利用者:タバコはマーダー/方針とガイドラインの違い
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
この文書の要旨: 方針とガイドラインは、前者は全員が従うべきですが、後者は最善の方法を導くための例外が許容されます。方針やガイドラインの提案、格下げ、大幅な修正にはコミュニティへの告知が必要です。それ以外の修正には、必須ではないがノートページで提案します。そのことが方針によって許可されています。 |
方針とガイドラインの冒頭で示されているテンプレートの文言は、作成初期から細部を除き意味として変更されておりません。この最古の方針とガイドラインについて示してきたテンプレートと、現在の方針であるWikipedia:方針とガイドラインによる定義、修正方法の手順に矛盾はありません。変更されたことがないのですが、単なる修正に告知が必要だとか、誤って解釈している例が見られます。ガイドラインであるWikipedia:合意形成しか読んでいない場合、間違って解釈している場合がありえます。
2005年10月21日08:14に作成された冒頭テンプレート - 方針
このページはウィキペディアの公式な方針です。多くの利用者に支持されていて、すべての利用者が従うべきだと考えられています。必要に応じて編集することは可能ですが、その変更はコミュニティーの合意を反映している必要があります。大きな変更を行いたい時は、ノートページで提案してください。
2006年2月16日09:48に作成された冒頭テンプレート - ガイドライン
このページはウィキペディアの考慮すべきガイドラインです。多くの利用者が基本的に同意しており、従うことが推奨されますが、公式な方針ではありません。必要に応じて編集することは可能ですが、大きな変更を加える場合は、先にノートページで提案してください。
英語版のテンプレート
[編集]まず元となったTemplate:Policy(12:00, 2 March 2006)では、「大きな変更を行いたい時は、ノートページで提案してください。」がないです。現在でもないです。
Template:Guideline(19:16, 10 February 2006)「大きな変更を行いたい時は、ノートページで提案してください。」に該当する部分があり、Major changesとなっている。
このMajor changesがWikipedia:方針とガイドラインの「大幅な修正」に対応しているようである。つまり、同じ Major changes が「大きな変更」「大幅な修正」と訳されていることがわかる。
対象者
[編集]Wikipedia:方針とガイドラインでは以下の通りです。
- 方針「多くの利用者に支持されており、すべての利用者が従うべきものと考えられている基準です」
- ガイドライン「多くの利用者に支持されている、最善の方法(ベストプラクティス)を集めたものです。編集者はガイドラインに従うように推奨されますが、それについては常識に基づいて判断し、個別の事情に応じて例外を適用してもかまいません。ガイドラインが方針と衝突する場合には、通常は方針を優先します」
この点では、方針がすべての利用者が従うべきとし、ガイドラインは多くの利用者を対象としているという、テンプレートの文言に一致しています。補足情報として、衝突する場合には方針が優先されること、常識に基づいてガイドラインに例外が適用されることがあることがわかります。
修正方法
[編集]Wikipedia:方針とガイドラインでは以下の通りです。
- 方針の採用「強い賛同が必要」と書かれており、続いて、細かく書いてあります。
- 提案「コミュニティ全体での高いレベルの合意」そして「コメント依頼は少なくとも1週間は待つのが望ましいでしょう」
- 私論などへの格下げ「提案時のそれと同様」
- 大幅な修正「コミュニティ全体へ告知するべきです。告知は提案の時と同様の方法で行うとよいでしょう。」
- 内容の修正「方針を修正するには、(必須というわけではありませんが)修正する前にまずノートページで提案してください。そして変更内容に異論がないか、または議論において合意がなされたなら、修正します。議論の結論がはっきりしない場合には、議論から中立な第三者による評価に委ねるのが望ましいでしょう」
このようになっていますから、提案、格下げ、大幅な修正には「コミュニティへの告知」が必要とされ、お知らせやコメント依頼が必要で1週間は待った方がいいのでしょう。修正には「必須ではないが修正前にノートページで提案してください」となっていますので裁量の範囲になると思います。そこに基準はありません。ですが、方針とガイドラインを生み出してきたウィキメディア原理に反するとか、ジンボの声明 に反する提案は受け入れがたいと思われます。
ガイドラインのWikipedia:合意形成を読むと、注意が必要な記載があることがわかるでしょう。
ある場所のある時点における限られた編集者グループでの合意は、より大きな規模のコミュニティの合意を無効にすることはできません。方針とガイドラインに関する場合、他のページ以上に関与と合意に高い基準が期待されます。いずれの場合でもコミュニティに対して十分な告知が行われる場合のみ、沈黙を同意とみなすことができます。
2009年に追加されたこの文言は、方針とガイドラインに関する場合には、「コミュニティに対する十分な告知」を必要としているようです。これを勘違いして、この「ガイドライン」を優先すると、修正にも十分な告知が必要だとか言いはじめることもあるでしょう。しかし、ガイドラインより優先される「方針」であるWikipedia:方針とガイドラインでは、このようなコミュニティへの告知を必要とするのは、提案、格下げ、大幅な修正です。修正の場合には言及されていません。修正にこうした告知を要求する方には、方針を理解するように関連文書を案内してください。