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月刊 機械化 | |
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学術分野 | 軍事、科学技術、空想科学 |
言語 | 日本語 |
詳細 | |
出版社 | 財団法人機械化國防協会、山海堂出版 |
出版国 | 日本 |
出版歴 | 1940年-1945年 |
出版間隔 | 月刊 |
プロジェクト:出版/Portal:書物 |
『機械化』(きかいか、KIKAIKA)は太平洋戦争中に発行された日本の月刊雑誌。 1940年8月に財団法人機械化國防協会を発行元、山海堂出版を発売元として創刊された國防科学雑誌。戦局の悪化により刊行仕様が劣化し昭和二十年春に2月・3月の合併号を最期に休刊。終戦を迎えた後、復刊されることなく発行元の解散により廃刊となる。空想科学兵器の図解を後に少年向け雑誌でSFや戦記、ファンタジー絵物語、プラモデルのパッケージアートを担当する画家小松崎茂が描いていたことで知られる。
歴史
[編集]財団法人機械化國防協会は昭和15年(1940年)に、科学技術と国防教育を推進するために国と軍需産業からの供託を受けて設立された。その前身は陸軍省の外郭団体として設立された機械化兵器協会で活動目的は陸軍部隊の機械化の必要性の啓蒙と軍事費増大への政治活動および国民や自治体からの寄付による兵装の充実だった。 協会会長は退役した陸軍大将:吉田豊彦が協会解散まで就任。 東京市内日比谷通りでの戦車行進閲兵式、自治体に兵装を展示しての浄罪寄付集め、広報宣伝の小冊子配布なども行った。その事務所は有楽町駅前の[[東日会館」」(東日天文館)に置かれた。昭和15年8月に、それまで刊行されていた不定期雑誌「機械化兵器」を改題する形で月刊化され昭和20年4月に休刊するまで、6年弱発行された。
仕様
[編集]創刊号から休刊号まで当時の平均的な雑誌サイズであるB5で発行され、表紙とグラビア口絵が四色カラー印刷、本文記事が二色印刷および一色印刷で初期は100頁を超える仕様だったが、終期は50頁前後と薄くなり印刷も一色のモノクロ印刷となった。
概要
[編集]国防科学雑誌として戦術とそれを支える兵器や産業技術の解説を中心に、基礎的な工業技術の説明や欧米諸国の軍事、科学、工業の説明といった教科書的な記事が多い。その他、飛行機や水陸両用戦車などの模型の作り方や空想科学小説といった娯楽読み物も連載された。 山海堂出版を販売元として書籍取次を経て全国の書店に配本された他、陸軍省付属機関や国家総動員法に基づいて日本全国で軍需工場などに徴用された少年工員、愛国奉仕隊、女子挺身隊の寮にも配布された(本誌記載)とされるが、発行部数、配本先など詳細は不明。
執筆陣
[編集]挿画と図解では小松崎茂(北信吉、三村武、最上三郎などの別名義でも活動)の他、伊藤幾久造、椛島勝一、谷清美、中尾進、執筆では陸軍大臣東条英機、ドイツ陸軍少将アドルフ・フォンシェルなどの軍人の他、帝国大学の教授や産業界の技術者など幅広い執筆陣を集めた。また娯楽記事では戦前から本格的な空想科学を発表していた小説家海野十三、北村小松、後にポプラ社版『怪盗ルパン』シリーズでジュブナイル翻訳小説を書いた南洋一郎、山中峯太郎らが参加している。
外部リンク
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[[Category:日本の雑誌]] [[Category:軍事関連の雑誌]] [[Category:1940年代創刊の雑誌]]