別府冷麺
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別府冷麺(べっぷれいめん)は、大分県別府市で供される冷麺である。
概要
[編集]麺は小麦粉、そば粉、でんぷんを基本とし、スープは魚介をベースとした和風にアレンジされているのが特徴である。
1950年(昭和25年)頃、朝鮮系住民も多かった満州(中国東北部)から引き揚げた料理人が開いた店が発祥とされ、現在、別府冷麺を出す店は別府市内で60〜70店とされる。これらの店は冷麺専門店系と焼肉屋系の2系列に大別される。冷麺専門店系の別府冷麺は、もちもちした太めの麺で、キャベツのキムチ(ヤンベチュギムチ)が添えられる。これに対して、焼肉屋系の別府冷麺は、つるつるした中細麺で、白菜のキムチ(ペチュギムチ)が添えられる。また、冷麺専門店や焼肉屋だけでなく、通常のラーメン屋や居酒屋などの幅広い店でも、別府冷麺がメニューに加えられている。暖かい状態で提供される温麺というものもある。
別府市では2009年度から「別府冷麺プロジェクト」を開始し、マップを作成したり、ウェブサイトを開設したりして、名物としての売り出しを図っている[1]。
ローソンでは、2010年7月に九州地区の923店舗で別府冷麺を発売し[2]、販売目標5万食のところ、約7万5千食を売り上げている[3]。
脚注
[編集]- ^ “「別府冷麺プロジェクト」がスタート”. 大分合同新聞. 大分合同新聞社. (2009年5月9日). オリジナルの2012年4月16日時点におけるアーカイブ。 2019年10月31日閲覧。
- ^ 『【九州】「別府冷麺団監修 別府冷麺」発売』(プレスリリース)ローソン、2010年7月26日。オリジナルの2010年8月8日時点におけるアーカイブ 。2019年10月31日閲覧。
- ^ 「あん人こん人:ボランティア“秘密結社”・別府冷麺団7号さん/大分」『毎日jp』(毎日新聞社)2010年10月3日。[リンク切れ]
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 別府冷麺 - 公式ホームページ