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利用者:ていく/sandbox

共通言語仕様(きょうつうげんごしよう、英語Common Language Specification、略称 : CLS)はMicrosoftが開発している.NET Frameworkにおいて、別の言語との相互運用性を高めるための共通した仕様である。CLSは共通型システムのサブセットであり、より厳密な規則が定義される。CLSに完全に従って書かれたコードはCLS 準拠コンポーネントと呼ばれ、CLSを準拠したプログラミング言語(例えばC#やVB.NET、F#など)すべてから確実に使用できる。

.NET FrameworkのクラスライブラリのほとんどはCLS準拠コンポーネントだが、UInt32のようにCLSに準拠していないものも含まれている。

CSharpでは識別子の大文字小文字を区別するが、VB.NETでは区別しない。C#で書かれた大文字小文字のみが違う識別子を同時に含むライブラリをVB.NETから利用する場合、どちらコンパイラが判断できず、利用できない。

CLSには「大文字小文字の相違のみの識別子は利用できない」という決まりがあり、これに従っている場合はVB.NETからでも確実にアクセスできる。


概要[編集]

もともとCUI環境ではファイルの階層構造をディレクトリと呼んでいた。GUI環境を採用したMac OSや95以降のWindowsでは画面上でそれを書類を挟む文具のフォルダとして表現し、呼称もフォルダとしたためフォルダという名称も幅広く使われるようになった。

パス[編集]

ディレクトリやファイルの位置を表す文字列をパスと呼ぶ。 この内、ルートディレクトリからの位置を示したものを絶対パスフルパス、あるディレクトリを起点として位置を表すものを相対パスという。 パスは基本的にディレクトリやファイル名を分離符で繋いだものである。分離符はUnix系ではスラッシュ(/)、Windowsではバックスラッシュ(\)とスラッシュが使われる。(環境によってはバックスラッシュは円記号として表示される)

Unix系のOSでは最上位 (root) をルートディレクトリ)とし、他のパーティションは設定したマウントポイントを基準点としてツリーを構成する。これに対し、DOS系やWindows系、Mac OSではディスクまたはパーティションごとにツリーが構成されるが、その場合も各ツリーの最上位をルートディレクトリと呼ぶことがある。

ファイルはルートディレクトリからのパス名で識別される。これを絶対パスフルパスと呼ぶ。これに対して、あるディレクトリからの相対的なパス(相対パス)でファイルを識別することもできる。このときのディレクトリをカレントディレクトリあるいはワーキングディレクトリと呼ぶ。

関連項目[編集]

ホームディレクトリ ルートディレクトリ カレントディレクトリ

Linuxにおけるディレクトリ[編集]

GNU/Linuxにはディレクトリ構造を統一されるためにFilesystem Hierarchy Standard (FHS) が規格された。FHSは、Linuxシステムにおける、ファイルの役割とそのファイルが存在すべきディレクトリの位置を対応させる規格であり、ディレクトリ構成を示したファイルの標準化仕様書になる。

他の用法[編集]

ブラウザのブックマークやメールソフト、録画機器などの多くのデータを管理/表示する機器では階層管理が行える場合がある。この場合、必ずしもファイルシステムに階層構造が存在するわけではないが、フォルダやディレクトリなどの用語を使っている場合が多い。

Windowsにおけるディレクトリとフォルダ[編集]

Windows及びMS-DOSにおいてはCUI環境ではディレクトリ、GUI環境ではフォルダという表記がよく使われる。 Windows95以降ではGUI環境が一般的となり、フォルダという用語が一般的に普及した。

ただし、Windowsの用語としてディレクトリとフォルダは別のものとして厳密に使い分ける場合がある。

フォルダ
下記のディレクトリと仮想フォルダを合わせた表現。Windows Explorerによって中のアイテムを表示可能となっている。
ディレクトリ
一般的な意味と同じく、ファイルシステム上の構造で、パスを持つ。
仮想フォルダ
見せかけのフォルダであり、ファイルシステム上には存在するとは限らない(パスを持たない場合もある)。マイコンピュータやゴミ箱、コントロールパネルなどが代表的。

特にWindows APICOMではフォルダとディレクトリは厳密に区別される。名称だけではなく、文字列型のパスを持つディレクトリに対し、フォルダではアイテムIDリストがパスの代わりとして存在している。

しかし、区別する必要のない文脈においてはフォルダとディレクトリを同じ意味として扱うことは間違いではない。