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刀利康嗣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

刀利 康嗣(とり の やすつぐ、生没年不詳)は、奈良時代貴族儒学者はなし。伊予掾刀利宣令の近親か。官位従五位下大学博士

経歴

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文武朝慶雲2年(705年大学助藤原武智麻呂釈奠を復興した際に、その請により宿儒として釈奠の文を作成した[1]元明朝和銅3年(721年従五位下叙爵する。この時に同じ従五位下に叙せられたものとして、山田三方大倭五百足らがいる[2]

懐風藻』に「宴に侍す」という題の漢詩作品(五言排律)が1首採録されている。その目録によると「大学博士従五位下。年八十一」とあり、当時としても長寿であったことが窺われる。

脚注

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  1. ^ 藤氏家伝』下巻
  2. ^ 『続日本紀』和銅3年正月13日条

参考文献

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