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利用者:をつし/sandbox

栗原電鉄M15形電車[編集]

栗原電鉄M15形電車(くりはらでんてつM15けいでんしゃ)は、2007年に廃止となったくりはら田園鉄道の前身の栗原電鉄が軌間1067mmに改軌した際導入した電車である。

栗原電鉄M15形電車
若柳駅に留置されているM153
基本情報
運用者 栗原電鉄
製造所 ナニワ工機
製造年 1955年
製造初年 1955年
製造数 3両
運用開始 1955年9月27日
廃車 1995年3月31日
主要諸元
軌間 1067mm
電気方式 直流750V
最高運転速度 60km
全長 15m
台車 FS21形台車
駆動方式 カルダン駆動
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概要[編集]

1955年、栗原電鉄が軌間762mmから1067mmに改軌したのに合わせてナニワ工機で3両が製造された。

車体はノーシル・ノーヘッダー。台車はFS21形台車、車内はオールロングシートで格子状の飾りがついた蛍光灯が装備されているという当時の地方鉄道には珍しい最新のデラックス車両だった。

塗装は当初はブルーと肌色のツートーンだったが、数年後、現在の朱色と山吹色、屋根はグレーになった。

運用[編集]

栗原電鉄の主力車両として長きに渡り運行された。単行での運行の他、M15同士や、C15との連結して運行も行われた。正面に貫通路のない湘南顔のため、車両同士での行き来はできないが、変電所の容量の問題で早くに引退したM17,C17を除き両運転ができる車両がなかったため、花火大会などの多客時には3両で運行されることもあった。

1990年細倉マインパークが開業、路線も延伸され細倉マインパーク前駅が開設されるとM15、C15は細倉マインパークのマスコットキャラクターであるマイン坊やのヘッドマークを装着して運行された。

作品への登場[編集]

1989年に公開された映画「男はつらいよ」シリーズの41作目「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」では榎本明演じる疲れ果てたサラリーマン・坂口兵馬が線路に寝転んで自殺を図るシーンで登場。寅次郎が乗る

廃車[編集]

1995年、社名が栗原電鉄からくりはら田園鉄道に変わると同時に、動力が内燃機関に変わることとなり、電車はすべて廃車、富士重工で新造された軽快気動車KD95形名鉄から移籍してきたKD10形に置き換えられた。廃車後、M15形はすべて若柳駅で留置されていたが、M152はED202、C152とともにチャチャワールドいしこしに運ばれ、休憩室として利用されていた。M151とM153はその後も若柳駅で留置されたが、時折イベントで撮影会や車内公開を行ったり、入れ替えも行われていた。そのまま路線の廃止を迎え、M151は若柳駅構内に留置されていたM18やC15とともに解体されるが、M153は解体されることなく、2014年には再塗装が行われて現役時代の姿を蘇らせた。若柳駅構内での気動車乗車会などの際には車内も開放した。2017年にくりでんミュージアムが、オープンしたあとも展示物の一つとして親しまれ、自走はしないものの入れ替えをして撮影会を実施したり、外から電源を繋いで前照灯を点灯させたり、警笛を鳴らしたりするイベントも行われている。一方、チャチャワールドいしこしに保存されていたM152は2019年、園内の整備に伴い他の車輌とともに解体。部品の一部はくりでんミュージアムが、引き取り、保存されている。



                                    

岡田山登山鉄道キ10形気動車
山上車両基地に留置されているキ10形
基本情報
運用者 岡田山登山鉄道・勝山急行
製造所

四菱重工 飛車会社

見本車輌
種車 キハ915形(キ11~13まで)
製造年 1955年
製造初年 1955年
製造数 キハ915からの改造車3両 オリジナル9両
改造年 1960年
改造数 3両
導入年 1960年
総数 12両
運用開始 1960年9月27日
廃車 1995年3月31日
主要諸元
軌間 1067mm
最高運転速度 65km
設計最高速度 100km
全長 17m
台車 FS21形台車
機関 直列6気筒
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