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利用者:ビール酵母/Stage6

Stage6のサービスは英語のみで提供されているため、以下、Stage6における用語は日本語表記(本来の英語表記)の形で記述する。


機能[編集]

ユーザーページ[編集]

アカウントを取得したユーザーは、各自が自由に編集できるユーザーページを持つ。各ユーザーのトップページは、http://www.stage6.com/user/ユーザー名となる。

プロフィール(profile)
他ユーザーから見たユーザーのトップページ。自己紹介などを自由に記述できる。また、そのユーザーのカルマ値(後述)、そのアカウントが取得された(Signed up)日時、最後にログインされた(Last logged in)日時が表示される。
ビデオ(videos)
そのユーザーのアップロードしたビデオ[1]およびそのユーザーがお気に入り(favorites)に登録しているビデオ。
イメージ(images)
各ユーザーは96枚までのJPEG形式の画像アップロードできる。また、そのうち1枚をアバター(avatar)として設定することができる。
ブログ(blog)
ユーザーのブログ

この他に、そのユーザーのフレンドの一覧ページ、そのユーザーの作ったフォーラムの一覧ページがある。

チャンネル[編集]

カルマ(karma)値が1以上のユーザーは、チャンネル(channel)を作成することができる。各チャンネルのトップページはhttp://www.stage6.com/チャンネル名

トップページ
各チャンネルのトップページ。管理者は自由に内容を編集できる。ユーザーのトップページとは異なり、ここにコメントを投稿することはできない。
ビデオ
そのチャンネルにアップロードされているビデオ、およびそのチャンネルに登録されている他ユーザーのアップロードしたビデオ。
イメージ
ユーザーページ同様、96枚までのJPEG形式の画像をアップロードでき、うち1枚をチャンネルのアバターとして設定できる。ユーザーページに96枚まで画像をアップロードしたユーザーでもアップロードできる。
ブログ
チャンネルのブログ。複数の管理者による共同執筆も可能。
フォーラム(forums)
管理者は、フォーラムと呼ばれる電子掲示板を設置することができる。

ユーザーのトップページには、そのユーザーが管理しているチャンネルが表示される。このとき、金色のアイコンが表示されているのはそのユーザーが作ったチャンネルであり、青いスパナのアイコンが表示されているのはそのユーザーが副管理権を持つチャンネルである。

チャンネルを利用するメリット[編集]

ユーザーページでも動画をアップロードすることができるが、チャンネルを利用すると、ユーザーページに比べて以下のようなメリットがある。

  • 更新内容について、RSSが自動的に発行される
  • スキン(用意された6種類から選択)やバナーを設定できる
  • ビデオの管理が行ないやすい(グループ分けして表示できるなど)
  • 自分以外の複数のユーザーを副管理者として設定できる
  • そのチャンネルをウォッチアラート(後述)に登録しているユーザーがオーディエンス(audience)として表示される

My stage[編集]

他のユーザーからは見ることのできない、各ユーザー個人のページ。ウォッチアラートの更新リストのほか、動画のアップロードページへのリンクや、個人設定の変更画面へのリンク、自分のビデオ・イメージ・ブログへのリンクなどが表示される。

ウォッチアラート[編集]

Watch alerts。他のユーザーやチャンネル、フォーラムなどの更新を監視することができる機能。ウォッチリスト(watch list)に登録しておけば、ビデオ・イメージ・ブログの新着時や、新たなフォーラムが設置された時などにMy stageに表示される。また、特定のタグの付けられたビデオも3つまで監視することができる。

ウォッチアラートは基本的に非公開で、自分が他のユーザーにウォッチされているかどうか知ることもできない。しかし、チャンネルに関しては公開されていて、そのチャンネルにオーディエンスとして表示されるほか、自分のプロフィールページに登録(join)しているチャンネルが一覧表示される。

メッセージ[編集]

ユーザーは他のユーザーとメッセージをやり取りすることができる。いわばユーザー間の電子メールといった機能である。Gmailに似て、あるメッセージに対して返信、それに対して返信、を繰り返した流れがひとまとめに表示されるため、話題の流れを追いやすい。設定により「フレンドからのみメッセージを受信」・「誰からのメッセージも受信しない」・「全てのメッセージを受信する」を選択できる。

