コンテンツにスキップ

利用者:山登 太郎/sandbox

サツマウツノミヤリュウ
生息年代: 中生代白亜紀後期、100 Ma
下顎骨格
鹿児島県立博物館の展示品)
地質時代
中生代白亜紀後期(約1億年前)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
上目 : 鰭竜類 Sauropterygia
: 首長竜目 Plesiosauria
: エラスモサウルス科
Elasmosauridae
: サツマウツノミヤリュウ
和名
サツマウツノミヤリュウ
宇都宮聡

生誕   1969年(54 - 55歳)
     日本の旗 日本 愛媛県
居住   日本の旗 日本 大阪府
国籍   日本の旗 日本
研究分野 古生物学
勤務先  パナソニック
研究機関 大阪市立自然史博物館
     (外来研究員)
出身校  立命館大学(学部)
指導教員 木津川計
出身校  鹿児島大学(大学院)
指導教員 仲谷英夫[1]
主な発見 サツマウツノミヤリュウ
     (2004年 鹿児島)
     シリンゴポーラ・ウツノミヤイ
     (2005年 宮崎)
     肉食恐竜の牙
     (2008年 石川)
     イグアノドン類
     (2009年 鹿児島)
     巨大モササウルス
     (2010年 大阪)
     古代サメ・リソドゥス
     (2010年 愛媛)
     スピノサウルス
     (2018年 和歌山)
     薩摩翼竜
     (2020年 鹿児島)
     クビナガリュウのペリット
     (2021年 鹿児島)
     恐竜のボーンベッド
     (2021年 鹿児島)

サツマムカシウミガメ
生息年代: 中生代白亜紀後期-現代、100 Ma
地質時代
中生代白亜紀後期(約1億年前)
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: カメ目 Testudines
亜目 : 潜頸亜目 Cryptodira
上科 : ウミガメ上科 Chelonioidea
: サツマムカシウミガメ
和名
サツマムカシウミガメ


サツマムカシウミガメは、2020年11月に、化石研究家の宇都宮聡によって、長島町獅子島南西部に分布する白亜紀の地層から骨化石を含む石灰質の団塊(ノジュール)中から骨化石が発見された。[2][3]

その後、東京都市大学の中島保寿准教授による研究の結果、日本(東アジア)最古(約1億年前)のウミガメ化石と判明し、2024年1月26日から開催の日本古生物学会に於いて発表されました。

ウミガメ化石は日本国内では北海道や岩手県久慈市、兵庫県(淡路島)などに分布する白亜紀層から主に発見されていますが、8500万年前よりも古い化石記録はまれであり、約1億年前の地層からの発見は、日本(東アジア)最古の記録となります。この発見は、ウミガメが全世界に分布を広げた過程を探る上において大変重要な発見と言えます。研究チームは今回発見のウミガメ化石に発見地である鹿児島県の旧名薩摩から『サツマムカシウミガメ』という呼称を与えました。  

概要[編集]

  • 愛  称:サツマムカシウミガメ
  • 発見場所:鹿児島県長島町獅子島
  • 地  層:御所浦層群 幣串層
  • 年  代:中生代白亜紀後期(約1億年前)
  • 発 見 者:宇都宮 聡
  • 発 見 日:2020年11月20日                


発見場所[編集]

化石は長島町獅子島南南西部の幣串(へぐし)海岸に分布する白亜紀海成層(約1億年前)の「幣串層」から得られました。宇都宮氏が周辺の地層を調査中、地層表面に骨化石を含むノジュールが露出しているのを発見しました。東京都市大学の中島准教授がCTスキャンおよびクリーニング処理を行って分析した結果、日本(東アジア)最古のウミガメ化石と判明しました。

化石の保存部位[編集]

保存されていた骨の部位は、頸椎の神経弓部分1点(前後長約25mm)、および不完全な左の外腹甲1点(保存されている部分の横幅約42mm)です。これらの骨の大きさから、甲長は70cm程度かそれ以上に達したとみられます。頸椎神経弓では、 1)長い前関節突起と短い後関節突起が発達する、
2)神経棘は発達するが低い、
3)前後長は左右幅より僅かに大きいなどの特徴がみられます。
これらの特徴は、現生のウミガメ科や絶滅したトクソケリスなど、ウミガメ上科の第4頸椎またはその前後の頸椎と一致します。また外腹甲の前方が薄く板状に広がった形状、および隣り合う骨との間で可動性を保持したゆるい結合面は、現生のウミガメ科や、絶滅したウミガメ上科のデスマトケリスのものとよく一致します。


脚注[編集]

  1. ^ 指導教員 仲谷英夫”. GSJ LD 産総研地質調査総合センターの公開する Linked Data. (GSJ LD). 2023年8月11日閲覧。
  2. ^ “東アジア最古となるウミガメの化石 鹿児島 離島の地層から発見”. NHK NEWS WEB (NHK). (2024年1月26日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240126/k10014335611000.html 2024年1月26日閲覧。 
  3. ^ “日本最古のウミガメ化石を発見 会社員化石ハンターは「夢のお告げ」”. 朝日新聞DIGITAL (朝日新聞). (2024年1月26日). https://www.asahi.com/articles/ASS1S5HCJS1QDIFI005.html 2024年1月26日閲覧。 

satsumamukashiumigame
Temporal range:
Early Cretaceous-Holocene, 100–0 Ma
Scientific classification e
Missing taxonomy template (fix): Chelonioidea
  1. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「Rhodin11」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません