利用者:ぜーぜまん
アンビスホールディングス
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株式会社アンビスホールディングス(英:Amvis Holdings, Inc.)は、東京都中央区に本社を置く持株会社。
子会社に、医療・介護の運営事業会社である株式会社アンビスなどをもつ。介護業界において「ホスピス」[a]という事業領域を確立した。
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社 |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒104-0028 東京都中央区八重洲2丁目7-2 八重洲三井ビルディング4階 |
設立 | 2013年(平成25年)9月11日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1010001178809 |
代表者 |
柴原慶一代表取締役社長 CEO |
資本金 | 58億38百万円 (2021年9月現在) |
従業員数 | 1446名 (2021年9月期) |
会計監査人 | PwCあらた有限監査法人 |
主要株主 |
株式会社 IDEA, Inc 55.25% 柴原慶一 21.07%]] |
外部リンク | https://www.amvis.com/ |
概要
[編集]柴原慶一が2013年に起業した株式会社アンビスを起源とする持株会社である。「世界で最もエキサイティングな医療・ヘルスケアカンパニーへ」をビジョンに掲げ、ホスピス事業や地域医療再生事業等を推進している。社名は、Ambitious Vision(大志ある未来像)からの造語である[2]。
中核事業は、医療依存度の高い患者を積極的に受入れる有料老人ホーム「医心館」の運営である[3]。2019年のJASDAQ市場以降、積極的に施設を展開し、首都圏と東日本を中心に50施設を運営している(2022年2月末時点)。看護体制を強化し行き場のない末期がんなどの人を受け入れる施設[4]は、これまでありそうでなかった施設であり、「地域医療・介護の新たなプラットフォーム」とされている[5]。また、医師や薬剤師、ケアマネージャーなどは外部から同施設を訪問すること(アウトソーシングする)で医療提供の透明性を高める特徴があるとされている[5]。
売上高100億円以下の中堅上場企業「NEXT1000」を対象とした日本経済新聞社の調べでは、2021年2月時点での過去3年間平均のROEが高い企業[6]と、2021年4〜6月期の営業利益の増額が大きかった企業の第1位であった[7]。
「仕組みをイノベートし、社会(医療)課題を解決」をミッションとしている[8]。
沿革
[編集]2013年 9月11日 | 株式会社アンビスを設立[2]。 |
2014年 5月 | かつての病床を「医心館 名張」へ転換し、モデル事業を開始[2]。 |
2014年 8月 | 「医心館 あま」を開設。新設の有料老人ホーム「医心館」として開設した第一号モデル[2]。 |
2016年10月3日 | 株式会社アンビスホールディングスを東京都中央区八重洲に設立、株式会社アンビスを100%子会社とする持株会社体制へ移行[2]。 |
2019年10月9日 | 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場へ上場。 |
2020年 3月 | 株式会社明日の医療(あしたのいりょう)を設立[3]。 |
脚注
[編集]注釈
[編集]a. 業界では、医療ケア必要度の高い高齢者などを積極的に受入れる有料老人ホームを、「ホスピス住宅」、或いは単に「ホスピス」と称することが通例となりつつある。[10]
出典
[編集]1. コーポレートガバナンス報告書、株式会社アンビスホールディングス(2021年12月28日)
2. 新株式発行並びに株式売出届出目論見書、株式会社アンビスホールディングス(2019年9月)
3. 有価証券報告書、株式会社アンビスホールディングス(2021年9月期)
4. “末期がんで病院を追い出されたひとはどこへいくのか”、PRESIDEBT(2018年8月13日号)
5. “2019年 病院の将来 ―地域医療・介護の新たなプラットフォームとして存在感を強める『医心館』―”、矢野経済研究所(2018年12月26日)
6. “NEXT1000 効率高め 高ROE実現”、日本経済新聞(2021年2月9日朝刊)
7. “NEXT1000営業利益を増やした企業”、日本経済新聞(2021年9月27日朝刊)
8. 決算説明会資料、株式会社アンビスホールディングス(2021年9月期)
9. 高橋正、“終末期ケアのイノベーションと普及 -在宅ホスピスの可能性-”, 『リアルオプションと戦略』(第11巻第2号), 日本リアルオプション学会
外部リンク
[編集]公式サイト
・株式会社アンビスホールディングス ―企業情報サイト
・医心館 -企業情報サイト