冷水茂太
表示
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2022年2月) |
冷水 茂太(ひやみず しげた、1911年(明治44年)10月8日 - 1986年(昭和61年)10月3日)は、日本の歌人[1]。土岐善麿の高弟として評伝などや研究書を執筆したほか、善麿と関わりの深かった石川啄木についての研究も残した。
人物・来歴
[編集]東京生まれ。早稲田大学専門部法科在学中の1932年(昭和7年)に「短歌街」創刊に参加した[1]。1934年(昭和9年)に卒業後は詠歌に専念し、多くの歌人と親交を持った[1]。
1957年(昭和32年)に横田専一らと「橋」を創刊し[1]、1972年(昭和47年)には土岐善麿を中心とする文芸誌「周辺」の編集者ともなる[1]。1981年(昭和56年)には自身の歌が収録された「短歌周辺」を創刊した[1]。
運輸省勤務を経てトヨタ自動車の役員を歴任した。蔵書は府中市立図書館に「冷水文庫」として所蔵されている[2]。
著書
[編集]- 『評伝土岐善麿』(橋叢書) 橋短歌会, 1964
- 『大日本歌人協会』短歌新聞社, 1965
- 『風雪の自動車販売 山口昇の人と事業』自動車ジャーナル社, 1966
- 『啄木と哀果 ある交遊の記録』短歌新聞社, 1966
- 『啄木遺骨の行方』永田書房, 1968
- 『土岐善麿の歌』光風社, 1974
- 『啄木私稿』清水弘文堂, 1978.7
- 『斜面慕情 冷水茂太評論随想』(短歌周辺叢書) 短歌周辺社, 1982.6
- 『土岐善麿考 その哀果時代』青山館, 1985.5
- 『冷水茂太歌集』(短歌周辺叢書) 短歌周辺社, 1987.10
- 編著
- 『土岐善麿 (人物書誌大系 編.) 』日外アソシエーツ, 1983.7