また、まだ承認も拒否もしていないフレンドリクエストの一覧もこのページに表示される。

フレンド[編集]

あるユーザーがフレンドリクエスト(要請)を送り、それを受けたユーザーがそのリクエストを承認すれば、 ユーザー同士はフレンド(friend)(友人)となる。設定により、フレンドリクエストを一切受けないようにすることも可能。

カルマ[編集]

カルマ(Karma)は、ユーザーおよびチャンネルに表示される指標。Stage6に対する貢献度、Stage6の利用度と考えられる。 新規のユーザー、新しく作成したチャンネルではカルマ値(Karma Level)は0であり、そこでさまざまな活動を行なうことによって次第に上昇する。カルマ値は何かひとつの活動の度合いを反映するものではなく、さまざまな要素によって決定される。 例えば、動画をアップロードしたり、自分のビデオが他のユーザーに評価される、他ユーザーからコメントをもらうなどすると少しずつ上昇する。 基本的には減少することはないが、不適切な内容(性的な描写がある、著作権を侵害しているなど)として運営側にビデオを削除された場合は大幅に減少する。時にはマイナスの値になることもある。

動画[編集]

DivX社独自のDivXコーデックを利用することにより、YouTubeなどとは比較にならないほど高画質の動画をアップロードすることができる。

ビデオには誰でも自由にタグを取り付けることができる(すなわち、他ユーザーのビデオにも付けることができる)。Stage6全体から、このタグを元にビデオを検索することができるようになっている。

各ビデオの個別表示画面では、ビデオを再生することができるほか、そのビデオの解像度・ファイルサイズ・再生数・ダウンロード数・評価などの情報が表示される。

青少年に有害と思われる動画は、R-18(explicit content)の指定でアップロードすることができる。R-18指定のビデオは、R-18指定ビデオを表示する設定を行なっている18歳以上のログインユーザーにしか表示されない。また、Stage6の全ビデオの一覧に表示されないほか、ビデオのサムネイルが(通常の動画のワンカットではなく)赤いカーテンを描いたものになる。

アップロードできる動画[編集]

すでにStage6上に存在する動画、過去に強制削除を受けた動画と全く同じファイルはアップロードすることができない。

評価[編集]

ユーザーはビデオを評価(rate)することができる。1ユーザーは1つのビデオに対して1票だけ、良い(+1)・悪い(-1)の評価をすることができ、各ビデオにはその評価の合計(Ratings)が表示される。また、ビデオの一覧をこの評価に基づいてソート(並べ替え)して表示することができる。

ダウンロード[編集]

基本的には動画をダウンロードして保存することができないYouTubeなどとは違い、誰でも簡単にビデオをダウンロードして保存することができる。保存したビデオは、DivX Playerのほか、一般的な動画再生ソフトでも再生することができる(ただし、当然のことながら対応したスプリッタやコーデックなどが必要)。

各ビデオの画面にある下向き矢印ボタンをクリックすると、ダウンロードのリクエストはいくつかのサーバを経由し、正しいルートからのリクエストかどうかが自動的に認証された後、ダウンロードが開始される。かつてはこうした確認は行なわれておらず、こうした確認が行なわれるようになった背景には、Stage6を訪問せずに外部のサイトからのリンクを使ってビデオのダウンロードだけを行うユーザーや、サーバーに負担の大きい分割ダウンロードを行なうユーザーの存在があると考えられる。

bracket code[編集]

Stage6上でのブログ、コメント、メッセージなど、文章を入力する場面においては、簡単な文字装飾を施したり、リンクを貼り付けたりすることができる。 これはWikipediaのマークアップによく似たもので、bracket codeと呼ばれる。

表示結果 入力内容
  • bold
  • italic
  • underline
  • strikethrough
[b]bold[/b]
[i]italic[/i]
[s]strikethrough[/s]
[u]underline[/u]
文字を太字やイタリック(斜体)にしたり、下線や削除線を引いたりできる。
[http://www.stage6.com]
[http://www.stage6.com Stage6]
リンクを貼ることができる。
[http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/b/bc/Wiki.png]
画像を貼ることができる。ただし、灰色の枠が表示されるほか、大きな画像は自動的に縮小表示される。

