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利用者:フォッサ/sandbox

武器組[編集]

白刃武器長柄武器射撃武器投擲武器暗器武器などの武器を使用する殺人武術家集団。同じ"闇"でありながら思想の違いから無手組とは疎遠であった。そのため情報交換等されていない様で、それ故に時には任務中にターゲットを巡って無手組と衝突することがしばしばある。刀一本で完全武装の一個大隊を相手にできる者さえいるが、武器組にとっては優れた武器の絶対的不足が長きに渡る問題の一つであり、そのためしぐれの持つ鋼の秘密が込められし最後の刃「刃金の真実」や、優れた名刀である赤羽刀を奪取せんとする勢力が存在する。他にも刀匠甲冑師など名工の鍛冶屋が所属している。構成員には武士姿や虚無僧姿など時代錯誤の恰好をした武器使いが多く見受けられる。下っ端のほとんどが面具を着用している。また"闇"の本来の目的通り、悪しき武器と称する銃火器などは一切使用していない。

総大将(そうだいしょう)[編集]

武器組の筆頭。武器組の闇人を導き、その全てを纏める絶対的な将として君臨する。

九尾御魂(くびのおみたま)
武器組の首魁。人の手には扱えない巨大な大刀・滅龍霆(めつりゅうてい)を武器とする。身長378cm・体重620kgというすでに人間の域を超えた巨人のような体躯を持つ。家系は古来より伝わる妖狐信仰の陰陽師でありその戦闘力は歴代最強とされている。奇形型の人間で、腰の部分から尻尾が生えておりこの尻尾は意思によって操ることが可能。何匹もの狐を従える。

十二神将(じゅうにしんしょう)[編集]

武器組を統括する十二人の大幹部。長らく無手組とは思想の相違ゆえに相容れなかったが、久遠の落日という共通の目的のために手を結ぶ。作戦の為に一致団結しており、一影九拳に比べ協調性が高い。

