利用者:リトルスター/ウィッチ個別記事案
※お知らせ:ウィッチ (キャラクター)の下書きページです。分割提案はノート:魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物をご覧ください。なおタグは貼りませんが、編集フィルターの対象外となる方に関しては他者編集を許諾します。--リトルスター(会話) 2021年12月24日 (金) 23:50 (UTC)
ウィッチ(WITCH)は、コンパイルのコンピューターゲーム『魔導物語』・『ぷよぷよ』シリーズの登場人物である。
初出作品であるMSX2版『魔導物語3』では「ウイッチ」という名前で、序盤のザコ敵として登場していたが、『ぷよぷよ』シリーズなどで人気が出てくるにつれて、独立した一個人として登場するようになった。
キャラクター設定
[編集]コンパイル時代
[編集]半人前の魔法使い[1]で、魔女族の族長の家の出身である。 10月31日生まれの15歳[注釈 1][1]。 プライドが高く、普段はお嬢様口調で話す一方、「おいっす!」「だめだこりゃ」「いててだよ〜」などドリフターズを想起させる口癖もある[1]。その筋では有名なホウキ収集家で、家には数種類ものコレクションを有する。 宇宙や空に関連した魔法を得意とし、未熟だがそのバリエーションは広い。また、魔法薬の調合に精通している。 長い金髪で、青(『ぷよぷよ』『ぷよぷよ通』などほとんどの作品)もしくは緑(『ぷよぷよ〜ん』)の魔女衣装を着て三角帽を被り、ホウキを持っていることが多い。PC-98版『魔導物語3』では赤い髪色で衣装デザインも大きく異なるウィッチが登場し、杖もしくはモップを持っている。
セガサターン版『魔導物語』と小説『真・魔導物語』に準拠した設定資料集『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』における設定では、ウィッチは一般的な魔導師とは異なる西の大陸出身の魔法使いの一族の末裔であり、彼らは一人前になるまで「ウィッチ」や「ウィザード」と呼ばれ、個人名を持たないとされている[1]。また、同書においては、一人前になった際に保護者や師匠から本来の名前である真名を与えられるが、言葉に「言霊」が宿るという考えから真名を明かすことは避けられており、対外的に名乗るための偽名も同時に与えられている[1]。
セガ時代
[編集]セガ製作の作品群では『ぷよぷよ7』にてモブキャラクターとして登場した後、『ぷよぷよ!! Puyopuyo 20th anniversary』にてプレイアブルキャラクターとして登場した。 プライドが高い性格や、ドリフの口調、そして「一人前になるまで個人名を持たない」[2]という点など、おおよその点は旧シリーズと同様である。魔法薬の販売で生計を立ててはいるが、薬の効果が実用性のない変わった物ばかりの為に売れ行きは良くない。 加えて、『ぷよぷよクロニクル』では自作の魔法薬を他人で試そうとしているため、同じ世界から来たアルルたちからは警戒されている[3]。 また、『ぷよぷよ!! 20th』では祖母の存在が示唆されている。
セガの作品群では、『ぷよぷよ!!』『eスポーツ』『テトリス2』を除き、全て隠しキャラクターとなっている。 衣装のデザインは『ぷよぷよ〜ん』をベースに、カラーリングをSS版『魔導物語』以前のものに戻したデザインが採用されているが、『クエスト』に登場するみどりウィッチは、『ぷよぷよ〜ん』とほぼ同じデザインになっている。 タイプは「フィーバーで逆転タイプ」である。また、テーマ曲である「Darkness of puyopuyo2」は、「魔導の塔で対戦だよぷよぷよ通〜くらやみ」のアレンジにあたる。
なお、『ぷよぷよ!!クエスト』には『ぷよぷよ〜ん』の衣装を再現した「みどりウィッチ」も登場する。
各作品での活躍
[編集]初出はMSX2版『魔導物語3』であり、「ウイッチ」という名前で、序盤のザコ敵として登場していた。 『アルル漫遊記』(DS13号)では清少納言として登場[4]。『魔導物語〜魔導師の塔〜』(DS16号)では重要人物として登場しているほか、彼女の祖母であるウィッシュも登場している。 『セリリのはっぴーばーすでぃ』(DS18号)では魔導学校の生徒と紹介された。
『コメットサマナー』(DS20号)では主人公を務めた[5]ほか、夢の中ではダークウィッチと対決している。 『ぷよぷよ』シリーズでは対戦相手としてアルルの前に立ちはだかる。 『ぷよぷよ〜ん』のストーリーでは勝利後に仲間になる。また、『ぷよぷよBOX』では、ダークウィッチがごちゃまぜの対戦相手として登場している。
ウィッチを演じた声優・俳優
[編集]他キャラクターと同様に、コンパイル作品群におけるウィッチの担当声優はタイトルや媒体によってばらつきがあり、プロの声優が声を当てている作品もあれば、コンパイル社員が声を当てている作品もある。
セガ作品では初めての登場となる『ぷよぷよ!!』では佐倉薫が声を当てており、同作が声優デビュー作となる[6]。 「ぷよぷよフェスタ2012」において、佐倉は初仕事ということもあり、かなり緊張したと話しており、シリーズのファンが抱くウィッチのイメージを壊さぬよう、スタッフと相談したと振り返っている[7][8]。 一方、ダ・ヴィンチとのインタビューでは、演技にあたり、これまでの作品の声をすべて聞いたうえで、良いと思った点を拾いつつも自分らしさをエッセンスとして取り入れたと話している[6]。また、佐倉はおばあちゃん子という一面が自分と共通していたため、反映しやすかったとも話している[6]。
