[17] 2021年1月26日 酒井忍(川崎) 山崎誠士(川崎) 和田譲治(大井)
第20回[18] 2023年1月31日 宮川実(高知) 吉原寛人(金沢) 戸崎圭太(JRA美浦)
第21回[19] 2024年1月30日 横山武史(JRA美浦) 矢野貴之(大井) 吉村智洋(兵庫)

脚注

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注釈

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  1. ^ 中央と地方競馬指定交流競走の勝利数合計で招待されるため、2012年はJRA栗東枠では福永祐一(中央133勝)ではなく岩田康誠(中央+地方計138勝)が招待されている。
  2. ^ 2012年は廃止された荒尾競馬場からも枠が用意された。

出典

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  1. ^ 川崎で佐々木竹見記念レース新設”. netkeiba.com (2002年11月19日). 2010年12月1日閲覧。
  2. ^ 【地方競馬】第19回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリは南関東所属騎手に限定して実施”. netkeiba.com. 2021年1月26日閲覧。
  3. ^ JRAの横山武史騎手が「佐々木竹見カップ」史上初の完全優勝 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2024年1月30日閲覧。
  4. ^ 佐々木竹見Cは名手・菅原が総合V - スポニチアネックス(2008年1月30日) ※2015年1月27日閲覧
  5. ^ 縁起良さそう」ウチパク総合V/佐々木竹見C - スポニチアネックス(2009年1月28日) ※2015年1月27日閲覧
  6. ^ 【佐々木竹見カップ】初出場で快挙!町田が最年少総合V - スポニチアネックス(2010年1月27日) ※2015年1月27日閲覧
  7. ^ 【佐々木竹見C】戸崎圭太が初の総合優勝 - スポニチアネックス(2011年1月26日) ※2015年1月27日閲覧
  8. ^ 【佐々木竹見カップ】浦和・繁田が初の総合V - スポニチアネックス(2012年1月25日) ※2015年1月27日閲覧
  9. ^ 【佐々木竹見カップ】初出場の地元・山崎誠士が総合V - スポニチアネックス(2013年1月30日) ※2015年1月27日閲覧
  10. ^ 【川崎・佐々木竹見C】浦和・繁田が圧勝!12年以来2度目V - スポニチアネックス(2014年1月29日) ※2015年1月27日閲覧
  11. ^ 第13回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ結果について - 川崎競馬公式Webサイト、2015年1月27日閲覧
  12. ^ 【川崎】佐々木竹見カップは、M.デムーロ騎手が初優勝 - ラジオNIKKEI・競馬実況web、2016年1月26日閲覧
  13. ^ 佐々木竹見Cは繁田健一騎手が総合優勝 - サンケイスポーツ、2017年1月31日閲覧
  14. ^ 佐々木竹見カップは大井の矢野貴之騎手が1着、4着で総合優勝! - netkeiba.com、2018年1月30日配信、同日閲覧
  15. ^ 第17回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ 得点表 (PDF) - 神奈川県川崎競馬組合、2019年1月29日掲載、同日閲覧
  16. ^ “【川崎・佐々木竹見C】2・4着の山本聡哉騎手が岩手からは久々となる総合優勝!”. netkeiba.com. (2020年1月28日). https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=166454 2020年1月28日閲覧。 
  17. ^ 第19回佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ結果について | 川崎競馬:KAWASAKI KEIBA”. www.kawasaki-keiba.jp. 2021年1月26日閲覧。
  18. ^ 【佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ】3年ぶり開催は高知の宮川実が初優勝!…川崎競馬netkeiba.com、2023年1月31日配信・閲覧
  19. ^ 横山武史が史上初の連勝で初出場V 賞金200万円に「おいしいご飯に行けたら」/佐々木竹見C - 日刊スポーツ、2024年1月30日配信、同日閲覧

外部リンク

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