仲村 台(なかむら うてな)
異名:神剣の台
刃生の弟子。ありとあらゆる剣術の達人。妙齢の美女。
しぐれの父が鍛造した人斬り包丁「村神(むらかみ)」を所持している。変幻自在なる剣捌き、卓越した兵法、極致の技法、獣の殺気、曇りなき覚悟、その全てを体得し、16で達人、18で特A級となったほどの鬼才ぶりから神の子として称えられる。
十 刃生(よこだて はしょう)
異名:泰山北斗
神鳴流抜刀術の達人。闇の武将の地位を持つ。仲村台と紀伊陽炎の師。心眼を持つ。
刀工・飯綱白蝋錦により再製され柄が加算された日本最高の国宝級名刀「童子切」を愛刀とする。腕を組んだ状態から360度全てに瞬速の抜刀術を加えることが可能でその一撃はチタンをも切り裂く。活人剣では人は救えないという過去の悔いから殺人刀へと堕ちた
アフガン紛争時代は「サムライ」として知られる強力な傭兵で剣のエキスパートとして知られていた。70年以降は武者修行のため幾多の戦場としてウガンダ・タンザニア戦争で反体制派のウガンダ民族解放戦線に協力しアミン軍を失脚させ、アフガン侵攻のスペツナズ、KGB、ソビエト連邦内務省直轄部隊など総計1600人の一個大隊を壊滅、ルワンダ紛争ではフツの大量虐殺を止めさせるべくRPFと共に政府軍を鎮圧させるなど良く言えば英雄の如き活躍をしている。
ビスマルク・S・アッパード
異名:生ける兵器
バイオロイド。闇の武器組最強の力を誇る人間で、一騎当千の強さを誇る武器組の最終兵器。
錬鉄協会と付属研究機構が造り上げた魔人の快刀と称される大剣「ウルガント」を振り回し全てを薙ぎ倒す。ウルガントは全長3m80cm重量760kgのサイズに、デリーの鉄柱の構成や砂白金や玉鋼、重合体とチタニウムやイリジウムなどを結合させさらには破壊力のみを追求し続けた超重量の剣である。剛力無双の大剣使いという触れ込みで通常の人体の200倍にも及ぶ筋肉密度を持ち、身体はイシルディン合金という超金属。ベンチプレス6tを越える、パンチは軍用車両を軽々吹飛ばす、握力は測定不可能など超人的肉体を持つ。その怪物的な評判とは裏腹に顔つきは渋い。知能も高く軍略にかけては天才的である。
サー・ロイ・アレックス・ウィルバーフォース
異名:十字卿(クロスロード)
ヘイルウッド流双剣術の達人。闇の隠れ蓑の一機関・薔薇十字団の団長。闇の騎士長官(マギステル・エクィトゥム)の地位を持つ。その理念は最強を掲げ、大切な者を護るために戦う。
1.9メートルのツヴァイヘンダー「デュランダル」と1.6メートルのツヴァイヘンダー「ブルトガング」をそれぞれ片手で振り回すほどの膂力を持つ。とてつもない肉体を持ち、チェインメイルを装着し、大剣の二刀流により自らの攻撃の間合いを二分割しまるで違った剣技も可能。耐火性、耐水性、吸収性、防弾性に優れたサーコートを愛用し、自身が死なないためなら恥もプライドも捨てるという彼の強さの秘密、それは臆病だからと説く。自己保身主義だが仲間を想う気持ちは強い。その反面、敵対する者に対しては容赦ない。
英国からナイトの称号を得ており「士爵」と呼ばれる。かつてはイギリス女王を秘密裏に護衛する王室騎士団の騎士団長であり数回に渡って暗殺を防いだことがある。
アポロ・サマラス
異名:不死鳥(フェニックス)
達人級の使い手。その俊敏な戦い振りから「速攻のアポロ(スイフトアタッカー・アポロ)」と称される。武器組の中でも秀でた実力者でとてつもない身軽さとスピードを誇り、仕事も迅速にこなす。肉体が鍛え込まれているため素手でも並の達人を遥かに凌駕する腕前。
柄の両方に厚みのある鋭い刃を持つ真ん中に穴があいたブーメラン形状両刃武器「ルナ・サーキュラー」を操る。武器に使われている物質は闇に太いパイプを持つ研究機関の調査隊が発見した新物質が織り込まれておりその剛柔性、鋭利性は最上級。
匂坂 永耶(さきさか えいや)
異名:冷血武姫
匂坂流薙刀術の達人。着物を羽織った女性。匂坂流は数代前に香坂流より分離した流派である。
その手に持つ薙刀「湖澄(こすみ)」はしぐれの父が練磨した人斬り薙刀である。
婁 哈啅(ろう ごうたく)
異名:巨なる魔王
青龍戟を武器とする長器械術の達人。体躯も肝っ玉も大きい奔放な男。豪快に笑う茶目っ気のある武人だが生死に関わることや、取り分け武に対しては真摯である。重量感のある巨体だが秘伝の鍛錬法によりその動きは猫に例えられるほど機敏。
セバスティアーノ・ペトラルカ
異名:金色の使者
コルセスカを武器とする斧槍術の達人。甲冑を身に纏う紳士然とした物腰の初老の男。イタリア人。
リーフィング・エーグル
異名:辻風の奏者
達人級の鋼線使い。武器組が鋳造した逸物の鋼線を自由自在に扱い、岩や銃をも自在に断裂させるほどの使い手。
東洋の武術を体得しており体内のコントロールに長ける。沈身と浮身から気功まで駆使し人体の構造も知り尽くす。エレキギターが得意でジミ・ヘンデリックスの生まれ変わりを自称しストラトキャスターを弾く。
ルノー・クロイゼル
異名:激痛公
達人級のフランベルジェ使い。ハリウッドスターを思わせる風貌の美丈夫。名家の出であり、貴族然とした振る舞いをするがその態度に見合うだけの能力を持ち合わせる。
グエン・ディン・スー
異名:凶獣
籠手と刃を一体化させた武器「鉄甲刃(ナム・ダム・サット)」を扱う達人級の使い手。ベトナム出身。

八煌断罪刃(はちおうだんざいば)[編集]

武器組の上位に位置する八人の幹部。実力によって選出された特A級の達人たちで、他の闇人や外部組織などに武威を示し、時に裁くために組織された。十二神将より等級は下だが、その武力によってほぼ同等の権限を得ている。