『ぷよぷよテトリス』、『ぷよぷよeスポーツ』および『ぷよぷよテトリス2』の英語版では、ローレン・ランダが演じており、ウィッチ以外にもリデルの声を当てている[9]。
声優
[編集]- 声:榎本明美 - PCE版『ぷよぷよCD』
- 声:岩男潤子 - 『ぷよぷよ の〜てんSPECIAL』
- 声:吉田古奈美(現・吉田小南美) - PCE版『ぷよぷよCD通』
- 声:野田純子/のだすみ/のだぽん - 『ぷよぷよSUN』、『白熱!ぷよりんぴっく!』、『魔導物語〜魔導師の塔〜』、『わくわくぷよぷよダンジョン』、『魔導RUN』、SS版『魔導物語』、『なぞぷよエディタ』、『みんなでぷよぷよ』、ディスクステーション収録ムービー
- 声:水谷優子 - 『ぷよぷよ〜ん』
- 声:佐倉薫[6] - 『ぷよぷよ!!』、『ぷよぷよ!!クエスト』、『ぷよぷよテトリス』、『ぷよぷよクロニクル』[3]、『ぷよぷよeスポーツ』、『ぷよぷよテトリス2』
- 声: ローレン・ランダ(英)[9] - 『ぷよぷよテトリス』、『ぷよぷよテトリス2』、『ぷよぷよeスポーツ』
俳優
[編集]- 演:高山理衣(現・理衣) - SS版『ぷよぷよ通』テレビCM
反響
[編集]コンパイル時代における反響
[編集]1999年の時点では、コンパイルから自社生産のグッズとしてウィッチのぬいぐるみが発売されていた[10]。 また、ディスクステーション(BOOKタイプ)の収録作によく登場しており、公式ホームページの人気投票ではたびたびトップ20圏内に入っていた。
回 | 対象号 | 結果 | 備考 | 注 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 7号 | - | 登場作品なし | [11] |
第2回 | 8号 | - | アンケートはがきの不備により実施できず | [12] |
第3回 | 9号 | 8位 | 『魔導四五六』にて登場 | [13] |
第4回 | 10号 | - | 登場作品なし | [14] |
第5回 | 11号 | - | 登場作品なし | [15] |
第6回 | 12号 | 12位 | 『魔導物語 はちゃめちゃ期末試験』にて登場 | [16] |
第7回 | 13号 | 3位 | 『アルル漫遊記』ほかにて登場 | [17] |
第8回 | 14号 | 11位 | 『ルルーの鉄拳春休み』に登場 | [18] |
第9回 | 15号 | - | 登場作品なし | [19] |
第10回 | 16号 | 11位 | 『魔導物語 -魔導師の塔-』にて登場 | [20] |
第11回 | 17号 | 1位 | 『白熱 ! ぷよりんぴっく!』にて登場 | [21] |
第12回 | 18号 | 3位 | 『セリリのはっぴーばーすでぃ』にて登場 | [22] |
19号 | 2位 | 『魔導RUN』に登場 | [23] | |
第13回 | 20号 | 1位 | 『コメットサマナー』にて登場 | [24] |
第14回 | 21号 | 4位 | 『なぞぷよエディタ』にて登場 | [25] |
第15回 | 22号 | 1位 | 『魔導対戦はさむんちょ』にて登場 | [26] |
第16回 | 23号 | 1位 | 『ぷよカード』にて登場 | [27] |
第17回 | 24号 | 8位 | 『なぞぷよエディタ』にて登場 | [28] |
第18回 | 24号 | 10位 | 『なぞぷよエディタ』にて登場 | [29] |
第19回 | 25号 | 7位 | 『なぞぷよエディタ』にて登場 | [30] |
セガ時代における反響
[編集]2021年に『ぷよぷよ!!クエスト』8周年を記念して行われた人気投票において、ウィッチは2位にランクインした[31]。
他作品へのゲスト出演
[編集]セガのiOS/Android用アプリ『けものフレンズ3』では、ドラコケンタウロスとともにゲスト出演している[32]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『ぷよぷよ』シリーズの当初は13歳だった。
出典
[編集]- ^ a b c d e 「ウィッチ」,『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』,p.110
- ^ セガ. ぷよぷよ!! 20th. Scene: 「ポポイのまめちしき」.
- ^ a b 株式会社インプレス (2016年11月24日). “「ぷよぷよクロニクル」、中盤登場キャラクターとスキルを公開 「ラフィーナ」、「ユウちゃん&レイくん」などを紹介”. GAME Watch. 2021年12月24日閲覧。
- ^ アルル漫遊記 - ウェイバックマシン(2002年11月22日アーカイブ分)- 2022年1月8日閲覧
