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児玉辰春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

児玉 辰春(こだま たつはる、1928年 - 2019年10月14日)は、日本の児童文学作家[1]

戦争を語り継ぐ絵本まっ黒なおべんとう』の著者として知られる。

経歴

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広島県大竹市出身[2]岩国工業学校神奈川大学工学部卒業[3]

1954年より中学校の教師として勤務した[1]。その頃から、子供たちへの平和活動を始める[1]1988年広島市立三和中学校を最後に退職し[3]、創作活動を開始した[2]

1990年に「よっちゃんのビー玉」が日本子どもの本研究会選定図書、1992年に「伸ちゃんのさんりんしゃ」日本図書館協会選定図書と全国学校図書館協議会「夏休みの本」に選ばれた。

2001年、戦争の悲惨さを語り継ぐ「新世紀に戦争を語り継ぐ会」を創設した[2]

2019年、広島市佐伯区の病院で死去した[4]。91歳没[4]

まっ黒なおべんとう』をはじめとする、いくつかの作品がアニメ映画化された[5]

著書

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絵本

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その他単著

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  • 『ひびけ月光の曲』岩崎書店、1993年
  • 『ヒロシマ心の旅路』岩崎書店、1996年 - 挿絵:村井宗二
  • 『虹の花咲く通潤橋』汐文社、1998年 - 挿絵:長澤靖
  • 『海底に消えた青春 知られざる特攻、伏竜特攻隊秘話』汐文社、2001年
  • 『くちなしの花 八月―ヒロシマヤケノハラニナル』草土文化、2001年 - 挿絵:長澤靖
  • 『人間魚雷「回天」 一特攻隊員の肖像』高文研、2003年

脚注

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  1. ^ a b c 児童文学作家の児玉辰春さんがご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。”. 童心社. 2024年1月15日閲覧。
  2. ^ a b c 株式会社ローソンエンタテインメント. “児玉辰春|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2024年1月15日閲覧。
  3. ^ a b 児玉辰春さん「まっ黒なおべんとう」 ひろしま国”. www.hiroshimapeacemedia.jp. 2024年6月7日閲覧。
  4. ^ a b 訃報 児玉辰春氏”. 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター. 2024年1月15日閲覧。
  5. ^ 映画紹介”. 2024年1月15日閲覧。

関連項目

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