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利用者:ひたすら小池1115

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概要

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日本では通常、を呼び出す行為(降霊術)と信じられており、そのため「狐狗狸さん」の字が当てられることがある[1]の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、0〜9(できれば漢字で書いた方が良い)までの数字、五十音表」を記入したを置き、その紙の上に硬貨(主に五円硬貨もしくは十円硬貨)を置いて参加者全員の人差し指を添えていく。全員が力を抜いて「コックリさん、コックリさん、おいでください。」と呼びかけると硬貨が動く。コックリさんと呼ばず“エンジェルさん”などと呼びかえるバリエーションも存在する[2]。エンジェルさんの場合鳥居ではなくキューピッドを書く事で同じ効果があると言われている。


起源と普及[編集]

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その起源は明確ではないが、レオナルド・ダ・ヴィンチが自著において「テーブル・ターニング」と同種の現象に言及しているので、15世紀ヨーロッパでは既に行われていたとも推測される。

西洋で流行した「テーブル・ターニング」とは、数人がテーブルを囲み、手を乗せる。やがてテーブルがひとりでに傾いたり、移動したりする。出席者の中の霊能力がある人を霊媒として介し、あの世の霊の意志が表明されると考えられた。また、霊の働きでアルファベットなどを記した板の文字を指差すことにより、霊との会話を行うという試みがなされた。

井上円了によると、日本においては、1884年伊豆半島下田沖に漂着したアメリカの船員が自国で大流行していたテーブル・ターニングを地元の住民に見せたことをきっかけに、各地の港経由で日本でも流行するようになったという。このたぐいの板を指す現代の語「ウィジャボード」は元々は1880年代頃に発売された製品の商標に由来し、その発売時期とほぼ同じ頃である。当時の日本にはテーブルが普及していなかったので、代わりにお櫃(ひつ)を3本ので支える形のものを作って行なった。お櫃を用いた机が「こっくり、こっくりと傾く」様子から“こっくり”や“こっくりさん”と呼ぶようになり、やがて“こっくり”に「狐(きつね)」、「狗(いぬ)」、「(たぬき)」の文字を当て「狐狗狸」と書くようになったという。また、「コークリさん」「お狐さん」とも呼ばれる。

1970年代にはつのだじろうの漫画『うしろの百太郎』の作中でコックリさんが紹介され、少年少女を中心としたブームになったこともある[3]。子供たちが学校などで面白半分に行うケースが多発し、その時代を知る人々は、「絶対にやらないように」と強く警告を発しているケースも多々見られる。生徒への精神的な影響もあり、教師が保護者を含めて厳重注意することもある。

韓国でもこっくりさんは分身娑婆(ブンシンサバ)と呼ばれ、主に子供の世代に浸透している。朝鮮半島のこっくりさんは、日本の統治時代に日本で流行したこっくりさんが、朝鮮に流入し始まったと見られる。台湾ではこれを「碟仙(ディエシェン)」と呼び、新聞の上にを乗せる形で行われる。

  1. ^ 三浦 節夫. “明治時代にこっくりさんの謎を科学で解明!東洋大学創立者・井上円了氏の妖怪研究”. LINK@TOYO. 東洋大学. 2024年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  2. ^ 初見健一. “【ムー昭和オカルト回顧録】エンゼルさん、キューピッドさん、星の王子さま……「脱法コックリさん」の顛末”. GetNavel web. 2024年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。
  3. ^ 初見健一. “【ムー】爆発的ブームとなった「コックリさん」”. Get Navi. 2024年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月9日閲覧。