佐野丹丘
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佐野 丹丘(さの たんきゅう、1926年5月11日 - 2009年6月13日)は、日本の書道家、僧侶。曹洞宗長光寺住職。本名、常光。東洋書芸院顧問、産経国際書会名誉顧問などを歴任。
来歴
[編集]静岡県田方郡函南町の長光寺に生まれる。旧制韮山中(現静岡県立韮山高等学校)、静岡第一師範(現静岡大学教育学部)、駒澤大学文学部社会科卒業。小、中、高校で教鞭を執り、沼津では原小、西高、東高で教諭を務めた。また、僧職として3つの寺の住職を務める一方、宗門の要職を歴任した。 書家としては戦中から上田桑鳩に師事。1953年、ニューヨーク近代美術館日本書道展に出品。以降、国内だけでなく、欧米、アジア各国で作品を発表。国際的な書展開催に携わったほか、中国書法家との交流なども行う。海外への書の紹介だけでなく、書を通じて国際交流、国際親善に貢献。作品は国内外の美術館、博物館、学校、公共施設、永平寺、総持寺などに所蔵されている[1][2]。
東洋書芸院顧問、産経国際書会名誉顧問、東洋書人連合理事長、日本尚書連盟会長、書道研究尚友会会長、沼津文化協会初代会長などを務めた[3]。
2009年6月13日午後9時52分、急性心筋梗塞のため、入院中の病院で死去。83歳[4]。
受賞
[編集]主な作品収蔵
[編集]- イースト・ウエスト・センター(アメリカ)「和」「東西文化交流」(大作)「山」「龍」
- ジュネーブ市プチ・パレ美術館(スイス)
- ブリュッセル市王立歴史美術博物館(ベルギー)
- 北京歴史博物館(中国)
- ラジブ・ガンジー氏「平和」「愛」(ヒンディ語・日本語による茶掛2点)
- 永平寺(福井県)「放下着」「円」「喝」
- 總持寺(神奈川県)「無尽蔵」「慈」「坐」
- 曹洞宗宗務庁「合掌」「礼拝」
公共施設・小学校・中学校・高等学校・寺院等300点余
出典
[編集]- ^ 沼津市庄司美術館. “佐野丹丘 遺墨展 平成22年6月12日~7月4日”. 2020年3月18日閲覧。
- ^ 沼津市庄司美術館. “開館二周年特別企画 佐野丹丘 書展 11月1日~12月28日”. 2020年3月18日閲覧。
- ^ 曹洞宗 東海管区教化センター. “佐野丹丘先生の書禅一如”. 2020年3月18日閲覧。
- ^ paipu.eshizuoka. “佐野丹丘氏”. 2020年3月18日閲覧。
- ^ sacula. “静岡県文化奨励賞受賞者一覧”. 2020年3月18日閲覧。