コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

僕たちのラストステージ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
僕たちのラストステージ
Stan & Ollie
監督 ジョン・S・ベアード
脚本 ジェフ・ポープ英語版
製作 フェイ・ウォード
製作総指揮 ケイト・ファスロ
ジョー・オッペンハイマー
ザヴィエル・マーチャンド
クリスティン・ランガン
エウヘニオ・ペレス
出演者 スティーヴ・クーガン
ジョン・C・ライリー
シャーリー・ヘンダーソン
ダニー・ヒューストン
音楽 ロルフ・ケント
撮影 ローリー・ローズ英語版
編集 ウナ・ニ・ドンガイル
ビリー・スネドン
製作会社 エンターテインメント・ワン
BBCフィルムズ
ソネスタ・フィルムズ
フェイブル・ピクチャーズ
配給 アメリカ合衆国の旗 ソニー・ピクチャーズ クラシックス
イギリスの旗 エンターテインメント・ワン
日本の旗 HIGH BROW CINEMA
公開 アメリカ合衆国の旗 2018年12月28日
イギリスの旗 2019年1月11日
日本の旗 2019年4月19日
上映時間 98分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
カナダの旗 カナダ
言語 英語
製作費 $10,000,000[1]
興行収入 $21,860,721[2]
テンプレートを表示

僕たちのラストステージ』(ぼくたちのラストステージ、Stan & Ollie)は2018年アメリカ合衆国イギリスカナダ合作の伝記映画。監督はジョン・S・ベアード、主演はスティーヴ・クーガンジョン・C・ライリーが務めた。 ハリウッドサイレントからトーキーの時代にかけて人気を博したお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」の晩年を描いている。

ストーリー

[編集]

1953年ローレル&ハーディイギリスでライブツアーを行うことになった。1920年代後半から1930年代にかけて、2人はハリウッドで黄金時代を築き上げたがハル・ローチ英語版と決裂してから徐々に落ち目になっていった。そんな2人にとって、このツアーは復活を賭けた最後の大勝負であった。2人は経済的にも苦しい状態にあったが、芸の腕前は一切衰えておらず、ツアーは大成功のうちに終わった。かつての人気を取り戻せるかに見えた矢先、オリヴァーに病魔が襲いかかった。

キャスト

[編集]

製作

[編集]

2016年1月、ジョン・S・ベアード監督の新作映画にスティーヴ・クーガンとジョン・C・ライリーが出演することになったとの報道があった[3]。脚本はジェフ・ポープが執筆することになったとも報じられた[4]。ポープは「ローレル&ハーディは自分にとってヒーローみたいなものです」と語った[5]。5月、第69回カンヌ国際映画祭で本作の配給権が売りに出された[6]

2017年春、本作の主要撮影がイギリスで始まった[7]。なお、ライリーはオリヴァー・ハーディを演じるための特殊メイクに毎日4時間を費やした[8]

公開・マーケティング

[編集]

2018年8月3日、本作の劇中写真が公開された[9]。9月9日、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが本作の全米配給権を購入したと報じられた[10]。18日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。10月21日、本作はロンドン映画祭でプレミア上映された[12][13]

評価

[編集]

本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには33件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『僕たちのラストステージ』の各シーンには優しい眼差しが透けて見える。同作は創造的な絆が孕む重荷と喜びを感動的に描写しており、愛された2人のエンターテイナーに対して敬意を表した作品となっている。」となっている[14]。また、Metacriticには13件のレビューがあり、加重平均値は72/100となっている[15]

本作での演技によって、ジョン・C・ライリーは第76回ゴールデングローブ賞主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた[16]

