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冷水茂太

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

冷水 茂太(ひやみず しげた、1911年明治44年)10月8日 - 1986年昭和61年)10月3日)は、日本歌人[1]土岐善麿の高弟として評伝などや研究書を執筆したほか、善麿と関わりの深かった石川啄木についての研究も残した。

人物・来歴

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東京生まれ。早稲田大学専門部法科在学中の1932年(昭和7年)に「短歌街」創刊に参加した[1]1934年(昭和9年)に卒業後は詠歌に専念し、多くの歌人と親交を持った[1]

1957年(昭和32年)に横田専一らと「橋」を創刊し[1]1972年(昭和47年)には土岐善麿を中心とする文芸誌「周辺」の編集者ともなる[1]1981年(昭和56年)には自身の歌が収録された「短歌周辺」を創刊した[1]

運輸省勤務を経てトヨタ自動車の役員を歴任した。蔵書は府中市立図書館に「冷水文庫」として所蔵されている[2]

著書

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  • 『評伝土岐善麿』(橋叢書) 橋短歌会, 1964
  • 『大日本歌人協会』短歌新聞社, 1965
  • 『風雪の自動車販売 山口昇の人と事業』自動車ジャーナル社, 1966
  • 啄木と哀果 ある交遊の記録』短歌新聞社, 1966
  • 『啄木遺骨の行方』永田書房, 1968
  • 『土岐善麿の歌』光風社, 1974
  • 『啄木私稿』清水弘文堂, 1978.7
  • 『斜面慕情 冷水茂太評論随想』(短歌周辺叢書) 短歌周辺社, 1982.6
  • 『土岐善麿考 その哀果時代』青山館, 1985.5
  • 『冷水茂太歌集』(短歌周辺叢書) 短歌周辺社, 1987.10
編著

脚注

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  1. ^ a b c d e f コトバンク
  2. ^ 特別文庫 - 活用する - 府中市立図書館 - 東京都”. library.city.fuchu.tokyo.jp. 2022年2月4日閲覧。