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利用者:でろく丸/sandbox

山口千枝 女優 俳優の故山口豪久の配偶者とは同姓同名であるが全くの別人である。


① 北国からきた少女が見た、青い海。 山口千枝  撮影 平地 

 --写楽 1981年6月号 表紙阿木燿子--

 古い家並みをぬけると、青い海がひらけていた。砂をすくいあげる。砂粒は白く、やけに大きい。海はおだやかだ。女性的な感じがした。千枝は生まれてはじめて、やさしい海に出会った。

 函館の高台に、千枝の家はある。窓から海が見下ろせる。丘から海へ向かって、坂道がずっと伸び、道はそのまま海の中へ消えてしまう。そんな眺めだ。

海はいつも荒れていた。暗く、どうしようもなく重い。心を寄せようとしても拒絶される。それが千枝になじみの海だ。

キラキラ輝く波が、目に痛い。青い海が、千枝の前に大きくひろがっている。

船を待つ間に、海辺のトイレに行くと、「トイレはきれいに使いませう」と落書きしてあった。せう、という時に、妙に感動した。「せう」といい、古い家並といい、何かを守りつづけている。千枝は、何の違和感もなくそういうところに溶け込めた。

ここの空気は、明るい。まぶしい海は、千枝の心を拒まない。

小船は揺れている。波が光っている。海水は澄んでいる。潮風が吹き抜ける。千枝は青い海の上で、故郷を思った。

函館は、いい街だ。おだやかで安心できる街。とってもやさしい街。だけど、いや、だからこそ、どっぷり浸かっていると、そのまま何事もなく一生を終えてしまいそうな街。

何かをやろうとするには、いい街すぎる。千枝は、それがこわかった。高校を卒業後、すぐ上京したのもそのためだ。

中学のとき太宰治の「人間失格」を読んで以来、何百冊もの文学作品を読み耽った。不幸、悲しみ、敗北----現実に味わうのはこわいけど、そういうものにひどく惹かれる。そして、千枝は人間を知ってゆく。

小船は小さな島に着いた。



② 下半身非常事態宣言 山口千枝  撮影 狩野昭雄

  -- 1982年1月号か 雑誌名不明 --

北国の港町の名画座で見た「俺たちに明日はない」に衝撃を受けて中1の少女は女優を志願した。

よくある話しで大概が夢想だけで終わってしまうのに 素晴らしいほどの行動力を持つこの少女は 高2の修学旅行で上京した自由時間を演劇プロダクションへの売り込みに使って見事合格 高3の終わり頃にはNHKドラマでこの世界へのデビューを飾った。

しかし 度胸・行動力に富む少女はこのデビューに続く ほどほどの役柄と適度な忙しさに甘えてはいなかった。サクセスストーリーを夢み 厳しさを求めてプロダクションをとび出し 自らセンザイ作って映画・TV会社をまわった。自主映画にも出演した。たまたま見ていたロマンポルノの劇場でプロデューサーに声をかけられたのはつい最近だ。脱ぐのに躊躇はなかった。--------そして女はオレたちの下半身に非常事態を宣言しながらスクリーン登場 濡れ場をも激しく演じる。この評価がどうか彼女は気がかりだ。だが彼女は知っている このチャンスを生かさぬ限り次のチャンスは決して巡ってこないことを-------

山口千枝 北海道は函館産 3年前に上京してTVドラマを中心に活動。自主映画「闇のカーニバル」(山本政志監督)や「水のないプール」(若松孝二監督)にも出演しているが最も早いスクリーン登場は1月8日封切りの「美姉妹・犯す」(にっかつ)だ。神代辰巳 藤田敏八監督作品に出演を熱望する演技派。昭和36年2月15日生れ 163cm 80-56-84 レターは〒182 東京都調布市染地2の8の12 にっかつ宣伝部へ。



③ 陽だまり 山口千枝  カメラ/河合孝雄

-- 週刊平凡パンチ 1982年3月8日号  表紙三田寛子グラビアも--

☆やまぐちちえ・・・S36年2月15日 函館生まれ にっかつにデビューする前にはNHKのドラマに出演していた 趣味は読書 3月26日封切「セーラー服鑑別所」に出演しいる 163 80 56 84 レターは編集部へ

強く抱きしめると、ポキリッと折れてしまいそうな千枝のスレンダーなからだは、カメラのシャッターとマッチして躍動し、飛びはねる。それは、まるで小悪魔が男を持て遊ぶように・・・。

怠惰なイメージを抱かせる人間を不思議と好む。マリリン・モンロー、太宰治、ジャニス・ジョップリン・・・etc。

でも人と会っている時には、そんな性格をちっとも感じさせない。物事に積極的なとっても明るいナイスギャルだ。



④ おまえキラキラビーチサイド・ギャル 山口千枝  撮影 狩野昭雄

  -- 週間プレイボーイ 昭和57年4月27日号 --

 記事あり

山口千枝 にっかつ「美姉妹・犯す」でスクリーン・デビューを飾った彼女 新作「黒い下着の女」でもキンキンに僕たちに迫ってくれる。北海道・函館生まれ。NHKのTVドラマからスクリーンまで3年前の上京からキャリアを重ねた演技派。道産子ムスメは感性あるぜ! 163cm 80 56 84 レターは〒XXX東京都XXXXX2-8-12にっかつ宣伝部。キミの熱い想いを千枝クンに伝えてくれ!



⑤ 山口千枝 CONGARI GALS In Saipan Photo by 三沢 昭

  -- 平凡パンチ別冊 1982年5月 5号 表紙松田聖子--

 やまぐち・ちえ S36年2月15日 北海道函館の生まれ 今年の1月 にっかつロマンポルノ「美姉妹 犯す」でデビュー 子どものようなあどけなさと反面しっかりした性格の持ち主 マリリン・モンローに傾斜 はにかみ屋の男性が好み 5月14日封切にっかつ 「黒い下着の女」に出演しているから見て!  163cm  B80   W56  H85


⑥ YAMAGICHI CHIE 山口千枝  撮影者記載なし

  ----1982年5月発売の雑誌(記事の黒い下着の女」封切月) 雑誌名不明----

やまぐちちえ 1961年2月15日生まれ 北海道函館市出身 163cm B80 W56 H84 リバイバル上映の「俺たちに明日はない」に感激してこの道をめざす 高校の修学旅行の自由行動時間にプロ駆け回り契約したというガッツの持ち主 卒業後NHKに出演 のちプロダクションを飛び出し自らプロモーション用の宣材をを作るなど意欲的 ちなみにマリリン・モンローを尊敬するこのあどけない顔とスレンダーな肢体の彼女の初体験は15歳のとき 「闇のカーニバル」に出演後 57年1月「美姉妹・犯す」で本格的にデビュー まだキャラクターは決まらないが大いに期待されている新人 最新作は今月封切の「黒い下着の女」



⑦ Lazy Rainy Moring  山口千枝 撮影 松村恒次

     --1982年6月号4/21発売 Deluxプレイボーイ --

やまぐちちえ 本名・山口昌子 昭和36年2月15日函館生れ 18歳の時NHK土曜ドラマでデビュー。映画はにっかつ「美姉妹・犯す」以後 自主映画「闇のカーニバル」東映セントラル「水の無いプール」等で活躍。5月にはにっかつ「黒い下着の女」 も公開される。T163 B80 W56 H85 レターはDXブレイボーイ編集部まで。

目が覚めたら朝だった

ふつうなら なんとなくつまらない気分になるんだろうな

でも 私は違う

大体が お陽様大好き健康少女ってタイプじゃないんだ

表に出て なにかするっていうのが好きじゃないから 雨だってガッカリしたりはしない

それに雨の日って とても奇妙な明るさがあるでしょう

窓から入ってくる光は淡い水色

でも部屋の奥までは届かない

抜けるような青い空ってのもいいけれど爽やかなのばかりじゃ疲れる

明るいだけの男がつまんないのと同じよ

六本木あたりにいるじゃない

「ウソー ホントォ」なんて女の子といっしょになってやってる陽気な男がさ

たまんないわよねぇ

閑話休題

そんなわけで 今日は 日家にいてホンを読むことに決めた

読みかけの鈴木いずみ「恋のサイケデリック」

この中には「吐き気がするほど気持ちがいい」なんて 今の私の気分にぴったりのフレーズがあって とても気に入っているんだ

こういうネジクレタ感じ ちょっといいでしょう

こんな雨の日に読めば よりいっそう楽しめると思うんだふふ 私ってちょっと暗いかなあ



⑧ PLAY MATE MY HONEY 山口千枝 撮影 関口照生

 --GORO №12 S57.6.10 1982年--

 S36.2.15生まれ。21歳。NHK土曜ドラマ「失楽園」でデビュー。続いて「水のないプール」に出演。主演の内田裕也さんがプロデューサーに紹介したのがきっかけで、熱望されてロマンポルノ「美姉妹・犯す」に風祭ゆきの妹役で準主役出演。さらに「セーラー服鑑別所」、「黒い下着の女」と続々スクリーンに登場して大好評だ。新人にしては演技がしっかりしてると、若手演技派・千枝の将来は明るい。

B80 W56 H84。レターはGOROへ。



⑨ 山口千枝 SAIPAN  稲垣 学

-- 平凡パンチ別冊 1982年7月  表紙松本伊代--

 やまぐち・ちえ S36年2月15日 北海道函館の生まれ 今年の1月 にっかつロマンポルノ「美姉妹 犯す」でデビュー先月号で初登場願ったが アンコールの声がたいへんに多く 要望に応えて再登場 千枝のヒマな時はもっぱら読書 太宰治 フィッツ・ジェラルドのファンで六本木あたりのホン屋さんによく顔を出している 淋しがり屋であまえん坊の千代クンに どんどんファンレターを出しちゃおう 編集部で取次ぎます 163cm  B80  W56 H85



⑩ ひとりぼっちのカーニバル Photographer  YOSHIHISA TSURUTA

-- BOMB! 1982年12月号--

山口千枝--本名山口昌子(あきこ)。道立函館西高卒。身長163㎝、体重47㎏、B80・W56・H85。趣味は読書とよく食べること、寝ること。今はつげ義春さんのマンガにこっているとか。★千枝ちゃんにレターを書きませんか。気に入った手紙には、千枝ちゃんが返事をくれます。レターはボム編集部・山口千枝係まで。

小さい頃から読書が好きだった。

太宰治に梶井基次郎。

滅びの美学に酔いしれる私。

花火のように美しく咲いて

一瞬のうちに散っていくはかなさが好き。

人生は滅びの前の小さなカーニバル。

カーニバルは短く美しく燃え尽きなければならない。

恋だって、滅びの予感がするようなのがいい。

あぶらぎっている人より、おじいちゃんタイプのほうが素敵ね。

その人が死んだら、私も一緒に滅んでいくの。

初恋は中学1年のとき。

2年先輩の、ちょっと不良ぽい子だった。

ひとりだけみんなから離れて、いつも

詩を書いてるような人だった。初体験?それは内緒。

初キッスのことも忘れてしまったわ。

今を燃えつきることが私のすべて。

★このあいだ、自主映画に出演したんです。「闇のカーニバル」って題で  3ヶ月間新宿でロケしたの。大変でした。11月頃から テントで自主上映されることになっています。千枝の演技をぜひ見てほしいんです。幻のデビュー作になるかもしれないんだから。

この世のはてまでつづいていそうな砂丘をひとり。さまよい歩きながら、私の心は化石になっていく。音のないモノトーンの世界が千枝には似合っているのです。



⑪ 山口千枝 SHOTARO in Okinawa 秋山庄太郎  

--1983年平凡パンチ別冊新春特大号表紙松田聖子--

 やまぐち・ちえ S36年2月15日 北海道函館の生まれ 道立函館西高校を卒業 高2の修学旅行の時 憧れていた秋吉久美子のプロダクションを訪ねたのがきっかけで NHK土曜ドラマ「失楽園」にTV初出演 そのまま上京し にっかつ 映画「美姉妹・犯す」に今年の1月デビュー 以後3本の作品に出演している 乗りものに弱く 出不精のため 部屋でゴロゴロしているのが好き 酒も飲めないので 趣味は読書ぐらいとか 「はにかんでいる男」に魅力を感ずる 静かな可愛いコ 163cm  B80  W56  H84 



⑫ 放浪人さすらいびと 撮影 沢渡 朔 

    --1983年の1月以降  平凡パンチ別冊と同じサイズ似た印刷である--

<やまぐち・ちえ> 本名・山口昌子(しょうこ)。T163cm  B80 W56H85 昭和36年2月15日生れ 21歳。「太く愛して深く愛して」(にっかつ系1/21封切)に出演。これが4本目の作品。プライベートな時間はジャニス・ジョップリンを聞きながら 太宰治や梶井基次郎の小説を読んでいる。お酒はダメ。ディスコも苦手。ひとつのステップを覚えると もう次のステップが流行しているのが理由とか。レターは本紙編集部へ。<データ>キヤノンF1(50・85・100m/m)アサヒペンタックスLX(50m/m)1/15~1/30F2  1/125~1/250~1/500F4

冬になると どういうわけか「北帰行」という歌がよみがえる。

北国は冬 そんなイメージにつなげるのは ちょっと陳腐な気もするけど。

千枝クンの故郷は 函館である。

高校の修学旅行で上京し 好きな女優の秋吉久美子所属する事務所を訪ねたほどの 根性がある。 しかも・・・。

しかも その後 高校を卒業するまで函館と東京を往復して 女優業に励んだという。

それだけにやる気がある。撮影も彼女の積極的な協力で 順調にすすんだ。性格はスタッフが呆れるほど あっけらかん。

けれど私生活は地味だそうだ。恋愛は3回した。弱々しさと恥じらいのある人にひかれちゃうとかで 千枝クンの放浪はまだまだつづく。

「私は宿命的な放浪人」といった感じも。

ともかく彼女の放浪は終わりそうもない。

⑬ WEEKLY平凡パンチ 1979.9.10日号 PUNCH Eye この子がアイドル33

「耐える女の美を演じたい」ノンシティ・ガール 山口千枝

 プロフィル : 本名 山口昌子S35年2月15日生れ T162B81W58H86 北海道出身 道立函館西高校卒 

  趣味 日本舞踊 茶道 カナリヤを飼う 太宰治を愛読

本文 : 女優の道に入ったいきさつが彼女のファイトある性格を物語る。高校の修学旅行で東京に来た時に前から知っていた今の事務所にTELし。「わたしを事務所に入れてください」と強引に申し込み、事務所側は一年後ならあきらめるだろうと約束したが約束どおり門を叩いた。というほどの根っからの女優志願。■芸歴はまだ浅いが現在は<愛って何ですか>(フジTV)のイメージガールとして活躍。目標は?「吉永小百合さん、温かみのある親しみやすい女優さんになりたいの」と身をのり出し、清純な瞳がかがやく。「流行に左右されず、素朴に、地密にやっていきたい」といまはやりのシティ・ガールとはほど遠い伝統的日本女性の本道をめざす。「耐えてる女って美しいですもの」、彼女は「愛とは哀しいもの」と言う。耐える女の美を求める所以でもある。■好きなタイプは?「常に挑戦している人、例えば田中健」。今は恋人なし、"80年代のサユリ"を目指す ?型女優の誕生に注目しよう。  ---当時18歳、モノクロポートレイト一枚掲載、S35年生まれとあるのはS36年の間違いか----


---------------------山口千枝年表------------------------------

00  360215誕生  1961

01  370215満一歳

02

03

04

05

06  420215  この年の4月 小1

07

08

09

10

11  470215 小6         

12  480215 中1

13

14

15  510215   高1 1976

16  520215   高2

17  530215   高3  修学旅行で秋吉久美子の所属プロダクションを訪問する。

18  540300  高校卒業  1979  卒1  790310-17の2回にわたってNHK土曜ドラマ「失楽園79」が放送される。

19  55  1980 卒2

20  56  1981 写楽81/6グラビア掲載 

21  57  1982

22  58  1983

23  59  1984

24  60  1985


goo映画記事

山口千枝 (ヤマグチチエ)

出演

   ◯     制服百合族 悪い遊び(1985)

   ◯     トルコ行進曲 夢の城(1984)

   ◯     ロリータ妻・微熱(1984)

   ◯     ピンクカット 太く愛して深く愛して(1983)

   ◯     発禁 秘画のおんな(1983)

   ◯     セーラー服鑑別所(1982)

   ◯     美姉妹・犯す(1982)

   ◯     黒い下着の女(1982)


山口千枝 写楽 名前:D60 投稿日:2012年08月01日 07:04:31 ÜNo.957001 [返信]

山口千枝について1.

S36年2月15日 北海道函館の生まれです。現在51歳です。高2の修学旅行の時 憧れていた秋吉久美子のプロダクションを訪ねたのがきっかけで NHK土曜ドラマにテレビ初出演しました。この話もすごいですね。ちょっと見でよほど光るものがあったと言うことだと思います。

その初出演ドラマは、1979年3月10日と17日に放送された「失楽園'79」(1)"消えた風景"、(2)"哀しみの都にて"の市川森一シリーズでした。

主な出演者は、桃井かおり、根津甚八、鹿賀丈史、笠智衆、谷啓、北林谷栄、里美奈保の今思えばそうそうたる面々でした。彼女がなんという名前で、どんにな役をこなしたのかはわかりません。

この頃のNHK土曜ドラマは、はじまって4-5年目くらいで、これも桃井かおりや鶴田浩二が出演した「男たちの旅路」第四部が放送されています。わたしもこの「男たちの旅路」シリーズは、楽しみにして見た記憶がありますので、「失楽園'79」も見たかもしれません。しかし記憶には無いんですね。

もどります。彼女の出身高校では、現在10月頃に「見学旅行」といういわゆる修学旅行様の旅行を行っています。初出演の放送が高校卒業直前の3月ですから、在学中に何回か上京しながら撮影したのだと思います。彼女は、卒業後そのまま上京したと言うことですから、初出演直後意気揚々たるものがあったと思います。

山口千枝 写楽 名前:D60 投稿日:2012年08月05日 06:10:42  No.960001 [返信]

   写楽9.

   山口千枝について2.

   だいぶ間が開いてしまいました。

   彼女をGoogleで調べていて、あるページに行き着きました。そのページには最初の出演作は「コメットさん1978(TV)」と記されていました。ありゃりゃ失楽園'79の前に出ていた作品があったのかー。で、ウィキペディアでコメットさんを引いてみると、確かにキャストの中にチーちゃん役の山口千枝とあります。すごいぞ、名前に役名まで載ってる。当時実にかわいかった大場久美子は山口千枝の一つ年上です。妹役や友人役でも出てたのかな。さらに調べると大場コメットさんのDVD-Boxまで発売されています。これは買って確かめるしかないか・・・。さらに調べると、ありましたありました。再発ものを見ての、感想や詳細進行を書いているブログに行き当たったのです。万歳、ワンセー。はて山口千枝のチーちゃん役はどんな役だったのでしょう。それはコメットさんのお父さんが経営する、歯科医院の歯科助手だったのです。あれれ何か変だなー、千枝は高3なのに歯科助手?

    あれこれ愚考して私の得た結論。947001画像のコメントでも少し触れましたが、コメットさんに出演していたのは元祖山口千枝、仮面ライダー山口さんの奥様の方だったのです。わたしは、函館山口千枝とは年が一回りも違うという先入観がありましたが、元祖山口は仮面ライダーの年齢から逆算して、たぶん当時は20代後半から30ちょっと。それにシリーズで毎週放送の全68話ということから、函館在住の高3千枝さんには、絶対に無理と判断しました。それにシリーズにたびたび出ていれば、相当人気になったと思うのです。

    どちらの山口千枝さんも本当に資料が少なく、それぞれの千枝さんに、ちゃんとした資料を残してやりたいと思っています。

再び山口千枝 名前:D60 投稿日:2012年08月15日 05:49:34  No.968001 [返信]

   

山口千枝と辻仁成(つじひとなり)について3.

山口千枝S.36年2月15日生まれ。辻仁成S.34年10月4日生まれ。二人の年の差は1年4ヶ月。なんとどちらも道立函館西高校の卒業生なのです。

辻の親は転勤族だったようで、福岡、帯広、函館市と住まいが変わり函館西高を卒業、成城大に入学し、その後ご存じのようにうまく時勢に乗って世間を渡り、なんと芥川までとってしまいました。

楽曲、戯作、活動と器用なんとかの典型を走っていますが、評価は様々です。私生活では、二人目の妻が南果歩、三人目の妻が中山美穂、恋多き男というか、齢40ちょっとで妻三人目というのは異性に関して無節操というべきか(半分ひがみ)。

もとい。函館西高で辻が卒業した時に、山口千枝は高1でした。少なくとも1年間は接点があったということになります。

ここで、このBBSのNo.947001画像を見ていただきたいのです。小さい頃から読書が好きだった。からはじまる短文の中で、「初恋は中学1年のとき。2年先輩の、ちょっと不良っぽい子だった。ひとりだけみんなから離れて、いつも 詩を書いているるような人だった。」の記述、皆さんはどう思われますでしょうか。中学とは書いてますが、私は高校と読み替えて差し支えないと思っています。もちろん全く根拠はありません。

山口千枝はご覧のとおりの美少女です、目立ったはずです。あの辻とは人生の中のほんの一瞬、プラトニックにすれ違ったということかもしれません。

辻とは縁があって欲しくない千枝ちゃんファンの戯れ言でした。

   ○『失楽園'79』(1979年昭和54年、NHK)土曜ドラマ
「失楽園 ■79」(1)"消えた風景" 〜市川森一シリーズ〜

¬

1979年3月10日

¬

総合

土曜ドラマ
「失楽園■79」(2)"哀しみの都にて" 市川森一シリーズ¬1979年3月17日

¬

総合

¬桃井かおり、根津甚八、鹿賀丈史、笠智衆、谷啓、北林谷栄、里美奈保

山口千枝 写楽 名前:D60 投稿日:2012年08月01日 07:04:31 ÜNo.957001 [返信]

写楽5.

山口千枝について1.

S36年2月15日 北海道函館の生まれです。現在51歳です。高2の修学旅行の時 憧れていた秋吉久美子 のプロダクションを訪ねたのがきっかけで NHK土曜ドラマにテレビ初出演しました。この話もすごいですね。ちょっと見でよほど光るものがあったと言うこ とだと思います。

その初出演ドラマは、1979年3月10日と17日に放送された「失楽園'79」(1)"消えた風景"、(2)"哀しみの都にて"の市川森一シリーズでした。

主な出演者は、桃井かおり、根津甚八、鹿賀丈史、笠智衆、谷啓、北林谷栄、里美奈保の今思えばそうそうたる面々でした。彼女がなんという名前で、どんにな役をこなしたのかはわかりません。

こ の頃のNHK土曜ドラマは、はじまって4-5年目くらいで、これも桃井かおりや鶴田浩二が出演した「男たちの旅路」第四部が放送されています。わたしもこ の「男たちの旅路」シリーズは、楽しみにして見た記憶がありますので、「失楽園'79」も見たかもしれません。しかし記憶には無いんですね。

もど ります。彼女の出身高校では、現在10月頃に「見学旅行」といういわゆる修学旅行様の旅行を行っています。初出演の放送が高校卒業直前の3月ですから、在 学中に何回か上京しながら撮影したのだと思います。彼女は、卒業後そのまま上京したと言うことですから、初出演直後意気揚々たるものがあったと思います。

制服百合族 悪い遊び(1985)

同性への憧れの中で揺れ動く二人の少女の姿を描く。脚本は「高校教師・成熟」の斎藤博、監督は「赤いキャンパス 狂った放課後」の小原宏裕、撮影は「主婦と性生活」の水野尾信正がそれぞれ担当。

あらすじ

卒業のシーズン。高校一年生のいづみは、憧れ慕う三年生の美沙子が卒業してしまうので寂しい毎日を過ごしている。そこで、いづみと幼稚園から大親友の恵子は、セックスフレンドの三年生の昌之にいづみのお相手を頼み、なぐさめようとする。一方、美沙子は一年前から図書館の司書、安西と肉体関係を結んでいるが、彼には同じ司書の秋子という婚約者がいた。昌之とのセックスも寂しさをつのらせるばかりで、いづみは恵子の部屋に泊り、百合族遊戯に身悶える。卒業式を控え、いづみは美沙子に“愛してます"とラブレターを書いた。当日、美沙子は校門の前で待ついづみに目もくれず安西のところに行くが、そこでは彼と秋子が体を重ねていた。美沙子はいづみを見つけると、部屋に連れて行き、強く抱き合った。それから二人は一緒に暮らすようになり、いづみには夢のような毎日が続いた。しかし、暫くすると、いづみは美沙子から大人の女の臭いを感ずるようになる。ある日、恵子は昌之としストランで食事をしていると、美沙子にかしずくように歩くいづみを目撃する。恵子は“悪い遊びすんなよ"といづみに声をかける。食事の後二人はラブホテルに向うが、そこで突然、恵子は昌之に“さよなら"と一言残して、いづみを探しに走り出した。そして、とうとう海の見える公園でいづみを見つける。走り寄る二人。いづみも美沙子と別れたのだ。手をつないで歩く二人の脇を春の風が吹きぬけていく。

作品情報 - 制服百合族 悪い遊び

        製作年 : 1985年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - 制服百合族 悪い遊び

        望月真美 モチヅキマミ  (三宅いづみ)

        朝倉まゆみ アサクラマユミ  (中沢恵子)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (吉野美沙子)

        夕崎碧   (林秋子)

        武見潤   (安西孝)

スタッフ - 制服百合族 悪い遊び

監督         小原宏裕 オハラコウユウ

プロデューサー         細越省吾         香西靖仁

脚本         斎藤博 サイトウヒロシ

企画         栗原いそみ クリハライソミ

撮影         水野尾信正

選曲         山川繁 ヤマカワシゲル

美術         内田欣哉 ウチダキンヤ

編集         奥原茂 オクハラシゲル

録音         福島信雅 フクシマノブマサ

スチール         野上哲夫

トルコ行進曲 夢の城(1984)

トルコ街として有名な雄琴を舞台に、そこで働く女たちの姿を描く。広岡敬一の雄琴をドキュメントした原作「ちろりん村顛末記」の映画化で脚本は「夜が崩れた」の田坂啓、監督は初めてロマン・ポルノに挑戦する「喜劇役者たち 九八とゲイブル」の瀬川昌治、撮影は「愛獣 猟る」の米田実がそれぞれ担当。

