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佐藤哲也 (作家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐藤 哲也(さとう てつや、1960年12月25日 - 2023年8月24日)は、日本の小説家

人物

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静岡県浜松市生まれ。成城大学法学部法律学科卒。コンピュータ・ソフトウエア会社に勤務の後、1993年に第5回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品『イラハイ』でデビュー。

妻は、1991年に『バルタザールの遍歴』でやはり日本ファンタジーノベル大賞を受賞した佐藤亜紀[注 1]。哲学者の池田晶子とは幼なじみで港中学校で同窓である[1]。『妻の帝国』、『下りの船』はそれぞれ日本SF大賞の最終候補作となった。

日本SF作家クラブ会員だったが[2]、2023年4月現在は、会員名簿に名前がない(妻の佐藤亜紀も同様)。

2023年8月24日13時2分に入院先で死去したことが、妻の佐藤亜紀のSNSで明かされた。62歳没[3]

作風

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古代ギリシャの対話様式を作中に多用することで知られる。

著作リスト

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長編小説

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  • 『イラハイ』(1993年 新潮社 ISBN 4103952016 / 1996年 新潮文庫 ISBN 410140321X )
  • 『沢蟹まけると意志の力』(1996年 新潮社 ISBN 4103952024 )
  • 『妻の帝国』(2002年 早川書房ハヤカワSFシリーズJコレクション ISBN 4152084235 )
  • 『熱帯』(2004年 文藝春秋 ISBN 4163232400)
  • 『サラミス』(2005年 早川書房 ISBN 4152086149)
  • 『下りの船』(2009年 早川書房 想像力の文学 ISBN 4152090502)
  • 「ノベル氏」(2011年 電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー http://p.booklog.jp/book/29192)
  • 「テラシティ」(2011年 電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー http://p.booklog.jp/book/29639)
  • 「沢蟹まけると意志の力」(2011年 電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー http://p.booklog.jp/book/32344) ※『沢蟹まけると意志の力』(1996)に加筆、修正し、番外編3編を追加。
  • 『シンドローム』(2015年 福音館書店 ボクラノSFシリーズ ISBN 4834081370)のちキノブックス文庫
  • 『テラシティ』(2019年、Tamanoir)
  • 『町 ; マラキム』(2020年、Tamanoir)
  • 『トポス』(2020年、Tamanoir)

短篇集 

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短篇小説(アンソロジー)

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その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ ただし、「ファンタジーノベル大賞」がきっかけで知り合ったわけではなく、大学が同窓であり、学生時代からの交際である。

出典

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  1. ^ 佐藤亜紀 大蟻食いの生活と意見 No.23「まあ何と言おうか、例の哲学の巫女が……。(2002/2/12)」より確認。
  2. ^ 日本SF作家クラブ編『SF入門』(早川書房、2001年)巻末名簿
  3. ^ tamanoir [@jenaiassez] (2023年8月24日). "今日の午後1時2分、夫の佐藤哲也が入院先で永眠しました。". X(旧Twitter)より2023年8月25日閲覧

関連項目

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外部リンク

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