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利用者:コクーン/sandbox

セツ・スズキ 

SETSU SUZUKI 彫刻家

略歴

1953 茨城県に生まれる

1980 東京造形大学美術学科彫刻専攻卒

2004-5 東北芸術工科大学大学院客員教授     

現在 日本美術家連盟会員。

セツ・スズキの彫刻家の概念は、通常のそれではなく、もっと大きな視野を含めたものである。「彫刻家とは、世界の事物を、モノのみに囚われるのでなく、広く社会のコトをも視界に入れ、思考し(彫り)、分析し(刻み)、再構成する(くっつける)者のことです」とコンセプトで述べているように、あらゆるモノ、コトが彫刻となりうるという表現の可能性を表明している。ちなみにこのようなソーシャル・スカルプチャー(社会彫刻)の概念は、ドイツの現代美術家ヨーゼフ・ボイスに淵源があるかもしれないが、スズキは、ボイスの意図を十分理解しつつも、彼の従来の彫刻家像への挑発に応戦する形で、レデイ・メイドをあえて使わず、すべてスズキのハンドメイドによる、より困難な制作とプロジェクトに挑戦し続けている。

彼は、1996年の日本国内での初個展を皮切りに自身のモチュベーションに従い、さまざまなNO(能、農、脳)について考察をめぐらし、作品を作り続けている。現在は、特に人間と大地の問題を「農」を切り口に一般の人々と共に考えたいとの意図のもと、田植プロジェクトというアート・プロジェクトを1997年から展開中である。

□  個展

1989年 初渡米しVORPAL GALLERY (NEW YORK U.S) と5年間の独占契約を結び、以後数度の個展を開催。

1991 VORPAL GALLERY (NEW YORK U.S)

1996 「環アートギャラリー」 (銀座、画廊企画)

1997 TAUE PROJECT '97 (茨城県、八千代町) 

2000 GALLERY Q&QS (銀座) TAUE PROJECT 2000(茨城県、八千代町)

2001 METAL ART MUSEUM  (千葉県、印旛村、ミューゼアム企画)    、TAUE PROJECT 2001 (千葉県、印旛村)

2003 TAUE PROJECT '03 (新潟県、十日町市)

2006 Z-PROJECT-1 (水戸市)

2007 TAUE PROJECT '07 (茨城県、石岡市)

2008 Z-PROJECT-2 (東京都、上野)

2010 TAUE PROJECT '10 IN BENGAL (バングラデシュ、ジュナイダ県、シルプール村、  ダッカ大学美術学部企画招聘。)

2011 TAUE PROJECT '11 IN BENGAL (インド・西ベンガル州、シャンチィニケタン・タゴール国際大学美術学部企画招聘。)

2013 TAUE PROJECT '13 IN BALI (インドネシア・バリ州・ギャニャール県・ウブド村水田, インドネシア国立芸術大学後援、ウブド地区スバック招聘。)


□  グループ展(主なもの)

1981 第13回第三文明展  大賞(上野、都美術館)

1989 第25回神奈川県展展 大賞(神奈川県民ホール

1990 倉敷まちかどの彫刻展 (倉敷市美術館)

1993 湘南ひらつか野外彫刻展 (平塚市美術館)

1995 洞爺村国際彫刻ビエンナーレ(洞爺村)

2000 第1回印旛村野外芸術展 (千葉県印旛村) 

2001 岡本太郎記念現代芸術大賞展 (川崎市岡本太郎美術館)

2003 第2回越後妻有アートトリエンナーレ(新潟県)

2006 アーチィスト・フォーラム(水戸市)

2008 「独り+35人の原風景」展(上野、都美術館)

2013 reclaim-再生 国際作家展(上野、都美術館)