佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ
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(佐々木竹見カップ・ジョッキーズグランプリから転送)
佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ(ささきたけみカップ ジョッキーズグランプリ)は、川崎競馬場で2003年から行われている騎手招待競走である。
正賞は佐々木竹見カップ、神奈川県知事賞、川崎市長賞、日本中央競馬会理事長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、神奈川県馬主会会長賞。
概要
[編集]川崎競馬に所属し日本人騎手最多勝(当時)である7153勝(中央競馬含む)を達成した佐々木竹見元騎手の偉業を称えて創設された。日本では極めて少ない騎手名が冠となっている競走である。
2023年までは川崎記念の前日に施行されていた。
前年の年間勝利数上位の中央競馬・地方競馬を代表する騎手を招待して「マイスターチャレンジ」(第1戦)、「ヴィクトリーチャレンジ」(第2戦)の2競走の合計ポイントにより優勝を争う(各騎手の騎乗馬は抽選によって決定される)。優勝賞金は200万円[1]。
出場騎手数は2003年は12名、2004年以降は14名。選定枠はそれぞれ中央競馬枠2名(東西各1名[注釈 1])、地方競馬枠8名(南関東地区を含む各エリアの上位騎手各1名[注釈 2])、南関東地区枠4名(大井、浦和、川崎、船橋より各1名)となっている。
2021年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、南関東地区所属騎手に限定して行われた[2]。
2022年は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑みて、開催中止となった。
2024年、JRAの横山武史が初出場ながら2連勝で史上初の完全優勝を果たした[3]。
歴代上位入賞騎手
[編集]※所属は当時。
回数 | 施行日 | 優勝 | 準優勝 | 第3位 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 2003年1月28日 | 見澤譲治(浦和) | 岩田康誠(兵庫) | 的場文男(大井) |
第2回 | 2004年2月3日 | 鮫島克也(佐賀) | 菅原勲(岩手) | 内田博幸(大井) |
第3回 | 2005年1月25日 | 石崎隆之(船橋) | 岡部誠(愛知) | 今野忠成(川崎) |
第4回 | 2006年1月24日 | 酒井忍(川崎) | 内田博幸(大井) | 的場文男(大井) |
第5回 | 2007年1月30日 | 武豊(JRA栗東) | 横山典弘(JRA美浦) | 五十嵐冬樹(北海道) |
第6回[4] | 2008年1月29日 | 菅原勲(岩手) | 岡部誠(愛知) | 戸崎圭太(大井) |
第7回[5] | 2009年1月27日 | 内田博幸(JRA美浦) | 岡部誠(愛知) | 吉原寛人(金沢) |
第8回[6] | 2010年1月26日 | 町田直希(川崎) | 木村健(兵庫) | 菅原勲(岩手) |
第9回[7] | 2011年1月25日 | 戸崎圭太(大井) | 今野忠成(川崎) | 内田博幸(JRA美浦) |
第10回[8] | 2012年1月24日 | 繁田健一(浦和) | 戸崎圭太(大井) | 森泰斗(船橋) |
第11回[9] | 2013年1月29日 | 山崎誠士(川崎) | 岡部誠(愛知) | 坂井英光(大井) |
第12回[10] | 2014年1月28日 | 繁田健一(浦和) | 的場文男(大井) | 赤岡修次(高知) |
第13回[11] | 2015年1月27日 | 山崎誠士(川崎) | 御神本訓史(大井) | 山口勲(佐賀) |
第14回[12] | 2016年1月26日 | M.デムーロ(JRA栗東) | 真島大輔(大井) | 戸崎圭太(JRA美浦) |
第15回[13] | 2017年1月31日 | 繁田健一(浦和) | 下原理(兵庫) | 山崎誠士(川崎) |
第16回[14] | 2018年1月30日 | 矢野貴之(大井) | 桑村真明(北海道) | 戸崎圭太(JRA美浦) |
第17回[15] | 2019年1月29日 | 戸崎圭太(JRA美浦) | 森泰斗(船橋) | 山本聡哉(岩手) |
第18回[16] | 2020年1月28日 | 山本聡哉(岩手) | 石川倭(北海道) | 吉村智洋(兵庫) |
第19回[17] | 2021年1月26日 | 酒井忍(川崎) | 山崎誠士(川崎) | 和田譲治(大井) |
第20回[18] | 2023年1月31日 | 宮川実(高知) | 吉原寛人(金沢) | 戸崎圭太(JRA美浦) |
第21回[19] | 2024年1月30日 | 横山武史(JRA美浦) | 矢野貴之(大井) | 吉村智洋(兵庫) |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “川崎で佐々木竹見記念レース新設”. netkeiba.com (2002年11月19日). 2010年12月1日閲覧。
- ^ “【地方競馬】第19回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリは南関東所属騎手に限定して実施”. netkeiba.com. 2021年1月26日閲覧。
- ^ “JRAの横山武史騎手が「佐々木竹見カップ」史上初の完全優勝 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2024年1月30日閲覧。
- ^ 佐々木竹見Cは名手・菅原が総合V - スポニチアネックス(2008年1月30日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 縁起良さそう」ウチパク総合V/佐々木竹見C - スポニチアネックス(2009年1月28日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 【佐々木竹見カップ】初出場で快挙!町田が最年少総合V - スポニチアネックス(2010年1月27日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 【佐々木竹見C】戸崎圭太が初の総合優勝 - スポニチアネックス(2011年1月26日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 【佐々木竹見カップ】浦和・繁田が初の総合V - スポニチアネックス(2012年1月25日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 【佐々木竹見カップ】初出場の地元・山崎誠士が総合V - スポニチアネックス(2013年1月30日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 【川崎・佐々木竹見C】浦和・繁田が圧勝!12年以来2度目V - スポニチアネックス(2014年1月29日) ※2015年1月27日閲覧
- ^ 第13回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ結果について - 川崎競馬公式Webサイト、2015年1月27日閲覧
- ^ 【川崎】佐々木竹見カップは、M.デムーロ騎手が初優勝 - ラジオNIKKEI・競馬実況web、2016年1月26日閲覧
- ^ 佐々木竹見Cは繁田健一騎手が総合優勝 - サンケイスポーツ、2017年1月31日閲覧
- ^ 佐々木竹見カップは大井の矢野貴之騎手が1着、4着で総合優勝! - netkeiba.com、2018年1月30日配信、同日閲覧
- ^ 第17回佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ 得点表 (PDF) - 神奈川県川崎競馬組合、2019年1月29日掲載、同日閲覧
- ^ “【川崎・佐々木竹見C】2・4着の山本聡哉騎手が岩手からは久々となる総合優勝!”. netkeiba.com. (2020年1月28日) 2020年1月28日閲覧。
- ^ “第19回佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ結果について | 川崎競馬:KAWASAKI KEIBA”. www.kawasaki-keiba.jp. 2021年1月26日閲覧。
- ^ 【佐々木竹見カップ ジョッキーズグランプリ】3年ぶり開催は高知の宮川実が初優勝!…川崎競馬netkeiba.com、2023年1月31日配信・閲覧
- ^ 横山武史が史上初の連勝で初出場V 賞金200万円に「おいしいご飯に行けたら」/佐々木竹見C - 日刊スポーツ、2024年1月30日配信、同日閲覧
外部リンク
[編集]- 佐々木竹見カップジョッキーズグランプリ - 川崎競馬公式サイト内の紹介ページ