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利用者:夢之枕/sandbox/sandbox3

よう

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真位
では、次の間より立ち出て打込みかかり口伝なり。
大當、小當摺なかし
ハンクワイカラメ   師傳
ツリ合立ため口傳
第一の口伝有り、これ倒れたる時、大事の師傳なり。
師傳なり秘
見込の事の間の當り。
電、雁下、水月、明星
暫心眼付
太刀に秘伝有り。抜身にて捕るなり。殺口傳、雁下。
置太刀にして引分け捕る口伝。
無刀別
右手にて右の手首を捕る。
またの間、釣鐘に押し當て捕るなり。
帯はとらず口伝有り。
二様の事、明星口伝
袖車
傳に、袖口上筋を取り手の下に廻し押し上げて捕るなり。
大事の口伝有り。松風の急雨
引き返したる時、左の足を左の脇の下に落とし込むなり。これ即ち巴の堅めなり。
膳越
ハツウタセ
立ち上がり傳授有り、之口伝なり。殺傳なり口伝
車剣
出羽、長太刀の通り。次の間より立ち出るなり。
抜き付けなり、殺傳あり、松風。
傳に曰く、袖車同様に左の足の留め口伝。


梅折枝
変に曰く捕れたる右手を




良移心当流

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流祖は福野七郎右衛門正勝。相撲の名手で、大坂の役後、一時彦根候に仕えたが、ゆえあって浪人し、山城国粟田口に住んだという。柳生宗厳・宗矩に師事して新陰流を学び、その心法をもって「我一通りの得利」として、角見・天地・身当・四季・左右嵐の五つの心持を大事として和の術を工夫し、良移心当和と名づけて、1622年(元和8)の春、その目録1巻を編成して宗矩に献呈している。


押籠必角見 分ツテ捻テ半分
一、敵、頭を我腹に付けて、右手にて我の後帯を取る。我は右より寄って肘を後ろへ押し、敵の左足を我右手にかけて反って勝つ。
(敵が組み付いてきた場合、我右肘で敵を押して後ろに崩し、敵の崩れに乗じて敵左足を右手で取って後ろに倒す。)
ニ、敵、頭を我臍の辺りへ付けて取り、左右の手で帯を取り押しかかる場合。 敵の首筋をかしこまるようにせず居て勝つ。
(たぶん、捨身)
三、敵、向うより抱き上げようとする場合は、我左右の手にて敵の頤に向かって押す。
天地児而賛 下ヲ招ク
一、敵と相かかりを取り合う場合は、頭を腕の下へ、打込む様にして我身を引き捻りて勝つ。
(敵と双方で胸倉を取り合った場合か? 敵の右腕の下へ入り、そのまま我右手と我体で引きながら捻り倒すものと思われる。)
ニ、敵と相かかりの時、敵の出した足を取って後ろへ突き押して勝。
三、敵、左手で我首を取る。敵の掛けた手を頭を傾けて間を空け、右手で腕関節を引き上げて抜ける。敵の肩を押さえて引き下がりて勝つ。
(正面か側面かは不明。たぶん正面からのフロントチョーク。脱した後、逆技で腕を極めているかはよく分からない。)
身右嵐盛勝 フリ不出懸ル
一、敵左手にて我後帯取り右の足を出して投げようとする場合。我は敵の後にあるから、その時左足を屈め身と共に下がって、我頭を敵の胸に付けて後ろへ投げる。
(横捨身か?)
ニ、敵負投に来る場合。左でも右でも背負ってくる方の脇の下を両手にて突きながら身と共に押す。
三、敵向うより抱く場合、我左右の手を上げて廻る。
四季ノ心立居 不登心ヲ近ク
一、敵右手で我後帯を取り、左手で我前帯を取る。我も敵と同じように取り、我肩と敵肩とをあわせて四手となる。この時、あわせた肩をの方へそのまま尻をつき居て引き、少し捻って倒す。
(捨身?)
ニ、敵右亦は左手で打込む。敵の帯への打ち込みを取って、手と共に腰を引き下げて返り捻って勝つ。(左右同じ)
三、敵向より抱き掛かる場合、我は手(又は袖、襟)を取って、引きながら尻をつき居て倒す。
音之嵐天地ノ間不弛 此後左右ノ心 
敵、我胸に頭を付けて左右の手で向より帯を取って押しかかる。敵の耳の穴を我肘で強く打って敵頭を外し(右、左どちらでもよい)、敵の体の捻じれに乗じ敵後帯を取って引き下がって倒す。
  • 居ては、寝てという意味か? 捨身

ほぼ、相撲の技。水早由来の制剛流20手によく似ている。