利用者:あるうぃんす/翻訳 WP:NOTBLUE

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この記事は en:WP:NOTBLUEの翻訳です。私論であり、ウィキペディアにおける特定の合意を反映したものではない上に、わたくしあるうぃんすの見解を示すものでもありません(とはいえ、必要か必要でないか、でいえば、僕は前者の立場をとりますが)。

この項目に関する翻訳作業は一旦終了し,Wikipedia:空が青いということに出典は要る に記事を立てました.

空の色は局所的な状態や観測者の視点によって変化します。

空は青い」、というような「当たり前」のことには、出典が必要ないと感じられることもあります。しかし、空は青い、というようなこうした「当たり前」のことを述べるにあたって、出典が必要である理由がいくつかあります。

最も明らかで最も単純な主張でさえも、それについての説明が必要な場合があります。空が青いという記述には、それがレイリー散乱によるものだという説明が必要です。なぜ空が青いのかを説明する文献を引用すれば、それはあらゆる利用者にとって有益でしょう。

生い立ちなどの背景や知識、文化、経験といったものは、利用者ごとに異なります。全員の知識が同等であると仮定することは、不適切でしょう。

ある記述を書くまえに、それがどんなにささいで「当たり前」であっても、それが誤解を生じたり、疑義を呈される可能性がないかを確かめるようにしてください。

理由[編集]

  • 特定の文脈においては、例えばの記事自体やレイリー散乱の記事では、空が青いことにはその原因となる理由や物理的機構があり、これについては専門的文献による説明が必要です。
  • 一見して単純で当たり前の「事実」に異論を唱える編集者がいるかもしれません。「空は青い」という記述は、空は頻繁に別の色を帯びるために、疑義を差し挟まれるかもしれません --- そして、疑義を挟みうる記述には、出典が必要なのです (cf. en:WP:MINREF)。
  • 当たり前のように思われる記述であっても、信頼できる文献を出典とすることで、利用者はさらなる保証を得ることが可能になります。
  • 空が青く見えることがある理由は専門的なもので、もしその専門的な議論が手元の話題と関連性があるならば、その理由についての説明が求められ、そのためには出典が必要です。
  • Wikipedia:日本中心にならないように に注意し、他の国の人々は同じ視点や常識を持っているとは限らないことを考慮しましょう。
  • 利用者はみな、ひとりひとり別の性質を持っていることに注意しましょう。
  • こういう状況を考えてみましょう。あなたはスウェーデン、アメリカ、シンガポール、その他の先進国で育った男性です。あなたはウィキペディアに、「男性生殖器を女性や子供の前で露出することは一般的に児童虐待、猥褻行為、あるいは恥ずべき行いとされる」と書き込みます。こんな基本的な礼儀作法は学問的な文献には載ることさえないだろう、一般常識なのだから、と、あなたは考えるわけです。ところが、異なる文化においては、男性がこのような振る舞いをしても恥にも不名誉にも当たらないことがあるのです[1][2]。結論はこういうことです:基本的な礼儀作法のようなものについても、出典を用意しましょう。

専門的議論[編集]

問題は利用者がある事実についての知識を持っていると予期してよいかどうかではなく、問題になっている事実が、記事の主題についての専門的文献で関連する議題となっているかどうかです。

もしその主張に関する疑念で信頼できる情報源で扱われているものがあるなら、それを引用すべきです (en:WP:MINREF. Wikipedia:出典を明記する ?) 。もし関連する専門文献がわざわざその点に答えようとしていないなら(たとえば en:WP:FRINGE (主流でない少数意見) に該当し、たとえただその虚偽を暴くだけのためであったとしても、それに言及することだけで中立的な観点に適合するために)、おそらく対応するウィキペディアの記事もそれを扱うべきではないでしょう。

出典が必要でない理由について議論するより、出典を見つけるほうが楽[編集]

