佐紀神社 (奈良市佐紀町字亀畑)
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佐紀神社 | |
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佐紀神社 | |
所在地 | 奈良県奈良市佐紀町1716 |
位置 | 北緯34度41分44.49秒 東経135度47分32.91秒 / 北緯34.6956917度 東経135.7924750度座標: 北緯34度41分44.49秒 東経135度47分32.91秒 / 北緯34.6956917度 東経135.7924750度 |
主祭神 | 経津主命・天児屋根命・六御縣神 |
社格等 | 式内社(小)・旧指定村社 |
創建 | 白鳳3年(674年) |
本殿の様式 | 一間社流造 |
例祭 | 10月10日 |
地図 |
佐紀神社(さきじんじゃ)は、奈良県奈良市佐紀町(さきちょう)小字亀畑にある神社。式内小社、旧社格は村社、神饌幣帛料供進社[1]。
歴史
[編集]『神名帳考証』『神祇志料』『特選神名帳』などでは、この神社を式内社の佐紀神社にあてている[2][3]。白鳳3年(674年)の創建で、寛平3年(891年)に官社に列し、後に超昇寺が別当寺となった[2][3]。治承4年(1180年)、平重衡の焼き討ちにより焼失したが、中御門家忠の奏聞により文治6年(1190年)に超昇寺と併せ再興された[4][3]。天正6年(1578年)にも再び兵火のため焼失し、再興されたものの社地は狭くなった[5][3]。
祭神
[編集]境内
[編集]本殿
[編集]一間社流造で、相殿三座[2]。傍らに円座を刻み出した礎石があり、超昇寺のものと考えられている[2]。
拝殿
[編集]二間四面、瓦葺[2]。
境内社
[編集]宝物
[編集]超昇寺関連の宝物が伝わっており、いずれも奈良国立博物館に寄託されている[5][3]。
- 寄木造彩色高麗犬 一対
- 伝家康秘蔵の緑杖 一柄
- 紙本著色摩利支天像 一幅
- 絹本著色日光菩薩二神将像 一幅
- 絹本著色月光菩薩十二神将像 一幅
- 絹本著色十二天像 一幅
- 紙本著色赤童子像 一幅
- 紺紙金泥法華経普門品 一巻
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 奈良県史編集委員会 編『奈良県史 5 神社』名著出版、1989年。ISBN 462601335X。
- 奈良市史編集審議会 編『奈良市史 社寺編』吉川弘文館、1985年。
- 同社境内掲示由緒板