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催吐薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
催吐作用から転送)

催吐薬(さいとやく emetics)とは嘔吐を誘発させることによって胃の内容物を吐かせることを目的とした薬である。 主に異物や毒物を飲み込んでしまった場合の対処として使用される。経口薬、注射薬がある。

中枢性催吐薬の場合、その薬理作用は延髄嘔吐中枢を刺激することにより催吐作用を発揮する。主な薬剤としてエメチンアポモルヒネブロモクリプチンなどがある[1]

家庭の置き薬としては、トコンシロップ英語版が化学物質や毒物を吐き出すのに使用されてきた。初期段階(誤飲して30‐90分以内)なら効果が望めるものの、潜在的に副作用や吐くのが望ましくない状況で使用される場合があるため、電話などで緊急医療スタッフなどの指示が望めるなら指示に従って使用されることが望まれる[2]

脚注

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  1. ^ Sedlacek, H.S., Ramsey, D.S. (Dec 2008). “Comparative efficacy of maropitant and selected drugs in preventing emesis induced by centrally or peripherally acting emetogens in dogs.”. J Vet Pharmacol Ther. 31 (6): p.p.533-537. ISSN 1365-2885. PMID 19000276. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19000276 2011年4月3日閲覧。. 
  2. ^ Manoguerra, Anthony S.; Cobaugh, Daniel J.; The Members of the Guidelines for t (2005-01). “Guideline on the Use of Ipecac Syrup in the Out-of-Hospital Management of Ingested Poisons” (英語). Clinical Toxicology 43 (1): 1–10. doi:10.1081/CLT-46735. ISSN 1556-3650. http://www.tandfonline.com/doi/full/10.1081/CLT-46735.