世戯 煌臥之助(よぎ おうがのすけ)
異名:二天閻羅王
八煌断罪刃頭領。二刀流剣術の達人。武術の世界において無敵超人・風林寺隼人と並び称される伝説の武人。その気は島一つを覆いつくすほど強大で、「大自然の気そのもの」と評されるほどに極まっている。
來濠を水先人として隼人を自身のいる島へと呼び寄せ、交戦。隼人と互角の激戦を繰り広げ、彼の動きを封じ込めている。
來濠 征太郎(らいごう せいたろう)
異名:不動の武士
小太刀術の達人。サングラスを着用した厳格な男性。小太刀術の一環として体術にも長けている。海面を駆け抜ける脚力を持ち、その実力は隼人からも一目置かれている。
赤羽刀の強奪に参加しており、目的の刀を強奪し帰る最中、完璧に気を隠し潜んでいた隼人を察知し、応戦。己の小太刀と赤羽刀を犠牲にし気絶した仲間を連れて離脱する。その後、砕牙からの依頼でビッグロックに幽閉されているディエゴとガイダルに八煌断罪刃の集結を伝え、ビッグロックからの脱出を促す。
老人に変装して隼人を煌臥之助のいる島おびき寄せた後、無手組の一影九拳と合流。2000トンの金塊を積んだタンカーを他の八煌断罪刃と共に護衛する。
ミハイ・シュティルベイ
異名:死神と踊る武王
大鎌使い。しぐれの父が作製した刃で、最も多くの人間を殺してきた男。性格は残虐極まりなく女子供でも容赦なく殺戮する。防弾仕様のスーツと鎖帷子を着込んでいる。
立華 凛(たちばな りん)
異名:百本武芸
香坂流武器術の達人。香坂八郎兵衛の弟子で、しぐれの兄弟子。全身を甲冑や兜で覆った巨漢の鎧武者。十文字槍金砕棒など、多くの長柄武器を背の筒に携持する。
マーマデューク・ブラウン
異名:装甲武帝
ハルバード使い。盾とプレートアーマーを装備した騎士。海上保安庁との戦いでは、重装の状態で海面を駆けながら、M16バルカンの掃射を真っ向から防ぎきり、単独で巡視船を制圧した。
ミルドレッド・ローレンス
異名:重瞳武弓
洋弓使い。ビキニアーマーに身を包んだ筋肉質な女性。一つの眼に瞳孔が二つある。渦状に矢を番えることによりメインローターを射抜くほどの威力を矢に持たせることができる。海上保安庁との戦いでは、二射にてヘリコプターと巡視船を破壊した。
保科乃 羅姫(ほしなの らき)
異名:恍惚武姫
薙刀使い。和装の女性。
エーデルトラフト・フォン・シラー
異名:偃武の執行人
エクセキューショナーズソードを武器とする男。普段の会話が詩的な響きを持つため対話が困難。

黒近衛三本槍(くろこのえさんぼんやり)[編集]

