体重管理

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体重管理とは体重適正に保つことである。食生活が欧米化し、生活習慣も多様化し、肥満(ボディマス指数25以上)や、やせ(ボディマス指数18.5未満)が問題になった。[1]肥満(ボディマス指数25以上)はボディマス指数が22のときの倍のリスクになる。

令和元年の調査によると、痩せの割合は女性11.5%、男性3.9%であった。[2]

健康リスク[編集]

肥満が健康に及ぼす影響は、内臓脂肪型肥満高血圧、高血糖(糖尿病)、脂質異常症など死の四重奏とも呼ばれ、心蔵血管にも影響する命に関わる病気になる確率が高くなる[3]ボディマス指数[体重(kg)÷(身長(m)×身長(m)]が25以上が肥満と言われる。また痩せ過ぎも、健康に影響を及ぼし、月経不順(女性の場合)、骨粗鬆症栄養失調が起こす貧血などのリスクがある。ボディマス指数が18.5未満は痩せ過ぎと判断される。[4][5] また小学生(児童)の場合は、ローレル指数と呼ばれる肥満指数を使う[6]。ローレル指数が115未満はやせ、115以上145未満は標準、145以上は肥満である。[7]

体脂肪率[編集]

近年は、食生活の変化などにより体重は適正だが、体に内臓脂肪が多い状態(隠れ肥満)が増加している。隠れ肥満は外見や、体重では判断できず、体脂肪率で判断できる。隠れ肥満の基準値は、女性が30%、男性が25%以上体脂肪があることである。[8]

[1]健康的なダイエット:適切な体重管理で、健康づくりをしよう! | e-ヘルスネット(厚生労働省)

[2]肥満の人は男性 33.0%、女性 22.3%。やせの人は男性 3.9%、女性11.5%(20 歳代女性20.7%)。65 歳以上の低栄養の人は男性 12.4%、女性 20.7% 令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」より | 生活習慣病の調査・統計 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会

[3]体重を管理しよう | 一般社団法人 日本循環器協会|Japanese Circulation Association

[4]健康診断の結果、『BMI』も気にして欲しい | 健康づくりかわら版

[5]見た目だけではわからない『隠れ肥満』のサインとは?! | シチズン・システムズ株式会社

脚注[編集]

関連項目[編集]