児童文化センター
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児童文化センター(じどうぶんかセンター)は、日本の青少年教育施設。文部科学省の定義では「少年に対し科学知識の普及、実習実験の場を提供し 青年のかん養、生活指導等を行い、健全な自発的行動の促進を図るための施設」とされている[1]。
児童館との違い
[編集]設置の目的や趣旨は、児童館とよく似ているが、児童館は児童福祉法に基づいた児童厚生施設の一つで、厚生労働省の所管。地域で児童に健全な遊びを与え、その健康を増進し、情操を豊かにするというのが目的である。児童文化センターは、文部科学省が所管する社会教育施設の中の青少年教育施設で、教育、文化芸術の色彩が強い。児童館が2019年(令和元年)の統計で、全国に公営、民営合わせて、4,453ヵ所ある[2]のに対して、2015年(平成27年)の社会教育調査によれば41ヵ所しかない[3]。ほとんどが市立で、ごく一部に県立、町立、村立があり、国立はない[3]。
運営内容
[編集]たとえば、米子市児童文化センターでは、プラネタリウムや天体観測室、図書室、工作や音楽などさまざまな興味関心に対応するクラブ室、プレーパークなどがあり[4]、これは前橋市や大阪府などども同様である。主要な活動は、児童文化講座の開催、児童の団体、クラブ活動の育成、リクレーションの指導、展示会、映画会、音楽会などの開催、資料集めと閲覧のための図書室、家庭教育の支援などである[5]。
脚注
[編集]- ^ “平成30年度社会教育調査の手引” (PDF). 文部科学省. 2021年6月6日閲覧。
- ^ “児童館について”. 厚生労働省. 2021年6月7日閲覧。
- ^ a b “社会教育調査 平成27年度 統計表 青少年教育施設調査”. e-Stat政府統計の総合窓口. 2021年6月7日閲覧。
- ^ “米子市児童文化センター”. 米子市文化財団. 2021年6月7日閲覧。
- ^ “山口市児童文化センター設置及び管理条例”. 2021年6月7日閲覧。