出典

[編集]
  1. ^ Tim Gray (2018年12月6日). “‘Stan & Ollie’ Director Faced Challenge of Introducing Comedy Duo to Modern Audiences” (英語). Variety. https://variety.com/2018/film/awards/stan-ollie-director-faced-challenge-of-introducing-comedy-duo-to-modern-audiences-1203082157/ 2019年4月20日閲覧。 
  2. ^ Stan & Ollie (2018) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2019年4月20日閲覧。
  3. ^ Ali Jaafar (2016年1月18日). “Steve Coogan And John C. Reilly To Star As Stan Laurel And Oliver Hardy In Jon S. Baird’s ‘Stan & Ollie’” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2016/01/steve-coogan-john-c-reilly-to-star-as-stan-laurel-and-oliver-hardy-in-jon-s-bairds-stan-ollie-faye-ward-jeff-pope-1201685254/ 2018年12月24日閲覧。 
  4. ^ Benjamin Lee (2016年1月18日). “Steve Coogan and John C Reilly to play Laurel and Hardy in biopic” (英語). The Guardian. https://www.theguardian.com/film/2016/jan/18/steve-coogan-john-c-reilly-laurel-and-hardy-biopic 2018年12月24日閲覧。 
  5. ^ “Steve Coogan and John C Reilly to star in Laurel and Hardy film” (英語). BBC News. (2016年1月18日). https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35344860 2018年12月24日閲覧。 
  6. ^ Anita Busch (2016年5月9日). “Sierra/Affinity Bringing ‘Stan & Ollie’ To Cannes” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2016/05/stan-ollie-to-sell-at-cannes-sierra-affinity-1201751975/ 2018年12月24日閲覧。 
  7. ^ Graham Young (2017年4月4日). “Movie Stan and Ollie with Steve Coogan to be filmed in Midlands and you can apply to be in the cast”. Birmingham Live. https://www.birminghammail.co.uk/whats-on/film-news/how-apply-new-movie-stan-12842161 2018年12月24日閲覧。 
  8. ^ Tim Gray (2018年12月6日). “‘Stan & Ollie’ Director Faced Challenge of Introducing Comedy Duo to Modern Audiences” (英語). Variety. https://variety.com/2018/film/awards/stan-ollie-director-faced-challenge-of-introducing-comedy-duo-to-modern-audiences-1203082157/ 2018年12月24日閲覧。 
  9. ^ Andreas Wiseman (2018年8月3日). “‘Stan & Ollie’ To Close London Film Fest; First Look At John C. Reilly & Steve Coogan As Iconic Comedy Duo” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/08/stan-ollie-london-film-festival-first-look-johnc-reilly-steve-coogan-1202439418/ 2018年12月24日閲覧。 
  10. ^ Jeremy Kay (2018年9月9日). “SPC 'Stan & Ollie' TIFF deal confirmed as distributor picks up 'Maiden'” (英語). Screen Daily. https://www.screendaily.com/news/spc-stan-and-ollie-tiff-deal-confirmed-as-distributor-picks-up-maiden/5132464.article 2018年12月24日閲覧。 
  11. ^ Dino-Ray Ramos (2018年9月18日). “‘Stan & Ollie’ Trailer: Steve Coogan & John C. Reilly Find The Drama In Comedy In Laurel & Hardy Biopic” (英語). Deadline.com. https://deadline.com/2018/09/stan-ollie-trailer-steve-coogan-john-c-reilly-find-the-drama-in-comedy-in-laurel-hardy-biopic-1202467479/ 2018年12月24日閲覧。 
  12. ^ Geoffrey Macnab (2018年10月21日). “Stan & Ollie review, LFF: Insightful and endlessly touching” (英語). The Independent. https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/reviews/stan-and-ollie-review-laurel-hardy-biopic-steve-coogan-john-c-reilly-a8594696.html 2018年12月24日閲覧。 
  13. ^ Peter Bradshaw (2018年10月21日). “Stan & Ollie review – melancholy twilight of comedy gods Laurel and Hardy” (英語). The Guardian. https://www.theguardian.com/film/2018/oct/21/stan-and-ollie-review-laurel-and-hardy-steve-coogan-john-c-reilly 2018年12月24日閲覧。 
  14. ^ Stan & Ollie (2019)” (英語). Rotten Tomatoes. 2018年12月24日閲覧。
  15. ^ Stan & Ollie Reviews” (英語). Metacritic. 2018年12月24日閲覧。
  16. ^ “ゴールデン・グローブ賞、日本勢は2本ノミネーション!『ヴァイス』が最多6部門”. シネマトゥデイ. (2018年12月6日). https://www.cinematoday.jp/news/N0105422 2018年12月24日閲覧。 

外部リンク

[編集]