あらすじ

日本一のトルコ地帯、ちろりん村こと“雄琴"。トルコ歴七年、この地で働き出して三年になるトルコ嬢のアリスは客として知り会った運転手の本庄と結婚して、第二の人生を歩もうとしている。義父に犯され、信頼していた母親にも裏切られてこの世界に身を投じたアリスは、身も心もボロボロになっていた。アリスは仲間のトルコ嬢からお姉さんと頼られ、中でも、店一番の売れっ子、マヤとは同じマンションに住んでいることから姉妹のように仲がいい。そのマヤは、話ずきで読書家のデラとも気が合う。ある夜、帰路についたアリスとマヤはひったくりにあうが、犯人の女を掴まえると、それは何と、アリスの妹たまえだった。たまえは、ぐうたらの父親に愛想をつかして家出をし、男とも別れて雄琴に流れて来たのだ。アリスはたまえを厳しくしかると、一万円を渡し、実家に帰るようにと追い返した。マンションに戻ったマヤは、徳川というヒモの指戯に溺れていく。徳川は自称経営コンサルタントというが、実は何人ものトルコ嬢のヒモになっている。ある日、トルコ街をみすぼらしいかっこをした生野という男がアリスを尋ね歩いていた。生野はアリスをこの世界に入れた男だ。マヤたちのマンションにデラが引っ越して来たが、手伝っている男は何と徳川で、彼はデラのヒモもやっていたのだ。その事実がバレ、二人の冷たい視線を受け、徳川は湖に飛び込んで浮かび上がらず、意地を張り合っていたマヤもデラもショックを受ける。再びたまえは男とともにアリスの前に現れトルコ嬢になりたいと言う。怒ったアリスはたまえを相手に泡踊りをはじめると、たまらず昇天してまい、その程度で感じるようではダメだと、店長に他の職を紹介してもらう。アリスがマンションに戻ると、ヨリを戻そうと生野が待ちかまえており、アリスが断ると、生野は包丁を持って彼女につめ寄った。その時、アリスの上の階に住むデラは、徳川の死を悲しんでガス自殺を試みようとしていたが、そこへ徳川から電話が入り、喜ぶデラはガスのことも忘れてタバコに火をつける。大爆発音とともにアリスの部屋の天井が落ちてきて、生野は息を引き取ってしまう。アリスは国道で本庄のトラックを待っていると、一台の乗用車が彼女をハネ飛ばしてしまう。ハネたのはたまえの元の男で、アリスを林に放り投げると走り去っていく。しばらくして、本庄のトラックがやってくるが、アリスの姿がないので、本庄はガックリ肩を落としてその場を去っていく。

作品情報 - トルコ行進曲 夢の城

        製作年 : 1984年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - トルコ行進曲 夢の城

        奈美悦子 ナミエツコ  (不思議の国のアリス)

        沢井孝子 サワイタカコ  (デラシネのデラ)

        朝比奈順子 アサヒナジュンコ  (セックスマシンのマヤ)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (大塚たまえ)

        鈴木ヒロミツ スズキヒロミツ  (徳川康太郎)

スタッフ - トルコ行進曲 夢の城

監督         瀬川昌治 セガワマサハル

プロデューサー         高畠久

原作         広岡敬一 ヒロオカケイイチ

脚本         田坂啓 タサカケイ

企画         山田耕大 ヤマダコウタ

撮影         米田実 ヨネダミノル

選曲         佐藤富士男 サトウフジオ

美術         徳田博 トクダヒロシ

編集         井上修 イノウエオサム

録音         宮本久幸 ミヤモトヒサユキ

ロリータ妻・微熱(1984)

三人の娘のセックス・ライフを描く。脚本は斎藤智徳と白山完、監督は「発禁 秘画のおんな」の黒沢直輔、撮影は「スチュワーデス・スキャンダル 獣のように抱きしめて」の鈴木耕一がそれぞれ担当。

あらすじ

冴子は人妻、利江は未婚の母、香はバージン、十九歳の三人娘は大の仲良しだ。冴子には伸男という優しい夫がいるが、父の昇が娘を溺愛し、冴子も昇を愛していた。ある日、冴子はピアノの教師の綾と昇が仲良く歩いているところに出くわし、メラメラと怒りを燃やす。香は幼なじみのチンピラ、南にバージンを捧げようとラブホテルに入るが、二人の行為を兄貴分の吉村が隠れてビデオに録画してしまい、それを売ろうと考えていた。利江にはいちごという娘がおり、父親は星野というギンギンのロッカーで、娘を返して欲しいと言うが、いつも利江に断わられている。その利江は、暴力団の事務所に行き、香のビデオを取り戻そうとするが、反対に輪姦されてしまう。その頃、冴子のもとに昇が倒れたという知らせが入る。病室で冴子と綾は口論となり、冴子が帰ると、綾は昇の一物を口に合み、そこへ腰も沈めるのだった。利江がなんとかビデオを取り戻して来た。涙をこぼしながら礼を言う南と香。そこへ伸男が現れ、いちごを奪いに来た星野が冴子を連れていってしまったと話す。星野は冴子を押し倒し、強引に犯す。冴子も伸男では味わえない快感に昇りつめていく。そこへ利江と伸男が駆けつけ、星野をメチャクチャに殴りつける。冴子は荷物をまとめて家を出ようとしていた。ヤケ酒を飲んで眠っていた伸男は、冴子の家出に気付き、衣類を剥ぎ取ると荒々しく犯していく。その激しさは、伸男と会って以来、初めてのものだった。一方、父の昇も、冴子を甘やかしてきたことを反省し、綾と結婚することを決意するのだった。

作品情報 - ロリータ妻・微熱

        製作年 : 1984年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - ロリータ妻・微熱

        山本奈津子 ヤマモトナツコ  (杉本冴子)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (山根利江)

        十朱純子   (上田香)

        安藤一夫 アンドウカズオ  (杉本伸男)

        谷村好一   (星野明)

