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内田宏 (写真家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

内田 宏(うちだ ひろし、1923年大正12年)11月20日 - )は、日本写真家・都道府県職員。

略歴

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山梨県職員として農業改良普及事業に携わる[1][2]1950年(昭和25年)頃に農業普及の記録・広報のために写真をはじめ、本業のかたわら農村写真を撮る[2]。写真は昭和30年代(1955年 - 1966年)から平成期にわたる農家の日常、養蚕などの生業、年中行事祭礼、農業改善活動、災害復旧などで、ネガは3000本以上に及ぶ[1][2]。撮影年月・場所が記録されているため、歴史・民俗史料としても注目されている[2]

県職員を退職後は日本農業新聞の記者として取材を行う[1]

写真集に『アメリカの農業』(自費出版1961年)、『バングラデシュの村』(自費出版・1980年)、『農村婦人の詩』(山梨日日新聞社、1995年)がある[3]2007年には山梨県立博物館で「人と動物の昭和誌」展が開催され、内田の写真の中から山梨県の農村における家畜など、動物に関する写真が選ばれて出展された。2010年には地域資料デジタル化研究会により内田宏撮影の写真資料4000点がデジタル化され、山梨県立博物館に寄託された。

脚注

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  1. ^ a b c 『農村婦人の詩』、p.158
  2. ^ a b c d 『人と動物の昭和誌』、p.143
  3. ^ 『農村婦人の詩』、p.159

参考文献

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  • 『人と動物の昭和誌』山梨県立博物館、2007年