三人のみで構成された武器組直下の部隊。沖縄の在日米軍基地内部に位置する高級リゾート風の"闇"のアジトを任されている。それぞれ和・洋・中と三種類の槍を用いる。

中央の槍
槍術の達人。右眼に大きな傷跡がある隻眼の東洋人で髪を括り、中国服を着用している。
三本槍最強の槍使いであり、梁山泊の達人2人を一度に相手にする気だったという腕に覚えがある自信過剰な性格をしている。他2名と比べて一般的な体型の男で素手の武術を蔑んでいる。槍を手の延長部として自在に扱うことが出来、武器を己の身体の一部とする真の武器使いであり、先を結んだ糸の糸先を切らずに槍で解くという神業級の槍捌きを修得している。
沖縄拠点に攻めてきた梁山泊の面々を前にしても一歩も退かず、逆に挑発し逆鬼を引き寄せて交戦する。逆鬼さえも反応できないほどの早業、大理石の柱に円形の風穴を空ける、矛先の風圧で鎌風を発生させる、など数々の絶技を以ってして逆鬼を上回る繊細な技術力を証明して見せるが、槍の赤房が毟り取られるいることに気がつかなかったなど実際にどちらが上かは不明である。隙の大きい構えに乗せられた形で渾身の突きを腹部に見舞うが逆鬼は内臓上げによって内臓を防御していたため、器官破壊の致命傷には至らず、攻めに転じた顔面への正拳突きで敗北する。
東の槍
甲冑を装備し烏帽子型兜を被った槍術の達人。巨漢。能面を掛けている。
世が生み出した槍術という技術を時の流れとともに腐敗させることを愚の骨頂と主張し、平和を踏み躙ってまで闘争を追及する苛烈な戦闘狂。その大口に比例する実力の持ち主で剛腕から繰り出される攻撃の破壊力は一級品。秋雨に匹敵する腕力を誇り、身に纏う甲冑は"闇"の甲冑師特製の代物で銃弾さえ通さない。
沖縄拠点を攻めてきた梁山泊の剣星と戦うはずだったが、共に居たイザヨイが女性だったため剣星が対戦相手変更を強引に進めた結果、秋雨と相打つ。激烈な槍捌きで周囲を紙細工の如く破砕して見せるが、標的の秋雨にはまったくダメージを与えられず、自慢の甲冑の防御力を無視する振動を利用した当て身技で左腕を破壊され、さらに頭部にも受け、脳震盪により卒倒し敗北。
西の槍
プレートアーマーで全身を覆った達人級のランス使い。巨漢。
大型のランスに大盾と西洋剣を装備したナイトを名乗る果敢な男。無手を嘲笑う性格ながら騎士道を遵守する誇り高い一面も併せ持つ。使用するランスは"闇"の刀匠によって製作された業物。巨大な体躯の軍馬を従えており同じく重装備である自身を騎馬させて高速で駆けるなど相当の名馬であることが推測させる。
梁山泊が拠点に侵入する途中、「武器を持たない者は後回しでも危険はない」と判断し、武器使いであるしぐれを襲撃、一騎打ちで勝負する。ランスと細槍の強度差、大型の軍馬とバイクの高低差、鎧と軽装備など数々の有利を活かし、飛び武器にも臆せずしぐれの鎖帷子を破壊した。しかし、しぐれの竹の柄を利用した槍技にランスの先端を切断され、「千枚鎧通し」を回避するためにランスを手元から離した結果、双方落馬。一騎打ちの作法として剣で決着をつけることになるが、剣ではしぐれには及ばないことを悟り、一合も交えずに潔く敗北を認め、敗者の証として剣を差し出した。

構成員[編集]

