利用者:川と沼と森と
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第三文明展
昭和44年(1966年)第1回展-平成10年(1998年)第30回展まで、東京都美術館を中心に開催されたコンクール形式の一般公募展。
洋画、日本画、彫刻、工芸、書の5部門が毎年公募され、約3000点の出品点数の内約300点が選出され、展示された。
大賞グランプリ副賞賞金100万円というのは、発足当時は、公募コンクールとしては、最高額であった。また、各部門最高賞として第三文明賞(30万円)、聖教新聞社賞(20万円)、潮賞(15万円)、奨励賞(5万円)。等の副賞があり、若手芸術家の登竜門としても、話題となった。
開催趣旨:「人間の限りなき英知は、、、、。私たちの提唱する”第三文明”は文化創造の基底に”生命の尊厳”を置き、全人的な広がりをもつ、最高の価値創造であり、人間生命の賛歌を謳いあげた未曽有の新文化として開花するであろうことを確信して止みません。
私たちは、この新しい理念にもとづき、万人共有の新時代にふさわしい芸術の確立をめざし、第三文明展として、世に問うものであります。」
と格調高い。
審査委員には、当時の美術界を代表する評論家、各界の第一人者が委託され、厳正公正な審査に当たった。
代表的審査員名:植村鷹千代、河北倫明、三木多門、田村一男(洋画)、柳原義達(彫刻)、加藤藤九郎(陶芸)、)、小暮青風(書)、帖佐美行(彫金)、等々。