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利用者:上田陸

初代司会者を務めた大木こだまさんと問題出題のアシスタントの京塚昌子さん。拳を握っての「アタックチャンス」が決めぜりふだった=ABCテレビ提供

オセロのように25枚のパネルを取り合うことで、解答者はクイズの知識や勝負師のセンスが問われることに。「お手つき」覚悟の早押し競争も、視聴者の目を引き付けた。

そして、パネルを消して終盤の大逆転を可能にするあのルール。「アタックチャンスのもたらす予測不可能でスリリングな展開が、長年の人気を支えてきたのでは」と同番組の秋山利謙プロデューサーは推測する。

一般教養を問うクイズ番組ゆえ、出題に際しては何よりもバランスが重要視される。そのために12人の問題作家が、隔週で30問ずつ自作のクイズを持ち寄り、良問を厳選してきた。

ただ近年は、よりマニアックな知識を問うクイズ番組が台頭。アタック25の視聴率は5~6%台で、ピーク時の24・2%(1979年、関西、ビデオリサーチ調べ)に比べると大幅に下がった。若年層向けのコンテンツ強化へとかじを切る放送業界の流れの中で、視聴者の高齢化やマンネリ化も指摘されており、谷原章介さんの司会としては幕引きを迫られる形となった。

複数台の車が関連した事故があった現場。レッカー作業が行われていた=2021年10月3日午後3時2分、兵庫県加古川市、朝日放送テレビヘリから、白井伸洋撮影

警察は、上田容疑者を酒気帯び運転の現行犯で逮捕した。

上田容疑者の呼気からは、基準値の4倍を超えるアルコールが検出されていて、警察は、くわしい状況を調べている

アタック25は、46年間続く長寿番組。若者のテレビ離れが進み、業界全体が若年層の獲得へとシフトするなか、その司会者を後継に席を譲る形になった。

アタック25の4代目司会のバトンを託されるジャニーズWESTは、重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕、小瀧望の7人組。これに女性初の芳根京子が加わる。

土曜日の深夜に放送中の「リア突WEST」は、2015年の前身の番組からリニューアルを重ねる人気番組。関西ローカルでの放送だが、関西以外でも見たいというファンの声が寄せられていたという。