紀伊 陽炎(きい かげろう)
異名:鍔鳴りの紀伊陽炎
居合術の達人。雲丹のような頭髪に日本刀を背負った長身の男。愛称はニョニョたん。口癖は「にょ~」、「ムホホ」など個性的な喋り方をする。
美雲が認める真の達人であり、同じく武器の達人であるしぐれをして「勝てないかも」と言わしめる実力者。友と呼べる者を「剣技の進歩のため」と託けて斬殺する生粋の人斬り。その武器と身体的な長さ故か広範囲の制空圏を持つ。独自の価値観で生きる奇人で、集団で行動する時には自分を刺激しないよう自身の取扱説明書を周囲の人間に配布する。女性に興味がなく顔を覚えない。刀との相性を重要視する性格故か愛刀の刹那丸を武器ではなく恋人として扱う。両腕を前に出した構えからの音速を超越した速さでの居合いを得意としており、抜刀、斬撃、納刀、どの瞬間も並の武術家には視認することすら出来ない。納刀時に出る鍔鳴りの音が聞こえた時には、相手自身も気付かぬ内に既に斬られている。近付くものを自動で居合い斬る機能を備えるため、本人さえも無意識の内に近付いた者を斬ってしまうことも多い。右腕の肘関節が異常に柔らかく、背後に対してすら前方と全く同じ速さで居合いを放つことができる。
十数年前、しぐれの父の制作による人斬り包丁「刹那丸」を入手した際、幼少時のしぐれの友達であった燕を斬り殺し、さらにしぐれ自身の体で試し斬りをしようとしたことがあり、しぐれとは長年にわたる因縁がある。刹那丸の写真でしぐれをおびき出し、「刃金の真実」を奪い取ろうとする。当初は本気になったしぐれに対し押し気味で闘い、さらに彼女が兼一を守っていたことにより多少の裂傷を負わせるも、闘忠丸を弾き飛ばしたことで逆鱗に触れ、最後はより刀と一つになれた彼女に敗れる。刹那丸はしぐれに没収される。
しぐれに敗れ刹那丸が手元から離れた後は、並の刀では彼の技に耐え切れず損壊してしまうため自信を無くし庵に引きこもっていた(頭に鳥の巣が作られていた)。そこに千影に真の武器の技を見せようと訪ねて来た美雲から名刀を効率よく探す方法、すなわち赤羽刀の窃盗をけしかけられ、各地で行われていた赤羽刀の盗難行為に参加し、目的の物がある展示用の城でしぐれと鉢合わせする。武器組が選りすぐった多くの闇人が欲している一振りが手に入ったにもかかわらず「フィーリングが合わない」とあっさり放り出した。しぐれにより「人を殺さない」と誓った上で「父の作った業物を一つもらう」という条件を提案され梁山泊に加勢、兼一の危機を救助する。赤羽刀事件から翌日、しぐれから約束通り業物を貰うが、しぐれは陽炎に刀を渡すのは危険だと考えたため、しぐれの父が作ったとされるを渡される。当てが外れたかと思いきや、この鍬自体がしぐれが選定した「フィーリングの合う業物」であったため、新たに「大地を居合い斬る」という真理を見い出し本人は満足している(もっとも、刹那丸との相性の良さはしぐれも認めるほどで、後の更生次第では刹那丸を譲ってもよいとも考えている)。
現在は、地を耕して野菜を作りながら自給自足の生活を続け、しぐれ達ともある程度の交流を持っている。
赤羽刀事件の一件で武器組を裏切ったため、現在も武器組に所属しているかは不明である。
夜行 明鷺(やこう あさぎ)異名:'
異名:白太刀の夜行
水眼護刀流剣術の達人。バンダナを巻いた伊達男。武器組でも上位に入る使い手。
太刀「水龍斬白徹」はしぐれの父が打った人斬り包丁でありその様式は白巻太刀拵という独特のもの。4尺以上もの長い刀身を持つ大太刀で、その白く光る銀の鞘は白銀の鉄線を何重にも巻きつけてあるため非常に重い。 
しぐれを相手に序盤に有利に進めるが必殺技を香坂流影法師で避けられ、香坂流本志心刃合錬斬派生剣技・雨夜月(あまつき)で敗れる。
柴田 號(しばた ごう)
異名:血染めの柴田
柴貫流槍術の達人。二十歳の若輩にして「第二の本多忠勝」とまで呼ばれるほどの使い手。闇の刀匠が打ち直した名槍「蜻蛉切」を携える。戦闘時には最良の軽量化を成された赤い防具を纏っておりその実力は一人で一個大隊に匹敵する。長刀会釈に掛けては右に出る者はいないとまで称されている。夜行を夜行先輩と呼ぶ。;鎖鎌術の達人
