佐藤零郎
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さとう れお 佐藤 零郎 | |
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生年月日 | 1981年7月24日(43歳) |
出生地 | 日本 京都府京都市伏見区 |
職業 | 映画監督 |
ジャンル | 映画 |
佐藤 零郎(さとう れお、1981年7月24日[1] - )は、日本の映画監督である。
経歴
[編集]京都府京都市伏見区出身[2]。京都市立桃山中学校と京都府立鳥羽高等学校で学んだ[3]。大学を中退したのち、映画監督の佐藤真に師事した[3]。
2009年、『長居青春酔夢歌』を監督した[4]。同作では、大阪府の長居公園での野宿生活者に対する強制立ち退きを芝居によって阻止しようとする人々の姿が捉えられている[5]。2009年の山形国際ドキュメンタリー映画祭において、「アジア千波万波」部門で上映された[6]。
2017年、監督作品『月夜釜合戦』が公開された[7]。佐藤にとって初の劇映画である同作は、古典落語の『釜泥』に着想を得ており、16mmフィルムで撮影された[8]。2018年、ポルトガルのポルト・ポスト・ドック国際映画祭において、インターナショナル・コンペティション部門のグランプリを獲得した[9]。おおさかシネマフェスティバル2018ではワイルドバンチ賞を受賞した[10]。2019年、フランスの第14回KINOTAYO現代日本映画祭において審査員賞、イデム最優秀映像賞を受賞した[11]。
フィルモグラフィー
[編集]長編映画
[編集]- Lakeside City Frustration Boys(2007年) - 監督[12]
- 長居青春酔夢歌(2009年) - 監督・撮影・編集[13]
- 月夜釜合戦(2017年) - 監督・脚本・編集[12]
脚注
[編集]- ^ “佐藤零郎”. 映画.com. 2019年3月17日閲覧。
- ^ “映画『月夜釜合戦』 ポルトガル・国際映画祭でグランプリ 京都市伏見区出身・佐藤零郎監督作品”. 京都民報Web (2018年12月17日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ a b “映画『月夜釜合戦』 排除への反撃と連帯/京都みなみ会館で公開中”. 京都民報Web (2018年2月3日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “東京)釜ケ崎の喜劇、東京でも 22日まで上映”. 朝日新聞 (2019年3月16日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “再開発に揺れる釜ヶ崎を16ミリで活写 「月夜釜合戦」東京、横浜で2週間限定公開”. 映画.com (2019年3月8日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “大阪・釜ヶ崎を舞台にした人情喜劇「月夜釜合戦」の東京公開が決定”. 映画ナタリー (2019年1月15日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “大阪・釜ヶ崎が舞台、落語ベースの人情喜劇「月夜釜合戦」が関西で公開 16ミリで上映”. 映画.com (2017年12月12日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “西成を描いた人情喜劇「月夜釜合戦」ポルトガルで劇場公開決定”. 映画.com (2019年3月4日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “大阪・西成を映した16ミリ映画「月夜釜合戦」、ポルトガルの映画祭で最高賞”. 映画.com (2018年12月4日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “再開発に揺れる釜ヶ崎を16ミリフィルムで映す『月夜釜合戦』2週間限定上映”. CINRA.NET (2019年3月8日). 2019年3月17日閲覧。
- ^ KINOTAYO現代日本映画祭. “受賞者・作品アーカイブ”. 2024年10月2日閲覧。
- ^ a b “プログラム”. 神戸映画資料館 (2018年3月). 2019年3月17日閲覧。
- ^ “長居青春酔夢歌”. 山形国際ドキュメンタリー映画祭 (2009年). 2019年3月17日閲覧。
関連文献
[編集]- “『長居青春酔夢歌』 佐藤零郎 監督インタビュー”. 山形国際ドキュメンタリー映画祭 (2009年). 2019年3月17日閲覧。
- “絓秀実氏・外山恒一氏・佐藤零郎氏鼎談 (1/6ページ)”. 週刊読書人 (2018年11月16日). 2019年3月17日閲覧。
- 「月夜釜合戦 インタビュー 佐藤零郎 [監督・脚本]」『キネマ旬報』2019年3月下旬映画業界決算特別号、133-135頁。