利用者:トシ・カプチーノ/sandbox

トシ・カプチーノ（とし・かぷちーの、１９６１年７月８日、福岡市生まれ）は、キャバレー・アーティスト、舞台芸術評論家。本名、平野利光（ひらのとしみつ）箱バンド、ハリケーン、ハリマオ、ストリートのバンド・ボーカルを担当。横浜グルッペ、横浜ニューグランドクラブ、クラブカサノバ、最後の２０セント、ホストクラブ愛、米軍基地などに出演。1995年渡米。元東宝の演劇評論家、大平和登氏が設立したインターナショナル・カルチュラル・プロダクション（ICP）に入社。大平氏のアシスタントとしてブロードウェイ・ミュージカル「RENT」等の版権を取得し翻訳上演を成功させる。1999年　芸術家やスポーツ選手などに与えられる米国特別永住権を取得。ニューヨークのジャーナリスト、演劇評論家、１３０名で構成されるドラマ・デスク賞の日本人審査員。ワハハ本舗を経て、studio82°F所属　

経歴

福岡市中央区黒門で産声をあげる。体重４２００グラムのまるまるとした赤ちゃんだった。小学校４年生の時、TNCテレビ西日本の番組「歌のチャンピオン」（MC小松政夫氏）に出場。準優勝したことから始まり、日本テレビ「おはよう子供ショー、コンちゃんのトンカチ歌自慢」（MC大村崑氏）では福岡代表となり全国大会へ、特別賞を獲得。他にはKBC九州朝日放送「マキシンのハレハレgo go go」、「パンチヤング」、コロンビアレコード「ボイスチェンジャーカーニバル」等に出場し、すべてに入賞する。その後、数々の歌のオーディションを受け、東福岡高校２年の時、第３６２回、日本テレビ「スター誕生」福岡大会で４１０点で合格（同期は井上望さん）第２６回決戦大会へ進むが不合格。それでも歌手を諦めきれず、高校卒業後上京。アルバイトをしながら歌のレッスンを続け、プロのシンガーとして活動するが、ノンケを装ってステージに立つことに疑問を持ち道半ばにして夢を断念。地元福岡へ戻るのだが、歌手崩れに世間は冷たくアルバイトを転々。しばらくの間、海産物問屋”波多江商店”の明太子の配送員として働く。人生のどん底とも言えるその時期、本人はお金のかからないスポーツ（ランニング、自転車、水泳）に夢中となり、トライアスロン大会に出場するまでに。ダビデのように美しい体になったそんな時、福岡市のある場所で世界的なファッションビジネスで成功を納めた男性に見染められ、再び上京。明太子の配送員がいきなり蝶よ花よのセレブ生活へ。しかし、そんな夢のような生活は１年半しか続づかず、都下の６畳一間のアパート生活へ逆戻り。なんとか自分を捨てた彼を越えるワールドワイドな人になるためにゲイコネクションを使いオーストラリアへ渡り、ジェットツアー、ゴールドコースト支店のオペレーターとして働く。しかし社内でのセクハラに嫌気がさし、シドニーへの移動を試みるが失敗。そんな時、呼ばれるようにニューヨークへ。観光地など一切行かず、連日ゲイバー、クラブ、ジムとゲイが集まる場所へ。同性愛者でも胸を張って堂々と生きてるゲイを目の当たりし、渡米することを決心。オーストラリアの仕事を退職し母国へ。お金を貯めて２年後渡米。

ニューヨーク

１９９５年、１２０万円を持って渡米。幸運にも、黒澤明や「ゴジラ」などの映画をアメリカに広め、さらにブロードウェイの版権を獲得し、日本上演に多大なる貢献をした元東宝株式会社ニューヨーク支社長大平和登氏と出会う。英語もろくに喋れず、ミュージカルの知識もなかった本人だが、英語学校に行きながら、大平氏のアシスタントとして勤務。突如、ブロードウェイで寝起きするような生活が始まる。一年後、学校卒業と当時に大平氏のスポンサーでアメリカ労働ビザを取得。その間の最も大きなプロジェクトは大ヒットミュージカル「RENT」の翻訳上演。その他ニューヨーク公演には劇団銅鑼「センポ・スギハラ」、「はだしのゲン」、今井雅之氏の「THE WINDS OF GOD」。１９９９年、永住権取得後、独立。TKO Entertaiment, Inc.を設立。劇団銅鑼「センポ・スギハラ」ニューヨーク、ワシントンDC公演、「山彦ものがたり」、玉川学園大学和太鼓NY公演、沢竜二大衆演劇NY公演、今藤長十郎ＮＹ公演「三味線の響」、聖路加国際病院医院長、日野原重明氏のミュージカル「葉っぱのフレディ」、「トシ・カプチーノNYキャバレーショー」。独立後、初のブロードウェイ日本公演は三田佳子主演「スーベニア」。

執筆

シアターガイド、レプリーク、ぴあ、よみタイム、週刊ニューヨーク生活。その他、招聘公演「Dream girls」、井ノ原快彦＆長野博主演「The Producers」、米倉涼子主演「Chicago」、招聘公演「STOMP」、大隅賢也＆純名りさ主演「Saturday Night Fever」、招聘公演「42nd Street」、大竹しのぶ＆草笛光子主演「Grey Gardens」、三田佳子主演「SOUVENIR」、伴都美子主演「BKLYN」、香取慎吾主演「TALK LIKE SINGING」など翻訳上演プログラムなどへ執筆。さらにブロードウェイミュージカルガイド、ミュージカルワンダーランド、ララタッチニューヨークの作品ガイド。１５年間、ニューヨークの演劇評論家やジャーナリスト130名で構成されるドラマ・デスク賞の日本人審査員であった。

キャバレー・ショー

2005年からキャバレーショーを開始。2018年1月、東京ＦＭホールで自作自演のソロ・ミュージカル「大器″超″晩成」を成功させる。2019年にはキャバレーショーの上演が100回を迎え、ブラジル・サンパウロで開催されるジャパン・フェスティバルへのゲスト出演をはじめ、ボストン、ワシントンDC、コロンバス、クリーブランド、シアトル、ポートランド、ハワイ。日本公演、東京、大阪、神戸、秋田、山形、青森、北九州、福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、鹿児島、宮崎

その他、テレビ出演

NHK「サラメシ」NY特派員、TBS「世界の日本人妻は見た！」日本テレビ『愛のお悩み解決!シアワセ結婚相談所』準レギュラー、「スッキリ！！」「ZIP!」、日米でブロードウェイミュージカル講座も開催

外部リンク

トシ・カプチーノのオフィシャル・ブログ：https://ameblo.jp/toshicappuccino/

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