スタッフ - ロリータ妻・微熱

監督         黒沢直輔 クロサワナオスケ

プロデューサー         細越省吾

脚本         斎藤智徳          白山完

企画         山田耕大 ヤマダコウタ

撮影         鈴木耕一 スズキコウイチ

選曲         伊藤晴康 イトウハルヤス

美術         金田克美 カネダカツミ

編集         宮田功 ミヤタイサオ

録音         中山義広 ナカヤマヨシヒロ

スチール         井本俊康

ピンクカット 太く愛して深く愛して(1983)

お色気サービス付きの床屋を経営しながら学校へも通う女子大生と、就職試験で失敗を繰り返す青年の恋を描く。脚本は「あんねの子守唄」の木村智美と「¥8f¥a5¥ba噂のストリッパー」の森田芳光の共同執筆、監督も森田芳光、撮影は鈴木耕一がそれぞれ担当。

あらすじ

女子大生のまみは、大学へ通いながら亡くなった両親の家業の床屋を切り盛りしている。店はトルコ嬢出身のみどり、ホステス出身の純子、ツッパリ娘あがりの智枝などが超ミニスカートで働き、若い男性が集まり大繁盛している。その店に、就職試験を明日に控えた大学生の明がやってきた。明は試験のことも忘れ、この店の雰囲気に酔ってしまい、親友の巧に報告する。明には由加という恋人がいて、試験の前日には「ガンバッテネ」とセックスをしてくれるが、ことこどく落ちるので彼女はあきれはてていた。一方、まみは単位不足、出席日数不足を教授の田島と関係することで切り抜けており、体を重ねるたびに「つらいわ」と呟いた。由加の小言がうっとおしくてならない明は、まみの店に通うようになり、ある晩、二人っきりになったとき、彼女に迫って店から追い出された。そんなケジメのあるまみは、智枝がスペシャルサービスをやってチップを請求するので、度が過ぎると注意する。しかし智枝は「刺激だけしといて、サッパリさせないのは中途半端だ」と反論し、まみはドキリとさせられる。客の中には、淫らな妄想から思わず夢精してしまう変態な青年もいたのだ。悩むまみは、明に電話をすると、先日のことは気にしていないことを話し、家に呼ぶと体を重ねた。同じ大学に通っていることも分り、二人の仲は一層親密となった。数日後、明を見限った由加が新しいボーイフレンドを紹介しにやってくるが、生意気なその男を、明は殴り飛ばしてしまう。春が近づき、卒業が間近になったころ、明は一流企業のET電機への入社が決まった。しかし、明はまみの前で入社通知を破ると、彼女の店へ入社したいと言うと同時に、結婚を申し込んだ。数日後、レオタード姿で働くまみや智枝たちの間を、ハデなアロハで動き回る明がいた。

作品情報 - ピンクカット 太く愛して深く愛して

        製作年 : 1983年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - ピンクカット 太く愛して深く愛して

        寺島まゆみ テラシママユミ  (軽部まみ)

        井上麻衣 イノウエマイ  (篠原由加)

        渡辺良子 ワタナベリョウコ  (村里みどり)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (丸山智枝)

        山地美貴 ヤマジミキ  (新井純子)

スタッフ - ピンクカット 太く愛して深く愛して

監督         森田芳光 モリタヨシミツ

プロデューサー         中川好久 ナカガワヨシヒサ

脚本         木村智美 キムラトモミ

        森田芳光 モリタヨシミツ

企画         進藤貴美男 シンドウキミオ         小松裕司

撮影         鈴木耕一 スズキコウイチ

選曲         佐藤富士男 サトウフジオ

美術         中澤克巳 ナカザワカツミ

編集      川島章正 カワシマアキマサ

録音         小野寺修 オノデラオサム

スチール         目黒祐司 メグロユウジ

発禁 秘画のおんな(1983)

美貌を武器に男を翻弄する女を中心に、愛欲と金欲にうごめく人間の醜さを描く。脚本は「昭和エロチカ 薔薇の貴婦人」の宮下教雄、監督は「看護婦日記 獣じみた午後」の黒沢直輔、撮影は「少女暴行事件 赤い靴」の野田悌男がそれぞれ担当。

あらすじ

戦争への道を進む昭和の時代。東京、下町のアパートでは、大月絹子と初老の義父、大月庄吉が関係していた。金満家の庄吉の家族は、絹子、子供の庄太郎、美代子、お手伝いのお松で構成されている。絹子は借金のかたに名家から引き取られ、庄吉は下半身不能の息子の嫁にして世間体をつくろい、関係を結んでいる。絹子と庄吉の密会を覗き見した隣の部屋の鎌次郎は、絹子をゆすり、金と肉体を求めた。一方、兄思いの美代子は兄嫁に絹子がいることがたまらなかった。ある日、左翼思想に傾倒する兄の書物を、警察の取り調べを心配して美代子が燃していると、電話が入り、絹子が処分の続きをまかされる。その頃、絹子と鎌次郎は、かなりの仲になっており、それを美代子に目撃され、父に言いつけるとおどされる。庄吉は心臓病で瀕死の状態であった。脱走兵の過去がある鎌次郎は「大陸に渡ろう、上野駅で待ってる」と言い残して逃げ出した。間もなくして、警察が大月家にやってくると、美代子の押し入れから左翼の本を見つけ彼女を逮捕する。上野駅でも鎌次郎は待ちかまえる警官に逮捕される。全て絹子の策謀であった。

作品情報 - 発禁 秘画のおんな

        製作年 : 1983年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - 発禁 秘画のおんな

        仁科まり子 ニシナマリコ  (絹子)

        三崎奈美 ミサキナミ  (利恵)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (美代子)

        中田譲治 ナカダジョウジ  (滝鎌次郎)

        高橋明 タカハシアキラ  (大月庄吉)

