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兎眼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兎眼
概要
診療科 眼科学
分類および外部参照情報
ICD-10 H02.2
ICD-9-CM 374.2
DiseasesDB 32880

兎眼(とがん、lagophthalmos)とは、が完全に閉じることができない症状を言う[1]

まばたきは、涙液の薄い膜でを覆い、眼の外側の細胞に必要な湿潤環境をもたらす。は、異物を洗い流すとともに、排泄する役割を持つ。この作用は、潤滑を保ち、眼の健康に欠かせないことである。もしこのメカニズムに障害が起こるならば、兎眼に見られるように、眼が傷つけられ、細菌感染しやすくなる。それゆえ、兎眼は、角膜乾燥と角膜潰瘍を引き起こすものである。

脚注

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  1. ^ Cline D; Hofstetter HW; Griffin JR. Dictionary of Visual Science. 4th ed. Butterworth-Heinemann, Boston 1997. ISBN 0-7506-9895-0