利用者:アルトクール/作成保護解除の手引き
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この文書は解説ページです。ルールや手続きについて、一般的な事実や共有されている合意事項を解説しています。ウィキペディアの方針やガイドラインそのものではありません。 |
作成保護解除の手引きでは、作成保護されているページについて保護を解除するための方法を案内しています。
作成保護
作成保護あるいは白紙保護とは、Wikipedia:保護の方針に従って、ページが無い状態でそのページ名で投稿できないよう、保護機能を使用して投稿を制限している状態です。このとき、ほとんどのページでは全保護で処置されており、一般の利用者では投稿そのものができません。多くは期限を定めない保護がされています。
作成保護は、荒らし投稿が続いていたり、削除されたページの改善の無い再投稿が続くなどの理由で行われます。投稿しようとしていたページが作成保護されている場合、まずはこれを解除することが必要になります。
リダイレクトや曖昧さ回避を設置したい場合でも、やはり作成保護は解除されなければいけません。
保護を解除する
一般的に行われる保護と同じで、原因が取り除かれている、もしくは改善が見られるなら作成保護が解除されます。保護解除はWikipedia:保護解除依頼で行う必要があります。
保護解除依頼を行えるのは自動承認された利用者である必要があります。IPアドレスの利用者は依頼することができません。
依頼書式は解除依頼のページで確認してください。
原因を探って解除する
作成保護されるにはそれなりに理由があります。まずは保護された理由を調べます。
保護されている場合、削除されていることが多いため削除ログが手がかりになることがあります。また、ページが保護されているため、保護を実施したログもみることができます。
- 荒らし
- 荒らしが原因のときは、その荒らしが活動を停止していると客観的に認められるなら解除されます。
- 繰り返し即時削除されている場合と同じで、責任を持ってページを作成することを宣言すると保護は解除されやすくなります。
- 改善無き再投稿の繰り返し
- Wikipedia:特筆性などが不足しているのかもしれません。その場合、収録基準を満たしてないために削除されて、その後改善なしで再投稿されたことが原因で保護されています。
- 保護解除依頼と同時に特筆性を満たせるような「記事の下書き」を提示することで保護は解除されやすくなります。但し、下書きそのものが「削除逃れ」と判断されると、下書きも削除されかねないことに注意してください。
- 繰り返し即時削除されている
- 改善無き再投稿ともいえますが、この場合はWikipedia:即時削除の方針で何度も削除を繰り返しています。荒らし以外では宣伝、定義未満(人物名だけ、基礎情報だけなど)、関係のないページへのリダイレクトなどが繰り返されています。
- 保護解除依頼をする際に、責任を持ってページを作成することを宣言したなら、保護は解除されやすくなります。場合によっては下書きも有効です。
いずれの場合も、原因が取り除かれるなら速やかに解除されるということです。対話拒否のまま編集を強行すると保護ではなく利用者の投稿ブロックの対象となります。
よくある解除されない理由
保護解除依頼を提出しても、保護が見送られる場合があります。多くの場合、問題点を解消できていないことに起因します。
- とにかく解除して欲しい
- 保護を解除する理由にはなりません。具体的な解除理由が必要です。
- 特筆性の説明が不足している
- ニュースで扱われている、雑誌で扱われているなどははっきりと示してください。一次情報源の場合は解除が見送られる可能性があります。
- 報道されたから作成したい
- 報道された=記事を作成してよいというわけではありません。速報的と判断された場合は対処が見送られます。
- 別のページはあるのにページが作れない
- 理由としては不足しています。どういったページをどのような情報で作成するのかを述べてください。
- 誰でも作れると謳ってるのにページが作れない
- Wikipedia:方針とガイドラインなど、ウィキペディアにはルールがあります。作成保護には理由がありますので、それを取り除くようにしてください。
独立項目となれる証明
保護解除依頼では独立項目となれるか(あるいはリダイレクトにするだけの昼用があるか)を証明する必要があります。Wikipedia:独立記事作成の目安をある程度満たすような記事(Wikipedia:信頼できる情報源、Wikipedia:検証可能性を満たし、記事にしたときにWikipedia:出典を明記するに従う)であることが求められます。ウィキペディア日本語版では「特筆性を証明する」ともいわれます。
人物記事
人物記事の場合は、プライバシーの権利なども配慮する必要があります。過去に個人情報が公表されていても、現時点で非公表としている出典があるなら投稿時点でも表記はするべきではありません。
グループに所属している人物の場合、人物そのものに特筆性がなければなりません。
例えば、TOKIOのリーダーは城島茂です。「城島茂」という個人の記事を書くとき、TOKIOというグループとしての実績を個人の実績として使用することは控えてください。あくまで個人としての実績で判断してください。「城島茂」を単独で記事として成立させるならば、一過性の報道によらない情報源や実績を用意してください。はぐれ刑事純情派の山岡刑事役は、役者としての城島茂の実績になります。
団体記事
法人などの団体記事の場合は、宣伝やその団体だけの情報源を極力排除してください。
例えば、呉竹は日本の文具メーカーです。この呉竹そのものが発行している情報は情報の補強に使えますが、特筆性の証明としては薄いものとなります。呉竹とは別の情報源で呉竹について述べているものを提示してください。呉竹のページで言うところの『奈良の老舗物語』や『まぼろし小学校』という本がそれにあたります。
作品・製品記事
作品・製品記事の場合は、宣伝を極力排除してください。
こうした作品の場合、場合によっては所有者や製作者となる人物や団体からの情報も特筆性の証明手段にすることが出来る可能性があります。
本来は信頼できる二次情報源が必要ですから、これが用意できることがベストです。
例外的に特筆性の証明となるのは、例えば美術品で収蔵している美術館の出している情報や、第三者の目が通って発信されている関係者の発言です。SNS(ツイッターやBlogなどを含める)の発言などは特筆性の証明になりません。また、「平均価格よりも高い・安い」と言った情報などは、単なる比較でしかないため単体では使うことはできません。複数の情報源によって注目されている事柄かどうかを確認してください。
対処が見送られてしまったら
保護解除依頼の自動失効の場合、何かが足りない可能性がありますので、もう少し深く書けないかを検討してください。
却下や見送りと明言されたものは、作成保護を解除する理由が明らかに足りないということです。場合によっては記事の下書きを伴った保護解除依頼も検討してください。
削除逃れと下書き
下書きはあくまで下書きですが、特に作成保護されている記事の下書きは削除逃れと判断されてしまうことがあります。
削除逃れは荒らしの一つと考えられており、投稿ブロックされる可能性もあります。
下書きをするときは以下のようにして、真剣に検討しているということを示してください。
- 保護解除依頼と同時に下書きを作成する
- 見送られた場合は一度削除することも辞さない
- ページソースはオフライン(つまりあなた自身のパソコンに)保存することが可能です。
- 出典の明記などのスタイルを守っている
- 保護解除依頼をしている場合は一時的にカテゴリやテンプレートなどを表示させるようにしていても構いません。
- 保護解除依頼提出前、あるいは対処見送り後はコメントアウトや白紙化、ページの削除を行ってください。
- 「これを見て評価してください」ではなく、下書きを提示した上で、記事の内容(特に特筆性の証明)や保護事由の消滅についてを説明してください。