もしそれが本当に常識なら、出典をつけることは本当にそれほど難しくありません。例えば、この引用は空が青いということ、及び空が青いことは常識であることの両方を示しています。

A field guide notes that "the blue sky is so commonplace that it is taken for granted"[3] (「青い空はとてもありふれていて、当然のものと思われている。」)

さらにロバート・サーヴィス(詩人)英語版が "while the blue sky bends above/You've got nearly all that matters"[4] といい、作詞家アーヴィング・バーリンは自分に微笑みかける青空 (Blue Skies) について書き、アメリカ空軍は青空の彼方へ行くことに言及することもできるでしょう。そして、もちろん、レイリーの論文、"On the scattering of light by small particles," Philosophical Magazine 41, 275: pp. 447–451 を引用することもできます。

「当たり前」のことがいつでも当たり前というわけではありません[編集]

あなたにとって当たり前と思われる記述に疑問が呈されたときには、その人にとってはその記述が当たり前ではないかもしれないような人(例えば外国にいる人)や、その記述が正しくない可能性のある状況を考えてみてください。

空が実際に青く見える時間は全体の半分未満です。空が青く見えないことがありうる条件には、次のようなものを挙げることができます。

  • 夜間、空は黒く見えます。レイリー散乱を引き起こす太陽の光がないと、月がのぼっているというような特定の条件下を除いては[5]、月は青くは見えません[6]
  • 雲があると空の色はぼやけます。曇りがちな天気のときは、空は白っぽかったり、灰色だったり、黒に見えることさえあります。
  • 山火事のような自然災害によって空がかすみがかったようになり、橙や赤色に見えることがあります。
  • 聖書において、イエスはファリサイ派の人々に、"When it is evening, ye say, It will be fair weather: for the sky is red"[7] (「あなた達は、夕方には『空が赤いから、晴れるだろう』と言い」)、 と言っています。
  • 天文学者のマルセル・ミンナルトは、"At twilight, salmon reds, oranges, purples, white-yellows, and many shades of blue can be seen."[8] (黄昏時には、いろいろな色合いのサーモンレッド、橙、紫、白がかった黄色、そして濃淡様々な青をみることができる)と書いてます。
  • 作詞家のオスカー・ハマースタインは、"when the sky is a bright canary yellow."[9] (空が明るいカナリア色のとき)について書いています。
  • 地球以外の惑星では、空が青いことはまずありません (cf. Extraterrestrial skies)。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ http://img.chinasmack.com/www/wp-content/uploads/2013/04/naked-man-during-the-2013-yaan-earthquake.jpg
  2. ^ http://www.chinasmack.com/2013/more/jokes-humor/the-encyclopedia-of-embarrassment-earthquakes.html
  3. ^ Schaefer, Vincent J.; John A. Day (1998). A Field Guide to the Atmosphere. Houghton Mifflin Field Guides. ISBN 0395976316  p. 155
  4. ^ Service, Robert (1940). Collected Poems of Robert Service. G. P. Putnam's Sons. ISBN 0-399-15015-3 , "Comfort," p. 67
  5. ^ What color is the night sky?, Joseph A. Shaw, optics4kids.com
  6. ^ Franklin Evans Roach, Janet L. Gordon. The light of the night sky. Springer Science & Business, 1973 [last update]. http://books.google.com/books?id=hzIEWM6NzLAC&pg=PA1&dq=is+the+sky+blue+at+night&hl=en&ei=_cOZTe-7MYuq8APLpPXWDA&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=1&ved=0CDMQ6AEwAA#v=onepage&q=is%20the%20sky%20blue%20at%20night&f=false 2013年6月4日閲覧。 
  7. ^ マタイによる福音書 16:2 (King James version)
  8. ^ Minnaert, M. G. J. (1993) [1974]. Light and Colour in the Outdoors. Springer-Verlag. ISBN 0-387-97935-2  p. 295
  9. ^ Bauch, Marc. American Musical. Tectum Verlag. ISBN 382888458X  p. 42