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再会 (松尾和子の曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

再会(さいかい)」は松尾和子の楽曲[1]。作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正[1]ムード歌謡に分類される楽曲で、シングル盤1960年8月にリリースされた[2]

吉田は本曲を「自身の最高傑作」と自認している。吉田は自身の作曲スタイルを「聴く人にいかにわかりやすく書く」ことを基本にしていると述べるが、本曲の歌詞については「すばらしかった」と評すると共に「これ以上の曲は、もう書けないだろう」と述べている[1]

愛する男性が監獄へ収監されたことで逢えなくなった女性が、男性に寄せる心情を綴った歌詞である[1]。吉田の曲は、女性の心情を絞り出すかのように半音階を多用したスローバラードとなった[1]。松尾はこの半音階を微妙に崩して歌唱したことで、ムードをよりいっそう高めることになった[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f 塩澤実信「第4章 歌は時代に寄り添いながら……(昭和三十年~四十五年)」『昭和の流行歌物語 佐藤千夜子から笠置シズ子、美空ひばりへ』展望社、2011年。ISBN 978-4885462313 
  2. ^ 菊池清麿「昭和三五(一九六〇)年」『昭和演歌の歴史』アルファベータブックス、2016年。ISBN 978-4865980233