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全日本シングルスソフトテニス選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全日本シングルスソフトテニス選手権
大会情報
開始年 1994年
会場 持ち回り
サーフェス 砂入り人工芝・クレー・ハード
前回優勝
男子シングルス 上松俊貴
女子シングルス 天間麗奈

全日本シングルスソフトテニス選手権大会は年に1回開催されるソフトテニスのシングルス日本一を決定する選手権大会。日本ソフトテニス連盟が主催。

概説

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ソフトテニスはダブルスのみに特化したかたちで発展してきたが、アジア競技大会参加を目指し1980年代に活発化した国際普及の過程でシングルスの必要性が議論されるようになる。1992年にインドネシアで開催された第二回アジアソフトテニス選手権よりシングルスが導入された。国内においても1993年にプレ大会[注 1]が開催され、翌年 正式にスタート。

歴史

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戦前に明治神宮ルールが導入された際、全日本選手権(昭和2年)にもシングルスが取り入れたが昭和8年を最後に種目からはずされた[1]。以降 学連主催大会等でのシングルス選手権は継続的に開催されていたものの日本連盟の主催大会としては1994年(平成6年)に全日本ソフトテニス選手権の1種目としてスタート。当初 ダブルスコートの半分のサイズを使うルールが採用されたが、国際ルールの変更にともない、2004年より現在のルール(硬式テニスのシングルスコートと同サイズ)に変更された。

開催地

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開催地はブロック毎の持ち回り。

出場資格[2]

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参加資格は下記の実績を有し、尚且つ技術等級SP以上、公認審判制度の有資格者。

シングルスでの実績

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  • 前年度大会ベスト16
  • 全日本学生選手権ベスト16
  • 東、西日本学生選手権ベスト8
  • 前年度各ブロック選手権 ベスト4
  • 前年度各ブロック学生選手権 ベスト4
  • 前年度全日本ジュニア選手権、ジュニアジャパンカップ各カテゴリ ベスト4
  • 前年度都道府県対抗中学 ベスト4
  • 前年度全日本小学生 ベスト4

ダブルスでの実績

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  • ダブルスランキング十位以内
  • 全日本社会人一般ベスト8 35歳ベスト4、45歳ベスト2
  • 全日本学生選手権ベスト8
  • インターハイベスト8
  • 東西日本選手権 ベスト16 35歳 ベスト4、45歳 ベスト2
  • 全国中学校選手権 ベスト4
  • 各ブロック選手権 2ペア
  • 開催都府県 6ペア以内
  • 愛知、埼玉、神奈川、千葉、兵庫、静岡、東京、大阪、北海道、茨城 ベスト4
  • 上記以外の府県2ペア
  • 開催府県 8
  • 開催府県の属するブロックの都府県 61
  • 外国選手(日本連盟と所属国連盟の承認が必要)

備考

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  • しばしば国際大会の代表選抜戦(世界選手権、アジア選手権)を兼ねる場合がある

注釈

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  1. ^ 全日本新ルール選手権として施行前の国際ルールでダブルス、シングルス、ミックスダブルスを実施。

歴代優勝者[3]

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ルール改正後

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年度 男子 女子 備考
2024 上松俊貴 天間麗奈 兼世界選手権代表選抜
2023 上松俊貴 志牟田智美
2022 上松俊貴 高橋乃綾
2021 コロナのために中止
2020 コロナのために中止
2019 船水颯人 林田リコ 世界選手権代表選抜
2018 船水颯人 尾上胡桃
2017 船水颯人 徳川愛実
2016 増田健人 徳川愛実 アジア選手権代表選抜
2015 船水颯人 小林奈央
2014 長江光一 大庭彩加
2013 中本圭哉 大庭彩加
2012 増田健人 小林奈央
2011 長江光一 杉本瞳
2010 菅野創世 杉本瞳 ハードコート
2009 長江光一 水松彩華
2008 玉川裕司 澤邊好美
2007 鹿島鉄平 中川静香
2006 成田智計 辻美和
2005 篠原秀典 渡邉梨恵 兼東アジア競技大会代表選考
2004 高川経生 渡邉梨恵 雨天のため最終日インドアコート

旧ルール

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年度 男子 女子 備考
2003 中堀成生 河野加奈子
2002 岩永淳 水上志乃
2001 中堀成生 水上志乃
2000 中堀成生 水上志乃
1999 小峯秋二 渡邉梨恵
1998 中堀成生 石川聡子
1997 中堀成生 江守直子
1996 平山隆久 石川聡子
1995 平山隆久 松下美和
1994 中堀成生 松下美和

最多優勝者

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男子

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中堀成生 6回 (次点 船水颯人 4回)

女子

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水上志乃、渡邉梨恵(3回)

外部リンク

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脚注/出典

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  1. ^ 遊戯社発行 表孟宏編 日本庭球史―軟庭百年 -
  2. ^ 日本ソフトテニス連盟大会要項より
  3. ^ 参照ベースボールマガジン社発行『ソフトテニスマガジン』