- ^ “DS20号掲載ゲーム”. コンパイル. 2000年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月6日閲覧。
- ^ a b c d “「佐倉薫」声優インタビュー&ミニグラビア【声優図鑑】 | アニメ ダ・ヴィンチ”. ダ・ヴィンチニュース (2016年7月20日). 2021年9月7日閲覧。
- ^ “【ぷよぷよフェスタ2012】『ぷよぷよ!!』声優陣が10名も大集合!アルルの役作りのヒミツも明らかに”. インサイド. 2021年12月8日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “シリーズ20周年を記念した「ぷよぷよフェスタ2012」の声優ステージとチャンピオンシップをレポート。プロデューサー/プランナーへのインタビューも掲載”. www.4gamer.net. 2021年12月8日閲覧。
- ^ a b “Lauren Landa”. IMDb. 2021年10月31日閲覧。
- ^ 「キャラクターグッズカタログ その1」,『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』,p.44
- ^ DSキャラコン第1回 - ウェイバックマシン(2000年6月12日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第2回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第3回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第4回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第5回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第6回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第7回 - ウェイバックマシン(2000年6月13日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第8回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第9回 - ウェイバックマシン(2000年2月26日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第10回 - ウェイバックマシン(2000年2月29日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第11回 - ウェイバックマシン(2000年2月29日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第12回(DS18号) - ウェイバックマシン(2000年2月29日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第12回(DS19号) - ウェイバックマシン(2002年12月2日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第13回 - ウェイバックマシン(2002年12月2日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第14回 - ウェイバックマシン(2002年12月13日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第15回 - ウェイバックマシン(2002年10月28日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第16回 - ウェイバックマシン(2002年10月28日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第17回 - ウェイバックマシン(2002年10月28日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第18回 - ウェイバックマシン(2002年10月28日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ DSキャラコン第19回 - ウェイバックマシン(2002年8月27日アーカイブ分) - 2022年1月8日閲覧
- ^ “『ぷよクエ』人気投票の結果や『ラブベリ』『PSO2』『ムシキング』とのコラボが判明。気になるシルエットも”. 電撃オンライン (2021年6月18日). 2021年10月31日閲覧。
- ^ “「けものフレンズ3」ウィッチとドラコケンタウロスが登場!ぷよぷよコラボすてっぷあっぷしょうたいが実施”. Gamer (2021年6月22日). 2021年12月18日閲覧。
参考文献
[編集]- D4エンタープライズ、セガホールディングス『魔導物語ファンブック イラストレーション&アザーズ』復刊ドットコム、2017年10月17日、2-118頁。