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利用者:小石川人晃/sandbox17

分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : 真正バラ類I eurosids I
: キントラノオ目 Malpighiales
: ヤナギ科 Salicaceae
: ヤナギ属 Salix
: トカチヤナギ
S. cardiophylla
変種 : 〓 var. urbaniana
学名
Salix cardiophylla Trautv. et C.A.Mey. var. urbaniana (Seemen) Kudô (1922)[1]
シノニム
和名
オオバヤナギ

オオバヤナギ(大葉柳[6]、学名: Salix cardiophylla var. urbaniana)はヤナギ科ヤナギ属の落葉高木。別名、トカチヤナギ[7]。河原の砂礫地などに生える[6]

日本の北海道・本州(中部地方以北、鳥取県大山)のほか[6]、南千島の温帯に分布する[7]。深山の河原に多く見られる[6]

落葉広葉樹高木で、高さは15 - 30メートル (m) 、幹径は25 - 100センチメートル (cm) になる[6]

樹皮は灰黒褐色で縦に裂け、老木では鱗片状に剥がれる[6]。一年枝はつやのある赤褐色で、やや太い[6]。小枝はつけ根から折れやすい[6]。葉は長さ5-30センチメートル (cm) で、若葉は軟毛が密生するが、のちに無毛となる[7]。葉の裏面は粉白色[7]

花期は晩春(5 - 6月)[6]。雌雄異株[7]。新枝の先に尾状花序をつけ、花序軸に短毛がある[7]。雄花には雄蕊が5本つき、基部には蜜腺がある[7]。雌花は子房に短い柄があり、基部に2個の蜜腺がある[7]

冬芽は長卵形で先が尖り、1枚の芽鱗に包まれていて合わせ目が枝側にある[6]。冬芽は葉柄に保護されていた部分は色が淡く、先端部分は色が濃い[6]。枝先に仮頂芽をつけ、側芽は枝にらせん状に互生する。葉痕は冬芽を囲むようなU字形やV字形で、維管束痕は3個つく[6]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽:四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、202頁。ISBN 978-4-416-61438-9 
  • 牧野富太郎 著、邑田仁・米倉浩司 編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 (グミ科~セリ科)』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7