利用者:のりまき/第七回執筆コンテスト審査及び採点

Wikipedia:執筆コンテスト/第七回執筆コンテストの審査、及び採点について公表します。

C分野8記事について審査・採点を行ないますが、まず第一次選抜として8記事の中から4記事を選び、最終選考に残した4記事について採点を行い、1-4位を決める方式を取ります。

第一次選抜審査基準[編集]

第一次選抜については特に採点は実施しません。8記事の中で現状では形式的に大きな問題が見られる記事、記事の内容的に更なる書き込みの努力が求められる点が大きな記事を選考から外すことを目的とします。ただし上記に上げた瑕疵があってもそれを上回るようなアピール点が見られる場合は、選考に加えることを検討します。

第一次選抜審査通過記事[編集]

上記4記事を第一次選抜を通過した記事にしたいと考えます。

快楽の園については、内容的にはそれなりにまとまりがあるのですが、依然として検証可能性に課題がある部分が大きな点と内容的にも書き込みが求められる点から選外としました。

マックス・ローチについては、内容的なまとまりについては良いと思いますが、著名なミュージシャンの記事であれば是非欲しい評価についての項目が弱いため、やはり選外としました。

まんがかぞくも、よくまとめていると思いますが、やはり出版後日時が浅い作品であることもあって、評価のあたりが弱いため選外としました。最近の作品や事象について執筆すると、参考とする文献が限られるなどどうしてもハンディを背負うことになるのは心苦しく感じます。そういう最近の作品についてあえてチャレンジされた意欲を評価するとともに、面白そうな作品ですので今後の加筆強化を期待しております。

コンピュータゲームのジャンルは、やはり参考文献、脚注のあたりが未整備なところは大きな改善を要する点で、選外とせざるを得ません。ただコメントでも触れましたが、今回C分野にエントリーされた中では最も今後の成長が見込まれる、深耕が大きく期待される記事であり、個人的にはまさにこのような項目の立項、加筆こそコンテストにおいてチャレンジしてもらいたいという気持ちがありますので、当記事のエントリーと加筆に努力されたことは高く評価しますし、今後の記事の成長を楽しみにしております。

選考を通過した記事も私から見れば加筆が望まれる面が見られます。特にインプラント (身体改造)は、C分野の記事としては文化面の掘り下げが弱いと感じましたが、記事の面白さ、興味深さと読みやすさを評価して最終選考に残すことにいたしました。

最終選考審査基準[編集]

最終選考では採点を行い、1位から4位を決定します。

採点項目は以下の4点とします。

  • 必要な項目が十分に記述されているかどうか。(10点満点)
  • 読みやすさ。(5点満点)
  • 画像や図版等が適切に用いられているかどうか。(5点満点)
  • 日本語版Wikipediaでの充実が求められる記事であるか。(5点満点)

最終選考に残った4記事は形式面での問題は少ないと判断し、脚注等形式面での採点は行ないません。とにかく「充実した内容」が記事として最も重要な点と判断し、他の項目よりも配点を倍にしています。また4番目の採点項目である「項目的に日本語版Wikipediaでの充実が求められるものであるか」については、小さな項目は資料も少なく、まとめやすいためにどうしてもコンテストでは有利となってしまう点と、やはりコンテストの目的が「記事の充実強化」であることを考えると、大項目の記事にチャレンジすることを評価の項目に加えることにいたしました。

各採点項目とも最低点は1点とし、0点はありません。なお同一点数となった場合、私が最も重要と考える「必要な項目が十分に記述されているかどうか」の点数が高い方を上位とします。

最終選考審査採点[編集]

スコモローフ

  • 必要な項目が十分に記述されているかどうか…7
  • 読みやすさ…4
  • 画像や図版等が適切に用いられているかどうか…4
  • 日本語版Wikipediaでの充実が求められる記事であるか…4

合計19点

読みやすくかつまとまりの良い記事であると思います。ロシア文化への影響について加筆が進めば更に良い記事になると思います。今後の加筆充実を期待しています。

インプラント (身体改造)

  • 必要な項目が十分に記述されているかどうか…5
  • 読みやすさ…4
  • 画像や図版等が適切に用いられているかどうか…5
  • 日本語版Wikipediaでの充実が求められる記事であるか…4

合計18点

事項についての説明はよくなされているのですが、文化面での記述が薄いので、記述面での評価が辛くなってしまいました。私的にはC分野で最も面白い記事と思いましたし、いわゆるエロ・グロ系なので好き嫌いは分かれると思いますが、写真が効果的に用いられている点などからも惜しいと思います。現代文化の中での位置づけなど、今後の充実を期待しています。

シビュラの託宣

  • 必要な項目が十分に記述されているかどうか…8
  • 読みやすさ…4
  • 画像や図版等が適切に用いられているかどうか…4
  • 日本語版Wikipediaでの充実が求められる記事であるか…4

合計20点

どの配点項目を見ても高い得点を挙げた、最も完成度が高い記事であると思います。内容的にも興味深く、図版も美しくてそういう面からもお勧めの記事といえます。

小林ハル

  • 必要な項目が十分に記述されているかどうか…10
  • 読みやすさ…4
  • 画像や図版等が適切に用いられているかどうか…2
  • 日本語版Wikipediaでの充実が求められる記事であるか…3

合計19点

最も採点に悩んだのがこの記事です。調査等については徹底的に行なわれたようで、題材的にこれ以上の書き込みは困難でしょう。そのため項目面については満点としました。写真・図版がないので、配点を何点とするか迷いました。結局写真・図版を用いるのが困難である事情を配慮して5点満点中2点としました。あと、他の3記事と比較してテーマ的に小さな内容であるため、「日本語版Wikipediaでの充実が求められる記事であるか」については3点としました。

選考結果[編集]

スコモーロフと小林ハルは同点となったため、「必要な項目が十分に記述されているかどうか」の点数が高い小林ハルを2位としました。

となります。