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ワッフルメーカー、またはワッフルアイロンは、2枚のヒンジ付き金属板の間でワッフルを焼くために用いられる台所道具である。 どちらのプレートにも格子状のくぼみがあり、間に挟んだバターや生地からワッフルを成形する。 プレートを加熱し、ワッフルメーカーを閉じている間にワッフルが焼き上がる。ワッフルは、パンケーキに似た、軽くて甘い味わいのデザートである。 ワッフルメーカーを使わずにその見た目を作るのは、パンケーキとは比べ物にならないほど難しい[1]。 同様の技術は、ウエハースの焼成[2] をはじめ、ワッフル状でサクサクした食感のクエ・ガピット、甘味と塩味の両方があるインドネシア料理などに採用されている[3]。
歴史[編集]
ワッフルメーカーは12～13世紀にはすでにフランスで一般的になっており、14世紀からはオランダをはじめとするヨーロッパで普及した。一般的なワッフルメーカーは、宗教的な道具であり、聖体を作るために使われた「ホストプレス」と同じように発達した[4]。 初期のワッフルメーカーは、無発酵のウエハースを焼くのに適した浅いくぼみがあり、ウエハースアイロンまたはウエハースプレスと表現するのが適切であろう[注 1]。 ワッフルメーカーは、レシピに膨張剤が使われるにつれ、より深いくぼみを持つようになった[2][5]。 スウェーデンとノルウェーでは、ヴァイキング時代の女性の埋葬品に原始的なワッフルメーカーの痕跡が残っている[4]。
注釈[編集]
- ^ In many European languages, the names for waffles and wafers are the same, along with the irons used to bake them, e.g., German Waffel and Waffeleisen.
出典[編集]
- ^ Mifflin, Mariette. “Waffle Maker - Definition and Use”. The Spruce. The Spruce. 2018年4月26日閲覧。
- ^ a b c Eschner, Kat. “These Beautiful Medieval Wafer Presses Are Where Waffles Come From”. Smithsonian Magazine. 2023年6月6日閲覧。
- ^ Ida Romlah (2014年8月4日). “Terus Berinovasi dengan Rasa Kue Gapit” [Always Innovating with Flavors of Kue Gapit] (インドネシア語). Kompas. 2015年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月17日閲覧。
- ^ a b Ernst Thiele (1968). “Waffeleisen und Waffelgebäck. Geschichte, Stilentwicklung, Ikonographie. [Waffle irons and waffle pastries]”. Kunstgeschichte des Backwerks.
- ^ Wells, Jeff (2016年8月24日). “From Wafel Wafers to Belgian Breakfasts: A Brief History of Waffles”. Mental Floss. 2023年2月12日閲覧。