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利用者:ふっ3/sandbox

八雲 紫(やくも ゆかり)
PHANTASMボス。様々な物事の境界を操る力を有する妖怪。「妖怪拡張計画」により幻想郷に「幻と実体の境界」を張った張本人であり、また幻想郷を隔離した「博麗大結界」の提案と創造にも関わっているらしい。幻想郷を誰よりも愛している。
作品によって服装が大きく変わっており、初出の『妖々夢』とそれ以降の多くの作品では肩口の開いた洋風の服を着ているが、『永夜抄』『萃夢想』などでは六十四卦の「」が描かれた服を着ている。
胡散臭い風貌で、信用できない、誰から見ても心が読めない性格。話したがりで、様々なことを出会い頭に一方的に話すこともよくあるが、どれも確認を取れないような話が多いらしい。しかし『緋想天』では、博麗神社を乗っ取ろうとした比那名居天子に、普段の飄々とした態度を取ることもなく怒りを露わにした。
彼女は「境界を操る程度の能力」を持つ。この能力は、結界などの物理的境界を操るだけに留まらず、夢と現実・物語の中と外といった概念的な境界や、物体が個として存在するための「自分とそれ以外を分ける境界」にまで及び、万物の創造と破壊を司る、神にも匹敵する能力と評されている。
神隠しと呼ばれる現象は、主に彼女が境界に揺らぎを起こすために起こるといわれている。境界を操る能力によって空間の裂け目に出入りしてどこにでも移動できるため、神出鬼没。「すきま妖怪」とも呼ばれるが、そのような妖怪種族があるわけではなく、いわゆる「一人一種族」の妖怪である。『妖々夢』付属の「おまけ.txt」などでは「妖怪少女」とも言われている。
幻想郷の外の世界を知っている。
幻想郷の境に住んでいるが、その屋敷を他人が実際に確認したという話がないため、実は屋敷は外の世界にあるのではないかなど様々に噂されているという。普段は余り動かず1日に12時間の睡眠を取り、冬眠までする。寝ている間のことは全て式神の八雲藍に任せきり。
1200年以上前に稗田阿一(初代の御阿礼の子)が記した「幻想郷縁起」にも紫と思われる妖怪が登場するような幻想郷の最古参の妖怪の一人で、時代毎にその時代に合った姿で現れるという。西行寺幽々子の生前を知っている。
長く生きているだけあり交友関係も広く、幽々子とは旧知の仲。伊吹萃香とも友人である。稗田阿求とは阿求の転生前から知り合いらしく、「幻想郷縁起」をチェックするためにその完成前に稗田家を訪れたこともある。この際、阿求からは「妖怪の賢者」と呼ばれている。『紫香花』では、閻魔の四季映姫らしき「あの方」なる人物を苦手としている描写がある。
『求聞史紀』によれば、かつて幻想郷の妖怪を集め、月面戦争を引き起こしたが、返り討ちにあったという。『儚月抄』では博麗霊夢に稽古をつけて彼女を動かし、第二次月面戦争を目論んでいた。
数学や計算能力に秀でているらしく(『求聞史紀』では「数字に強い」と表現されている)、『文花帖(書籍)』での八雲藍の発言によれば無間の底の深さや北斗七星北極星を食べるまでの時間ですら一瞬で求めてしまえるらしい。『香霖堂』単行本第22話では、妖怪向けの渾天儀に著作者として名前が記されていた。
『妖々夢』では幽々子から薄くなった冥界と現世との結界を修復するように依頼されたが行なわず、そのため『妖々夢』以降は幻想郷で幽霊が頻繁に見られるようになった。

以下に挙げるレイラ・プリズムリバーと魂魄妖忌は、『妖々夢』の設定上に存在するものの、作中に実際の登場は無い。