髪を三つ編みにしている鎖鎌術の達人。
使用している鎖鎌は相当の業物。紀伊陽炎に呼び出されたしぐれの刀を奪うための先兵として宿屋の温泉に入浴中に襲撃、このとき部下を二人連れさらにしぐれの武器が手元に無いところ襲った(しぐれは刀を木の上に忍ばせていた)。実力は最初はしぐれと互角に渡り合ったほどで、しぐれ曰く「そこそこ強い」。しぐれの隙をついた攻防によって敗北。
ハルバード使いの鎧騎士
プレートアーマーで全身を覆った達人級のハルバード使い。巨漢。赤羽刀を狙った武器組のリーダー格。
逆鬼を相手にせめぎ合う剛腕の持ち主。陽炎との戦いでも常に赤羽刀を持つ兼一を攻撃可能距離に収めながら戦うなどかなりの実力を持つ。
全身を覆う鎧の他に動作上の関係でどうしても隙間が開いてしまう箇所には特殊防刃素材の防刃ベストを装備している。各地で赤羽刀の盗難行為を行っており、実戦用に適した物を二本奪い去っている。寝返った陽炎を追い詰め殺そうとするが、兼一から赤羽刀を受け取った彼により敗北。
美雲が逆鬼としぐれを引きつけている間に、気絶している下記の二人を連れて戦線離脱する。
りゅうの字
件派一刀流に属する達人級の剣術家。段位は八段目(指南免状)を体得している。
赤羽刀の盗難行為に参加していた。フードとマスクで顔半分を覆い、両頬に傷がある。奪取に潜入した城中で逆鬼と交戦。当初は善戦していたが、本気になった逆鬼の闘気を前に防戦一方となり、最後は日本刀を白刃取り状態からへし折られ、脇腹への三日月蹴りで敗北。気絶して尚、己の武器である日本刀は離さなかった。美雲と上記のハルバード使いに救助されその場から退いた。
グルカ兵の女
ソフトフェルトハットを被った達人級のグルカ兵。ククリ刀を二本使用する二刀剣法の使い手。鞘の部分に差し込まれたハンドルグリップの投げナイフも使用する。ローライズを好む。
赤羽刀の盗難行為に参加していた。武器が一本となってもしぐれと渡り合う実力者だが武器に頼り過ぎる節があり、しぐれの剣身一体の技の前に敗れ去る。美雲と上記のハルバード使いに救助されその場から退いた。
蛮刀使い
ドレッドロックスのヘアスタイルをした達人級の蛮刀使い。アンダカの師。
褐色肌の顔に刺青を彫っており、筋肉隆々の巨躯に髑髏尽くしのパンクファッションを好んでいる。瞳孔と虹彩がない。一影九拳のアーガードとは知り合いであり、彼の主義や思想とは考え方が反り合わない。口癖は「とりあえず斬っとくか」。
戦力補強のために久賀舘弾祁を引き受ける武器組からの使いとして参戦し、救出に追ってきた兼一を圧倒的な力で捻じ伏せた上で弾祁と共に拉致する。その後、兼一を梁山泊の弟子だと知り、弟子のアンダカと戦わせるが敗北してしまう。そのため躍起になって二人を部下に命じて処分させようとするが、演技から解き放たれた弾祁にはまったく敵わず部下もろとも半殺しにされた。
その後は弾祁に倒された時の負傷を負いながらも沖縄の拠点で侵入者に対する警備員として滞在し、上階に向かおうとする美羽を斬り殺そうとするも取り逃してしまう。苛立ちながら決着後のアーガードや兼一らの元に姿を現し、動けないアーガードに対して強気になり、先日の報復として兼一を殺害しようとするが、彼を守ろうとする執念で甦ったアパチャイと交戦し一瞬で殴り飛ばされ敗北。瀕死の状態ながらなんとか生存している様子。
兼一や美羽の素早さに不意を突かれている他、気当たりも逆鬼に遥かに及ばないなど、達人級の中にあってはその実力は高いものではない。
イザヨイ
異名:狂剣のイザヨイ
太刀を携えた剣術の達人。ツーテール姫カットの女性。人は全力で斬る主義であり邪魔という理由で鞘を捨て、人を斬ることに狂喜乱舞する天性の人斬り。気の殺し方が優雅。