スタッフ - 発禁 秘画のおんな

監督         黒沢直輔 クロサワナオスケ

プロデューサー         林功 ハヤシイサオ

脚本         宮下教雄

企画         進藤貴美男 シンドウキミオ

撮影         野田悌男

選曲         中山義広 ナカヤマヨシヒロ

美術         金田克美 カネダカツミ

編集         奥原茂 オクハラシゲル

録音         伊藤晴康 イトウハルヤス

スチール         井本俊康

美姉妹・犯す(1982)

美人姉妹と青年の情交を通して、肉の歓びに目さめていく女の性を描く。脚本は「レイプウーマン 淫らな日曜日」の佐治乾と同作の瀬山節雄の共同執筆、監督は「情婦はセーラー服」の西村昭五郎、撮影も同作の山崎善弘がそれぞれ担当。

あらすじ

本屋の二人姉妹、澪子と雅子は町内でも評判の美人だった。姉の澪子は古風で上品、妹の雅子は活発で現代的な娘。ある日、本屋にアルバイト学生の清が引っ越してきた。夜間部に通う勤勉な苦学生で、父の竜夫と母の伸子のお気に入りだ。清は澪子の存在が気になって仕方なかった。ある晩、バスルームのタイルに足を滑らせてころびそうになった澪子を清は衝動的に抱きしめて、強引に唇を奪った。それからというもの、機会があれば澪子に迫り、そのエスカレートぶりは際限がなかった。彼女には婚約者がいて、九月には結婚も控えていたのだが清の強引さの前では無力だった。一方、妹の雅子は澪子と対照的にSEXに開放的で、勤め先のアニメ制作会社の妻子ある加山とただれた関係を続けていた。その火遊びの代償として、雅子は妊娠してしまう。雅子は堕胎の費用捻出のために、清にレジの金を持ち出すよう頼むが清は拒みかわりに自分の通帳を手渡した。清の優しさに答えるように雅子はモーテルに誘った。ある日、雅子の部屋で二人が肉欲を貧り合っているのを澪子が目撃してしまう。驚きの表情の雅子に、清は澪子との関係を告白し三人プレイをしようと雅子に持ちかける。翌朝、清は花の稽古から帰って来た澪子を強引に裸にし澪子と雅子を並んで寝かせ左右交互に入れたり抜いたりの鶯の谷渡り。二人の女のヨガリ声と共に清は達した。

作品情報 - 美姉妹・犯す

        製作年 : 1982年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - 美姉妹・犯す

        風祭ゆき カザマツリユキ  (澪子)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (雅子)

        江崎和代 エザキカズヨ  (雪子)

        内藤剛志 ナイトウタカシ  (清)

        田浦智之   (山本)

スタッフ - 美姉妹・犯す

監督         西村昭五郎 ニシムラショウゴロウ

プロデューサー         三浦朗

脚本         佐治乾          瀬山節雄 セヤマセツオ

企画         成田尚哉 ナリタナオヤ

撮影         山崎善弘 ヤマザキヨシヒロ

音楽         甲斐八郎 カイハチロウ

美術         渡辺平八郎 ワタナベヘイハチロウ

編集         西村豊治

録音         信岡信

スチール         目黒祐司 メグロユウジ

黒い下着の女(1982)

会社の金を横領した女とその恋人との逃避行を描く。脚本は「ズームアップ 暴行白書」のいどあきお、監督は「未亡人の寝室」の斉藤信幸、撮影は「マダム・スキャンダル 10秒死なせて」の山崎善弘がそれぞれ担当。

あらすじ

吉崎麻美は会社の金、五百万円を横領して恋人のマモルと、東京の友人、安本の下宿に逃げ込んだ。スナックに勤め始めた麻美は、そこで名も知らぬ男や家出した妻を捜す須藤と知り合った。客の男たちと夜を過ごし、下宿に帰らない麻美にイラつくマモルも、近所のラーメン屋の店員、トキ子と親しくなった。一方、いつもは男と寝ると金を貰う麻美も、須藤の事情には同情し、金に手を出さない。数日後、マモルの行動に不審を抱いた麻美は、トキ子のアパートをつきとめ、そこに押しかけると、そのまま住みついてしまった。翌日、麻美は須藤の妻、公子と出会った。不安になった公子は、駆け落ちの相手、蟹江と心中をしてしまう。トキ子にののしられた麻美は、マモルと一緒に、車を盗んで再び逃げだした。途中、男の子を誘拐すると、身の代金を要求した。しかし、パトカーの追跡に、気の小さいマモルはショック死してしまい、放心した麻美は、彼の名を呼び続けながら抱きすがるのだった。

作品情報 - 黒い下着の女

        製作年 : 1982年

        製作国 : 日本

        配給 : にっかつ

キャスト(役名) - 黒い下着の女

        倉吉朝子 クラヨシアサコ  (吉崎麻美)

        山口千枝 ヤマグチチエ  (宮尾トキ子)

        吉川遊土   (スナックのママ)

        佐竹一男 サタケカズオ  (須藤勝次)

        錆堂連   (蟹江浩三)

スタッフ - 黒い下着の女

監督         斉藤信幸 サイトウノブユキ

プロデューサー         細越省吾

脚本         いどあきお

企画         成田尚哉 ナリタナオヤ

撮影         山崎善弘 ヤマザキヨシヒロ

音楽         甲斐八郎 カイハチロウ

美術         渡辺平八郎 ワタナベヘイハチロウ

編集         井上治 イノウエオサム

録音         伊藤晴康 イトウハルヤス

スチール         目黒祐司 メグロユウジ