コメント[編集]

ログインユーザーは、さまざまなページにコメントを入れることができる。具体的には、ユーザーのトップページ、ビデオ、イメージ、ブログの記事などである。


二次的利用[編集]

YouTubeなどと同様、外部のサイトからStage6上のビデオを呼び出し、そのサイトに埋め込んで表示することができる。Stage6のビデオページに表示されているタグを自分のサイトにコピーして貼り付けるだけでStage6ビデオを埋め込んで表示できるため、個人でも簡単にブログなどに貼り付けられる。

二次利用サイト[編集]

上記のようにStage6のビデオが簡単に外部から呼び出せるため、Stage6のビデオをコンテンツとして紹介しているブログなども存在する。 また、Stage6のサービスが英語のみの提供であること、ビデオの検索システムに難があることもあってか、Stage6のデータを取得して二次的に提供する外部のサイトも多数存在する。


問題点[編集]

非正規版として提供されているためサービス提供は不安定であり、メンテナンス中の画面が頻繁に出るほか、バグも多数ある。

バグ[編集]

α版やβ版、γ版などといった非正規版としてサービス提供されていることもあり、システムにバグがあることも少なくない。動画をアップロードしてもビデオページに反映されなかったり、ウォッチアラートが入らなかったりすることもしばしばである。

バグの例
  • 動画をアップロードしてもビデオページに反映されない、ウォッチアラートが入らない
  • 日本語を入力すると文字化けする
  • ビデオのタイトルに特定の記号が入っていると、ビデオページが表示されない
  • アドレスに特定の記号が入っているページにリンクを張ることができない
  • ビデオの検索が正常に機能しない
  • 削除したはずのビデオがサーバー上に残ってしまう

などのバグが過去に報告されたか、あるいは現在も継続している。

著作権問題[編集]

その高画質ゆえか、テレビ番組などの著作権上問題がある動画がアップロードされることも多い。Stage6では、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づいたNotice and Takedownによるビデオの削除に対応しているが、それでも違法な動画のアップロードは跡を絶たない。時にはP2Pファイル共有ネットワークで違法に流通しているテレビ番組やDVDコンテンツがアップロードされることすらあり、Stage6では、こういった悪質な利用者のアップロードの禁止アカウントの停止あるいは抹消IPによるアクセスブロックなどの措置を行なっている。


利用者[編集]

サービス提供は英語のみであるにも関わらず、ドイツ語など他の言語のビデオも多数存在する。ユーザーページなどからも、非英語圏の利用者の存在を窺い知ることができる。

日本においても、パソコン雑誌などでStage6の高画質は何度も紹介されており、日本での人気も高い。 2006年末のDivX社の発表によると、アクセスの約半数は日本のユーザーであるという[2][3]。また、Stage6上で文字化けせずに日本語を入力するソフトが有志の手により作成されて公開されたり、日本のStage6利用者同士の交流を図るインターネットラジオが開催されるなど、SNSとしても利用されている。


その他[編集]

  • かつてメンテナンス中を知らせる画面には、「現在、ハムスターに餌をやっています」といった旨が書かれていたが、これは「Stage6はハムスターの回し車の動力で稼動している」というジョークである。
  • 準備段階ではあるが、通信販売大手のジャパネットたかたはテレビ通販番組の一部をStage6にアップロードして公開している[4]

脚注[編集]

  1. ^ この記事においては、一般的に動画ファイルを指す場合「動画」と表記し、Stage6上にある動画を指す場合に限り、Stage6での表記"Videos"に倣い「ビデオ」と表記した。
  2. ^ 米ディビックスがDivXの現状を説明、「Stage6のアクセスは半分が日本から」:ITpro
  3. ^ YouTubeより高画質の「Stage6」,ユーザーの半数は日本から:ITpro
  4. ^ Stage6 · JAPANET TAKATA Videos - Free JAPANET TAKATA Video Downloads.

外部リンク[編集]