利用者:小野和哉
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徳山おどり
[編集]徳山(とくやま)おどりは、岐阜県揖斐郡旧徳山村で伝承されている盆踊りである。近江、越前、美濃など周辺地域からの影響を感じさせる数々の盆踊り唄が伝わっている。徳山村は徳山ダムの建設計画によって、1987年(昭和62年)に廃止され、2008年(平成20年)5月のダム完成で、門入(かどにゅう)など一部地域を残して全村水没となった。しかし、徳山おどり自体は、本巣市など他地域に転居した元住人たちによって、現在も練習会が催され唄い踊られ続けている。離村後は集団移転先の団地での夏祭りなどで徳山おどりが踊られていたが、近年は元住人の高齢化や、騒音問題などによって[1]、盆踊り大会が開催されずにいた。しかし、2018年に東京での徳山おどり愛好者による会が立ち上がったり[2]、2019年に十数年振りに徳山団地で徳山おどりの盆踊り大会が2日間にわたり開催されるなど、復活の機運が高まっている。
脚注
[編集]- ^ “「ふるさと」の記憶つなぐ―― 日本一のダムに沈んだ村で”. Yahoo!ニュース. 2020年11月3日閲覧。
- ^ “ダムに沈んだ盆踊り、都会の若者が継承 旧村民の目に涙:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年11月3日閲覧。