利用者:小石川人晃/sandboxZ

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〓（小赤麻^[1]、学名: Boehmeria spicata）はイラクサ科カラムシ属（ヤブマオ属）の落葉低木。

日本の本州・四国・九州および朝鮮半島、中国の温帯から暖帯にかけて分布し^[2]、山地や平地の林縁などに生える^[1]。

高さは1 - 1.2メートル (m) 、径2センチメートル (cm) ほどで、幹は細く、枝を多く出して叢生する^[1]<ref=name="牧野2013"/>。根元の樹皮は淡褐色で縦に薄く剥がれる^[1]。若い枝は赤褐色で毛がある^[1]。枝先はあまり発達しない^[1]。

葉は長い葉柄をもって対生し、茎と同様に赤みを帯びるが、まれに緑色のものがありアオコアカソと呼んでいる^[2]。

花期は夏から秋^[2]。茎の上部に雄花序がつき、雌花序は下部につく^[2]。花色は緑色、まれに白緑色のものがあり、細かい花を多数つける^[2]。

果期は8-10月^[1]。冬は、枯死した枝が多数残った草にように見える^[1]。冬芽は長卵形で褐色の鱗芽で、多数の芽鱗に包まれており、側芽が枝に対生する^[1]。葉痕はは半円形で、不明瞭な維管束痕が3-5個つく^[1]。葉痕の端同士は筋状につながる^[1]。

参考文献

鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文『樹皮と冬芽：四季を通じて樹木を観察する 431種』誠文堂新光社〈ネイチャーウォチングガイドブック〉、2014年10月10日、153頁。ISBN 978-4-416-61438-9。
牧野富太郎著、邑田仁・米倉浩司編『APG原色牧野植物大図鑑II = APG MAKINO'S ILLUSTRATED FLORA IN COLOUR 2 （グミ科～セリ科）』北隆館、2013年3月25日。ISBN 978-4-8326-0974-7。