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全国保健師活動研究会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

全国保健師活動研究会(ぜんこくほけんしかつどうけんきゅうかい)は、1969年1月に発足した保健師(当時、保健婦)の自主的研究組織であり、発足当時の名称は自治体に働く保健婦のつどいであった[1]。1998年に全国保健師活動研究会と名称を変更し[1]、年に1回、全国保健師活動研究集会の開催などを開催している。

活動内容

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学会とは異なる実践を重視した、専門職による自主的な研修・研究会であり、活動報告や経験交流等を目的とした集会(つどい)の開催、公衆衛生関連の出版、保健師活動に関する資料の保存(保健婦資料館の設置・運営)、政策提言などを行っている。

関連する出版物・公表作品

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  • 自治体に働く保健婦のつどい編『公衆衛生を住民の手に : 公衆衛生と「地域保健法」』やどかり出版 , 1995年
  • 自治体に働く保健婦のつどい・松下拡他編著『公衆衛生における保健婦の役割 : 保健婦ハンドブック  』日本看護協会出版会 , 1995年
  • 五十嵐松代著、新潟県自治体に働く保健婦のつどい・自治体に働く保健婦のつどい編『 ごうたれ保健婦マツの活動 : 五十嵐松代の歩み』やどかり出版 , 1994年
  • 自治体に働く保健婦のつどい編『土曜会に参加した保健婦たち』自治体に働く保健婦のつどい , 1993年
  • 『公衆衛生ジャーナルさるす』(機関誌、1988年~2005年29号迄、やどかり出版)
  • 『PHNブックレット』(萌文社)

1983年から1992年にかけて出版された『公衆衛生実践シリーズ』(医学書院、全11巻)の刊行に取り組んだ[1]

本組織の創成に関わった前田黎生(まえだ・あけみ)をとりあげたドキュメンタリー映画『日本の保健婦さん―前田黎生・95歳の旅路―』が2015年に公開されている[2]

保健婦資料館

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長野県穂高町にある、保健師の活動の歴史研究、資料保存、実践継承の場として2001年に開設された施設[3]

全国保健師活動研究集会(旧、自治体に働く保健婦のつどい)の一覧

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毎年開催されている研究報告、活動・経験交流、意見交換等を目的とした集会。

開催された「保健婦のつどい」「全国保健師活動研究集会」一覧[4]
開催年 開催地 テーマ等
全国保健師活動研究集会 55 2023 東京
54 中止
53 中止
52 2020 京都
51 2019 京都
50 2018 東京
49 2017 東京
48 2016 大阪
47 2015 名古屋
46 2014 横浜
自治体に働く保健婦のつどい 31 1999 横浜 介護保険と保健師活動[5]など
7-10 東京
5-6 京都
1-4 名古屋

脚注

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  1. ^ a b c 菊地頌子「50回目を迎えた 全国保健師活動研究会のあゆみ」”. 2019年12月28日閲覧。
  2. ^ (ひと)前田黎生さん 波乱の人生が映画になった元保健婦:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2019年12月28日閲覧。
  3. ^ 保健婦資料館”. 全国保健師活動研究集会. 2019年11月23日閲覧。
  4. ^ 全国保健師活動研究集会”. 全国保健師活動研究会. 2019年11月23日閲覧。
  5. ^ 週刊医学新聞第2327号(1999年2月22日) 第31回自治体に働く保健婦のつどい開催 介護保険制度の導入と保健婦の役割について論議”. 医学書院. 2019年11月22日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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