利用者:善積錬太郎/sandbox/e進法
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e 進法とは,あるデータ量を扱うに伴って要求される記憶素子の数が最小となるような,つまり最も効率性の高い記数法である.但し, はネイピア数である.
e 進法が最も経済的な記数法であることの証明
[編集]数を ( )進法で表すとする.
この数一桁を表すのに 個の記憶素子が要求されるので, ( は定数)桁の数を表すのに必要な記憶素子の数 は,
と表せる.
また, 進法で表された 桁の数の情報量 ( は定数, )について,
従って, の情報量を 進法の 桁で表すのに必要な記憶素子の数 は,
ここで,
から, は下に凸の凸関数であるので, を最小にする の値を求めるには, の微分係数が0となるような の値を求めれば良い.
のとき, であるので,
以上より,最も高効率な記数法は 進法である.
e進法の有用性
[編集]であるので,現実的には三進法が最も高効率な自然数の位取り記数法である.
今日、日常で使用される位取り記数法は二進法や十進法、六十進法が一般的だが、これらは、電流を通すか通さないかの2通りの状態を示す半導体の性質や人間の手の指が計10本あること、60が1~6の全ての自然数を約数にもつ高度合成数であること等に由来する。
ここで、人間の手を例にとると、ある指を完全に伸ばした状態を0、関節を少し屈折させ、指をかぎ状に曲げた状態を1、指を完全に曲げ、掌に入れ込んだ状態を2、とおけば、指一本の三状態を基数とした三進法で表せる。
通常の十進法では両手を使っても1~10までしか数え上げることは出来ないが、上記の方法では1~59048までの実に6万通り近くの数を両手を用いて数え上げることが出来る。