刈込池
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刈込池 | |
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三ノ峰を背景にした刈込池の紅葉 | |
所在地 |
日本 福井県大野市上打波[1][2][3] |
位置 | |
周囲長 | 0.4[4] km |
最大水深 | 4.5[4] m |
水面の標高 | 約1100[2][3] m |
淡水・汽水 | 淡水 |
湖沼型 | 腐植栄養型・高原型 |
プロジェクト 地形 |
刈込池(かりこみいけ)は、福井県大野市上打波にある湖沼である[1][2][3]。白山国立公園の区域に属している[5]。
概要
[編集]九頭竜川の支流である打波川の上流、幅ヶ平にある周囲400m、水深最大4.5mの池である[4]。刈込池に流れ込む小川はあるものの、流れ出る河川がなく一定の水位が保たれている[4]。周囲はブナやミズナラなどの広葉樹に覆われている[1][6][7]。
福井県を代表する紅葉スポットのひとつであり[8]、秋には湖面に赤や黄色に色づいた広葉樹[1][2][3][7][9]、雪化粧した三ノ峰が湖面に映し出される[1][10]。また、刈込池には年間約1万人の観光客が訪れている[8]。
駐車場がある小池公園からは徒歩で約1時間のコースとなっており[3][6][7]、途中石段と急な坂を通ることになる[11]。
名前の由来
[編集]泰澄大師が白山に棲んでいた大蛇を分けて刈り込み、この池に封じ込めたという伝説があるとされる[4][3]。
アクセス道路
[編集]刈込池へは、西日本旅客鉄道(JR西日本)越美北線(九頭竜線)勝原駅付近の国道158号から分岐する福井県道173号上小池勝原線が唯一のアクセス道路となる[6][8]。
2022年(令和4年)10月に発生した土砂崩れに伴い、上小池勝原線の鳩ヶ湯以北の区間が通行止めとなった[8]。福井県は災害復旧工事を進め同年10月22日に日中に限り通行できるよう開通した(11月6日までの期間限定)[12]。11月6日から冬季閉鎖となり再度通行止めとなったが、全面復旧の見通しは未定となっている(2023年時点)。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “刈込池に絶景の紅葉 大野”. 中日新聞Web. (2020年10月27日). オリジナルの2020年11月1日時点におけるアーカイブ。 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “紅葉が見頃 福井・大野の刈込池”. 朝日新聞デジタル. (2020年11月1日). オリジナルの2020年11月1日時点におけるアーカイブ。 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e f “福井県大野市の刈込池、絵画のような紅葉 見頃いつまで”. 福井新聞ONLINE. (2021年10月30日). オリジナルの2021年10月30日時点におけるアーカイブ。 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d e 刈込池 - 大野市観光協会
- ^ “find 国立公園 白山国立公園”. 環境省 (2022年9月7日). 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c 柚本 2012, p. 35.
- ^ a b c “車で2時間・山道を徒歩1時間…秘境の紅葉、幻想の水鏡”. 読売新聞オンライン. (2021年11月7日). オリジナルの2021年11月7日時点におけるアーカイブ。 2023年3月26日閲覧。
- ^ a b c d “紅葉の名所「刈込池」へ通じる唯一の県道が通行止め 土砂崩れで解除めど立たず、福井県大野市”. 福井新聞ONLINE. (2022年10月14日). オリジナルの2022年10月14日時点におけるアーカイブ。 2023年3月26日閲覧。
- ^ 柚本 2012, p. 36.
- ^ 柚本 2012, p. 37.
- ^ 柚本 2012, p. 35-36.
- ^ “紅葉名所「刈込池」行く県道通行止め…見頃の時期の日中だけ解除 福井県大野市、10月22日から”. 福井新聞ONLINE. (2022年10月19日). オリジナルの2022年10月19日時点におけるアーカイブ。 2023年3月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 柚本寿二『わくわく登る 福井の50山』北國新聞社、2012年7月14日。ISBN 978-4-8330-1882-1。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 刈込池 - 大野市観光交流課