利用者‐会話:吉田悠
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こんにちは、吉田悠さん。はじめまして! ウィキペディア日本語版へようこそ!
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こんにちは。ろうと申します。このたびはWikipedia:削除依頼/制服サバイガールでの議論へのご参加、ありがとうございます。そこでのご意見を読みまして、少しばかり誤解があるとお見受けしましたので、ちょっとご案内をいたします。
まず、著作権が発生するのか否かについて、「同一作品であるため著作権侵害の可能性はありません」「『あらすじ』はストーリーなので著作権侵害に該当しない」とのご意見に対しての解説です。「あらすじ」の著作権に関しては大きく分けて2つの問題があります。1つ目は元作品(今回の場合映画)の著作権(翻案権)侵害、2つ目に「あらすじ」自体の著作権です。著作物とは、「思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。」というのが著作権法の規定です。そして「あらすじ」は、その主たる内容を元作品に負っている点で翻案に当たる場合があり、他面、要約者の受け止めた感情を表現したものという意味でそれ自体著作物に当たるのです。今回の場合、1つ目の翻案に当たるほどの「あらすじ」というには短すぎると思われますし、貴方のご意見どおりであれば著作権者であるスタッフから「直にアウトプットされている」ものですので著作権侵害には当たらないと考えられます。しかし、2つ目の「それ自体の著作権」は問題となります。その「あらすじ」が、人により別の表現可能なものであれば、当然著作権があると見なされるでしょう。今回の文章は、私が一見しただけでも他の表現が考えつきますので、著作性が認められると思います。また複数のブログ等で同一表現がされているということは、どこかに元になった文章があるはずであり、その元ネタ作成者の著作権を侵害していると思われます。もしも貴方が元ネタ作成者でしたら、新幹線さんも書かれていましたように、Wikipedia:自著作物の持ち込み#著作権を侵害していないことの証明方法に従った手順を踏むようお願いします。貴方が作成者でないのでしたら、なぜサイト作成者と投稿者が同一と分かったのでしょう?分からない場合には、別と考えておく方が法律違反という危険の回避には有効です。
次に履歴に関してです。Wikipediaでは、誰が書いたかが履歴を見れば分かるようにしておくことにより改変を認めているGFDLというライセンスの元、情報を誰でも改変できるようにしています。このため、極端に言えば、「からすは黒色の鳥類である」という文を転載したあとで、他の誰かに「からすは白色の鳥類である」と改変されてしまうことも理論上はありえるのです。この履歴機能によって法的に問題がある文章が修正された後でも閲覧できてしまいますので、著作権侵害の虞を避けるためには過去の版を削除する必要があるのです。しかし途中の版だけ削除した場合には、しばしば履歴が混乱し、実際に執筆した人と別人が執筆したように見えてしまうことが起こります。これを避けるためにかなりの版が一緒に削除されることもあります。今回はそういう事例でした。
最後に情報源の信頼性についてです。一般的にファンサイトの独自情報は信頼性がないことを理由に除去されることがあります。今回の場合、貴方のご意見では公式関係者からの情報を元にしたものとのことですが、それが証明されない限り独自取材と見なされます。
要するに、
- 元ネタがスタッフであれば、公式サイトに転載を認めた文章が掲載されない限り著作権侵害として削除対象となる
- 元ネタが一ファンサイトであれば、そのサイトに転載同意を掲載することで削除は避けられたが、一方では独自研究として文章が編集除去される
ということです。 最後までお読みいただいてありがとうございます。長文にて失礼いたしました。--ろう(Law soma) D C 2008年11月19日 (水) 05:29 (UTC)