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利用者:匿名利用者00002/ISP

公共端末利用者[編集]

公共端末とは大別すると都道府県や市町村等の地方公共団体が主宰或いは所有する公共施設に備えられている誰でも自由に利用できる端末=ネット接続可能なパソコンを指す場合と、利用者が特定できない不特定多数の利用者が利用可能な端末を指す場合があります。

前者は運営主体に公共性や公益性があります。具体的には図書館・公民館・児童施設等に供えられているネット接続が可能なパソコンです。運営主体は地方公共団体や教育委員会等が想定できます。

後者の運営主体には公共性がなく、具体的にはネット・カフェや漫画喫茶等を指します。利用者固有の諸般の事由により自宅にネット接続環境がなく、時間当たりの料金を支払ってネット接続してインターネットに掲載されている各種情報やコンテンツを閲覧することができます。

不特定多数と匿名[編集]

ウィキペディアに於ける公共端末の扱いや位置付けは、ウィキペディア側から見て不特定多数の利用者が可能な状態にあるか否かを問題としています。「ウィキペディアから見て」とはウィキペディアが知り得る限界を指します。

前記で大別した二種類の端末利用者は其々の施設を利用する際に何かしらの利用契約を結ぶのが一般的です。具体的には、公共施設であれば事前に身分証明書を提示して利用許可を得る、ネット・カフェのような施設なら身分証明書を提示して会員登録をしたり、現住所や連絡先等を所定書式に記述する等の行為です。

日本語に於ける「不特定多数」とはいわゆる通りすがりの人々を指し、何らかの目的をもって施設や場所を利用する人々を指します。その内訳は老若男女の区別が想定できず身元が明らかでない状況が想定できます。具体的には買い物をしに百貨店に行くお客を思い浮かべると分かり易いかもしれません。百貨店に入店する時には身分証明書の提示を求められることはありません。

ネット接続環境に於いてはこれら不特定多数を匿名利用者と同義として扱います。

その理由を説明する前にネット接続する際の技術的な仕組みを簡単に解説します。ネットには IP と呼ぶ番号があります。日常的な言葉としては端末個々に割り当てられた郵便番号や地名地番等の住所と喩えれば理解の助けになるかもしれません。この IP と呼ぶ番号はネットに接続した端末個々に割り振られます。

現在、主流となっている IP は三桁ごとの番号を四組並べた取り決めがあり、123.123.123.123 のような表わし方をします。IP の大きな括りはドメインと呼ぶグループ分けを行なうことで前述の無味乾燥な 123.123.123.123 のような番号を視覚的に理解し易いように、例えば、国際保健機関の IP である 158.232.12.119 は who.org のような表わし方をします。158.232.12.119 という IP が、国際保健機関を指すかどうかを確認するには、ブラウザのアドレス欄に実際に 158.232.12.119 を入力した結果と、who.org と入力した結果が同じ内容であることから確認できます。

(利用者別に執筆中)