佐藤東洋士
佐藤 東洋士(さとう とよし、1944年8月13日[1][2] - 2020年10月18日[3])は、日本の教育者。学校法人桜美林学園の学園長・理事長を務めた。
経歴
[編集]中国・北京生まれ[1][2]。母は北京にあった桜美林学園の前身校で教師を務めており、戦後すぐに帰国した。
慶應義塾大学経済学部で1年学んだ後、桜美林大学文学部に入学。在学中にカリフォルニア大学バークレー校への10ヶ月の留学を経験。1970年桜美林大学文学部英語英米文学科卒業後[3]、1973年日本大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了[3]。文学修士。
日本大学大学院在学中の1972年、母校・桜美林大学文学部の助手に採用[1]。1976年、文学部専任講師[1]。1984年、文学部助教授[1]。1989年、国際学部教授[1]。教員として教鞭を執る傍ら、国際部長、企画室長も歴任。
1993年桜美林大学副学長[1][3]。1996年4月、桜美林大学学長( - 2012年3月)[3]。2003年、桜美林学園理事長[3]。2012年、桜美林学園学園長(桜美林大学総長)[3]。
学外では、大学基準協会、日本私立大学協会[3]、学位授与機構、財団法人東京キリスト教青年会、キリスト教学校教育同盟、財団法人大学セミナーハウス[3]、文部科学省大学設置・学校法人審議会[2][3]、日本高等教育評価機構[2]などの委員や役職を歴任した。また、2001年、韓国の韓瑞大学より名誉文学博士[3]、2005年明知大学より名誉行政学博士[3]、米国のオハイオ・ドミニカン大学より名誉教育学博士[3]をそれぞれ授与されている。
2020年6月には日本私立大学協会会長に就任したが、同年10月18日、多臓器不全のため死去[4]。76歳没。死没日をもって正四位に叙される[5]。
共編
[編集]- 李恩民共編『東アジア共同体の可能性 日中関係の再検討』御茶の水書房、2006年
出典・脚注
[編集]- ^ a b c d e f g “桜美林大学 学長 佐藤東洋士”. 週刊BCN. BCN (2002年9月30日). 2014年2月1日閲覧。
- ^ a b c d “学校法人桜美林学園理事長・桜美林大学学長 佐藤東洋士氏”. リクルート進学総研. リクルート (2008年7月22日). 2014年2月1日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n “【訃報】学校法人桜美林学園 学園長・理事長 佐藤東洋士 逝去のお報せ”. 桜美林学園. 2023年1月1日閲覧。
- ^ “佐藤東洋士さん死去”. 朝日新聞社. (2020年10月22日) 2020年10月30日閲覧。
- ^ 『官報』第379号12頁、令和2年11月24日