沖縄の拠点に攻めてきた梁山泊の秋雨と一戦交えるつもりだったが、剣星は彼女が女性ということで秋雨に相手を変わって欲しいと熱望、剣星の強引な押しと片腕を一時使用不能にする気合の結果、片腕しか使えない剣星と対戦する。"闇"でも名が通るほどの人斬りであり、剣星を一方的に攻めるが、逃げの一手しか取らない剣星に失望し呼び方を格下げしたことで反撃に移られ衣類を剥ぎ取られる。しかし、人斬りとなったときに女としての自分を捨てているため、まったく気にもかけずあえて衣類を取り払う。そのことが剣星の活人拳士としての使命に火を点け、彼女を真人間に戻そうと試みる彼に諭される。その言葉に恋心に近い感情を抱くが、同時に秋雨が拠点のデータベースに不正アクセスし対策システムが作動したことで全ての電源が停止し、戦地は暗闇となる。剣星の姿が見えなくなったことで「死に逝く姿を見ずに済む」という今までの自分らしからぬ心理に斬撃の決心が鈍り、邪念を捨てた剣星の純粋なる掌打の前に敗北。その刹那、剣星との遅すぎた出会いを嘆くのだった。
石田 せいじ(いしだ せいじ)
武器組の僧兵集団の首領。達人にして政治家にして僧侶。五鈷杵を武器とする達人級の使い手。五鈷杵を2つ繋げることでグリップの両方から刃が伸張するという収納式の特殊な武器を使用する。
表向きは"闇"排斥派の中核を担う国会議員だが、裏には"闇"の内通者というもう一つの顔を持つ。由緒ある僧侶の一族の生まれで代々武術を納めた政治家を輩出している。戦闘に際してはフォルトナの比ではないほどの気当たりを放つ達人だが、平時はそれを完全に隠してただの国会議員として振舞っており、自ら本性を明らかにするまで新白連合のメンバーは疎か、美羽や千影、更に言えば達人以上の危機察知能力を持つあの新島のアンテナでさえ見抜けず、さらに馬脚を露わにした前後で外見上の印象などがまるで違うことから擬装の巧者であることも窺える。
反"闇"分子を焙り出すために、武器組の黒近衛三本槍と無手組のアーガード・ジャム・サイを動かしていた黒幕であり、沖縄の一件から梁山泊を解散に追い込もうと暗躍する。その策謀は成功を収め、梁山泊を一時解散せざるを得ない状況にまで陥れた。その後、"闇"排斥派の本巻とディスクを処理するために避難地の山荘で上記の僧兵達にあたかも人質に取られたかのように装う。新島が持つ"闇"のデータが記録されたUSBメモリが最後の電子媒体だと裏付けると、本性を剥き出しにしてUSBメモリを粉々に破壊する。新白連合の全員を相手に歯牙にも掛けないほどの圧倒的な強さを発揮するが、その非道なやり口から兼一に秘かに随伴していた逆鬼の怒りを買い、兼一達のための稽古台とされた上で秒殺され、警察に逮捕される。
その後はあっさり復帰し、日本政府として一影九拳を正式に招待することで、梁山泊を一影九拳の元に引き付け、八煌断罪刃から遠ざける陽動作戦を行った。
ペングルサンカン
ジュナザードの弟子で、妙手の武器使い。師と違い武器組に所属している。数多の武器をその身に帯びた人間離れした大男。
あらゆる修行に耐え抜いたが、その代償に言語能力を失い人間と見ると即座に襲い掛かる怪物へと成り果ててしまった。
美羽と兼一を相手に苦戦させるも、記憶を取り戻した美羽と兼一の連携により敗れた。
おまけ漫画ではジュナザードとの良好な師弟関係が示唆されており、ジュナザードだけは彼と会話できる事が判明している。
シェルマン・カミュー
異名:フランキスカ・フリークス
達人級のフランキスカ使い。フランス出身。短髪に眼鏡をかけた男。
フランキスカをバウンドさせて軌道を変化させる変則的な高速の投擲術を得意とし、秋雨を驚嘆させるが、次第にその投擲に慣れられ武器を掴み取られた上に人間手鞠にされて敗北。
セドリック・カスケン
異名:スクラマサクス・マスター
達人級のスクラマサクス使い。イギリス出身。戦士のような風体の老人。
シェルマンよりも格上であり、速さと二本のスクラマサクスを武器に逆鬼を苦戦せしめるが圧倒的な力の差で敗れる。

YOMI(ヨミ)[編集]

雹護(ひょうご)
來濠征太郎の弟子で、小太刀術の使い手。フランクな物腰の青年。
アンダカ
蛮刀使いの弟子。武器は師と同じく蛮刀。黒髪の長髪に切れ長の目をした男。師ほど大型の蛮刀は使っておらず形状はサーベルに近い。
師の命令で満身創痍の兼一と死合うが、「孤塁抜き」の一撃で敗れる。